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同じ勝率でもさらに収支アップ!資金の投じ方しだいで利益は伸びる!
更新:2018年04月25日
こんにちは、ミウラです!
トレードに慣れてきて、ある程度勝てるようになってきた!
でも、いまいち収支が改善しない!
そんな悩みを抱えている方はおられないでしょうか?
予想の的中率は同じでも、資金の投じ方で差がついてくるのがバイナリーです!
投資で大きく儲けている人は、とにかく資金管理が徹底しています!(注1)
今回は、同じ勝率でも差がつく、資金の投じ方について考えていきたいと思います。
目次
〇 これまでのおさらい
資金の投じ方については、以前にも個別に解説してきました。
これまで紹介した方法としては、
マーチンゲール法
連勝狙い
逆マーチン
などがあります。
この3つに逆マーチンの改良型を加えた4種類の方法を比較しながら、
どのような場合にどの方法を選択するのかを見ていきましょう。
ミウラの個人的な評価や使用感も書いてみたいと思います。
〇 マーチンゲールによる資金投下
一番最初に紹介したであろう資金投下法が、この
マーチンゲールです。
負けるたびに投下する資金を倍にしていく方法ですね。
どれだけ連敗しても最後に一度勝てば、
それまでの負けぶんを取り戻し利益も出るという夢のような戦術です。
初戦でなかなか勝てない
初心者にもオススメだと書きました。
ただ、
これ以降に紹介する資金投下法と比較すると、
マーチンゲールはどうしても一歩劣ると言わざるを得ません。
この画像では、投下した金額3万5000円に対して、利益は3000円です。
3万5000円を失うリスクを冒したにしては、
利益が小さすぎるというのがミウラの評価です。
初戦で勝てない、勝率が悪いという方にとっては、
収支をプラスに持っていきやすい資金投下法ですが、
投資金額がどんどん大きくなる性質上、
利益の低さの割にリスクはかなり高めです。
トレード1戦目で勝てるようになってくれば、
このマーチンゲール法を使うことは少なくなってくるかもしれません。
ただ、このようなゆるやかな上昇トレンドのとき、
中央の平均線とボリバン下限の二段構えでHighで拾っていく、というような場合には、
依然として効果的な手法ではあります。
こういうやり方なら、2戦目の負けでスパッと撤退できるため、リスクも高くなりません。
マーチンゲール法はメインの手法というよりも、
相場の状況に合わせたピンポイント起用が主になるでしょう。
〇 連勝を狙う場合の資金投下
ミウラ的に
いちばん安定性が高く、オススメなのがこの連勝狙いの方法です。
マーチンは勝てるまでトレードを続ける方法でしたが、
連勝狙いのこの方法は、
負けるまで同じ金額でトレードし続けます。
勝てば勝つほど利益が伸びるのに加え、たとえ負けても損失は最後の1敗分です。
トレード1回目で勝てれば、あとは資金にダメージを与えることなく、利益を伸ばしていけます。
ある程度トレードに慣れ、初戦で勝てるようになってきたら、
この方法をメインにしていくと良いでしょう。
バイナリーだけでなく、投資全般に言えることですが、
「勝てるときに勝っておく」というのは非常に重要なポイントになります。
相場には勝ちにくい相場と勝ちやすい相場がありますから、
簡単なときにはしっかりと利益を重ね、難しいときには手出しをできるだけ控えます。
この
「攻めるべきときは攻める」という姿勢が大事なのです。(
注2)
バイナリーの場合、「ここから上昇が続きそうだな・・・」と感じたら、ガンガンHighで攻めていきたい。
そんなとき、初戦さえ勝てば、ノーリスクで連戦していけるこの方法は真価を発揮します。
〇 逆マーチンによる利益の倍加
この連勝狙いの方法が基本になるのですが、
そこからさらにリスクをとって、利益を引き上げていく資金投下法があります。
それが先日紹介した逆マーチンです。
トレードを続けるというのは先ほどの連勝狙いと同じですが、
1戦ごとに投下する資金を倍にしていきます。
投下する資金が倍になっていくので、得られる利益も倍々に増えていき、
加速度的に利益が膨らんでいく仕組みになっています。
その代償として、負けた場合、これまでの連勝で積み上げた利益は消え、
さらに初期投資の金額ぶんも失うことになります。
資金損失のリスクはありますが、利益率は高く、
この画像では3戦目時点で、投下金額7000円に対し、利益は6300円。
ペイアウト1.9倍きっちりの利益が出ます。
これに対して、最後に4戦目で負けた場合の損失は、
初期投資金額1000円プラスアルファの1700円。
ペイアウト2倍のスプレッド取引なら純粋に損失は1000円です。
損失リスクのある金額に対して、リターンの金額が非常に大きく、
一気に利益を伸ばしたいときに向いています。
ただ、この方法と前述の連勝狙いの方法にはひとつ違いがあります。
それは
引き際を見極める必要があるということ。
連勝狙いの場合、最後に負けても初戦でさえ勝っていれば収支はほぼイーブン、
勝ちが積み上がっていれば利益も出ました。
それに対して、この逆マーチンは最後に負けると利益が吹っ飛び損失が出ます。
どこまでもトレンドに身を任せ、トレードを続ける、という攻め方はできないので注意しましょう。
利益確定のタイミングを自分で測らなければならないぶん、
連勝狙いよりも
さらに上級者向けの戦法といえるでしょう。
〇 損失が出ない逆マーチン法
少なめとはいえ損失を出してしまうのが逆マーチン法の欠点です。
そこでちょっと工夫をして、最後に負けても損失を出さない手法にアレンジすることもできます。
先ほどの資金の投下方法との違いがおわかりでしょうか?
一番下(1戦目)とその上(2戦目)の投資金額に注目してみてください。
同じ金額になっていますね。
逆マーチン法では2戦目からすぐに金額を倍にしていましたが、
このやり方では
1戦目、2戦目は同じ金額を投下。
3戦目から金額を倍にする、という方法をとっています。
このことにより、最後に負けてしまった場合も損失をほぼゼロに抑え込むことができます。
この画像では最後まで勝ってしまっているので、最後の4戦目を負けたと仮定してみます。
購入金額は4万円、それに対してペイアウトは3万8000円です。
損失は2000円で、ペイアウト率が2倍に届かないぶんの差だけが損失となります。
ペイアウト2倍のスプレッド取引なら、損失はゼロになります。
最後まで勝てた場合、利益は3万6000円。
初戦での負けで発生する損失が5000円ですから、
このリスクに対してはるかに高いリターンを得られたことになります。
出足がもたつく感じはありますが、
ローリスクハイリターンを実現できる面白い手法だとミウラは考えています。
〇 資金管理は個人トレーダーの見せ場
最後に紹介した逆マーチン改良型は、
1戦目、2戦目を連勝狙い、3戦目以降を逆マーチン
というように組み合わせた手法ということもできます。
このように投下する資金を自由にコントロールできるのは、
個人トレーダーの強みです。(
注3)
普段は連勝狙いでトレードし、ここというときの逆マーチンで攻め、
相場が読みにくいときはマーチンを使うなど、
資金を自在に操って、利益をさらに高めていきましょう。
■■■■脚注■■■■
(注1)株式投資で成果を出すために重要なこととは?(楽天証券)
(注2)筆者の資金管理の根本的考え方(楽天証券)
(注3)資金管理は個人投資家にのみ与えられた非常に大きな特権(楽天証券)