負けパターンはたったひとつ！それさえ避ければ勝率100%！？

更新：2018年08月13日

こんにちは、ミウラです！

前回、3戦から5戦までに限定してトレードを行う方法を紹介しました！

マーチンゲールの粘り強さと

逆マーチンの利益率の高さをうまく組み合わせた方法なのですが、

トレードする回数が3回から5回ときっちり決まっているので、

他のトレード法とはちょっと違った分析をすることができます！

その分析とは、勝ちパターンではなく、負けパターンの分析。

実は、このトレード法の負けパターンはひとつしかありません。

なので、それさえ回避してしまえば、勝率が100%になるということです。

勝率100%ということは、つまり必勝法。

本当にバイナリーに必勝法は存在するのか？

今回は、負けパターンの分析を通じて、勝率100%へと至る道を検証してみましょう。

目次

• マーチン×逆マーチンのおさらい
• 5戦限定法の負けパターン
• いかに3連続陽線（陰線）を回避するか
• ダイバージェンスも危険なサイン
• 負けパターンは損失が大きい

〇　マーチン×逆マーチンのおさらい

とりあえず、前回紹介したマーチン×逆マーチンのトレード法をおさらいしてみましょう。

トレードルールは、


1.勝っても負けても投資金額を倍にしていく

2.3戦目から5戦目のいずれかで勝てば、そこでトレード終了

3.5戦目で負けた場合もそこでトレード終了


というものでした。



これは1戦目で勝ち、2戦目で負け、3戦目で勝って、トレード終了のパターンですね。

2戦目の負けを3戦目のマーチンでリカバリーしています。

このように、この5戦限定法の勝ちパターンは、

3戦目で勝つ、4戦目で勝つ、5戦目で勝つ、

の3パターンあるわけです。

利益もその過程でとれだけ勝っているかでさまざまに変動します。

〇　5戦限定法の負けパターン

勝ちパターン3種に対して、負けパターンは一つしかありません。

3戦目、4戦目、5戦目を3連敗する、というパターンです。

言い換えると、上昇トレンド（Highで購入）中に陰線が3連続する、

または、下降トレンド（Lowで購入）中に陰線が3連続する、

そして、それが3戦目、4戦目、5戦目に当てはまってしまう、

この条件が揃ったとき、はじめて負けが確定することになります。

それを踏まえて、次の画像を見てください。



下降トレンドでLowで連続購入している場面です。

陽線の部分が負けになる箇所ですね。

MACDがゴールデンクロスして、上昇トレンドに転換するまで、（注1）

3連続してる陽線はありません。

つまりこのパートでトレードすれば、どこで入っても全部勝ちになります。

微妙に陽線が混じる稼ぎにくいチャートも、5戦限定法ではおいしい場面になるのです。

こんなシチュエーションはかなり多く、

そこで完璧に勝っていけるのがこの5戦限定法の強みですね。



次は冷や汗の出そうなチャートになります。

MACDデッドクロスで下降トレンド開始、（注2）

MACDゴールデンクロスで上昇トレンドに転換するまでの、Low攻めの場面です。



陽線は負けになるのですが、陽線が3連続以上する場面が2つもあります。

運良くズレれば勝てますが、

3戦目、4戦目、5戦目にこの陽線がぴったり合ってしまうと大惨事です。

特に2つ目は4連続ですから、ズレでセーフになる可能性も低くなります。

これをいかに避けるか、というのが、この5戦限定法の核心部分になります。

〇　いかに3連続陽線（陰線）を回避するか

まず、2つ目の4連続陰線ですが、

そのあとすぐにMACDがゴールデンクロスし、

上昇トレンドに回帰しているところから見てもわかるように、

トレンド終盤には負けパターンが出現しやすいです。

トレンドが長期間、継続している場合は、

負けパターンが出やすいので警戒してトレードを止める

というのが基本的な姿勢になります。

ただ、どこでトレンド転換するのかを事前に知ることは難しい。

そこで、ヒントになるのは、やはり、ボリンジャーバンドとシグナルです。



ボリンジャーバンド（5分線、±2σ）、が

シグナルの25分線（水色）、200分線（赤）を下に抜き去れば、

それは下落がいったん落ち着く、というサインでした。

下げトレンドのなかに陽線が3連続以上している場面では、

両方ともこのサインが出ています。

よって、

ボリンジャーバンドとシグナルのクロスが出ている、または出そうな場面は危険、

ということですね。

こんなときはチャートの方向性が決まるまで、

ローソク1本か2本、トレードを中断するというのも手です。

これにより意図的にズレを発生させ、3戦目～5戦目に陽線3連続を踏まないようにします。

特に200分線（赤）との絡みでは、

トレンドに対する反発が強くなりがちなので警戒しましょう。

〇　ダイバージェンスも危険なサイン

MACDをはじめとしたインジケータとローソク足の比較で、

ダイバージェンスという現象があります。

MACDのトレンドとローソク足のトレンドが逆方向になる現象で、

これが出現すると、

MACDのトレンドの通りにローソク足のほうもトレンド転換する、というものです。（注3）



画像では、ローソク足は安値を切り下げているのに、MACDは切り上がっていますね。

これが逆行現象、ダイバージェンスです。

一般的に、相場の大底や天井を示すとされており、このあと、チャートは上昇するのですが、

これが出るときはMACDのゴールデンクロス、デッドクロスは一時的にだましになりやすく、

3連続以上するトレンド逆行の陽線、陰線が出やすいです。

逆行現象が起きるということは、底値や天井で揉み合っているということであり、

見かけのトレンドに対して、反対方向のローソク足が出現しやすいからだと思われます。

この画像では、4連続陽線のあとにダイバージェンスが出てしまっており、

事前の警告として機能はしていないのですが、

相場が荒れ気味であるということを知っておくことで、その後を警戒することは可能でしょう。

〇　負けパターンは損失が大きい

負けパターンを踏んでしまうことはそれほど多くありません。

が、問題はその損失の大きさです。

3戦目、4戦目、5戦目と金額が膨れ上がる状況で全敗してしまうので、

大損害になってしまいます。

多少の勝ちをまとめてふっ飛ばしてしまう威力があるので、

ある程度勝ちをスルーしてでも、この負けパターンは回避するようにしましょう。

負けなければ100%勝つ、

このことを胸に刻んで、無理をしないことが大切です。

■■■■脚注■■■■

（注1）MACD（マネーパートナーズ）
（注2）MACDの利用方法（FXブロードネット）
（注3）ダイバージェンス（FXブロードネット）