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エントリー待ちの時間がつらい・・・、そんな人向けのリスク回避法!

更新:2018年08月25日

こんにちは、ミウラです!

前回はもっとも安全なエントリー方法をご紹介しました!

あれさえやっておけばまず間違いない・・・のですが、

待ち時間がかなり長くなります!



特にこんなチャートの場合、まったく手が出せませんね・・・

25分線(青線)、200分線(赤線)と並走するようにローソク足が推移しており、

ちょっと動くだけでもボリンジャーバンドがこれらのシグナルと接触してしまいます。

ボリンジャーバンドとシグナルの接触は、逆方向への力がはたらくサインですから、

3連敗する可能性があり、トレードを控えなければなりません。


せっかくMACDでエントリーのサインが出ても、手を出せないのです。

そこで今回は、こういったやりにくい場面でも、

3連敗のリスクを回避しつつ、

エントリーできる方法
をご紹介します。

前回の最後でちょろっと触れていたやつですね。

ちょっと上級者向けなので、トレードに慣れてきたら試してみてください。


目次

〇 リスクの回避方法

3連敗のリスクがある場面で、それをどう回避するか。

その考え方を画像を使ってご説明しましょう。



MACDで下げトレンドのサインが出現。

Lowで買う場面です。

番号を振ってあるのが1戦目から5戦目にあたるローソク足ですね。

3、4、5と陽線になっており、このパターンあてはまると3連敗を食らってしまいます。

上には陽線が出る可能性が高いことを示すサイン、

ボリンジャーバンドとシグナルのクロスがあります。

これをどうやって回避するか。

それはローソク足1本分、トレードをしないで待つ、ということです。

単純ですね。



このように、3戦目のタイミングで1戦お休みし、その次からトレードを再開することで、

最後の5戦目が勝ちになります。

トレンドの特に前半では4連敗はめったにないので、

1戦をスルーするだけで3連敗を回避できるのです。

〇 スルーの目安

では、どのタイミングでトレードをスルーするかですが、ここがコツになります。



大原則は、このボリンジャーバンドとシグナル(25分線、200分線)のクロスです。

これが近くなった、もしくは出現したら、そこでいったんトレードを止めます。

そして、逆方向のローソク足(この場合は陽線)が出るのを待ちます。

陽線が1本出たらそこからトレードを再開。

そうすることで、このあと2敗してしまいますが、最後に1勝して勝って終われます。

〇 スルーは1戦とは限らない

いまのケースでは、

すぐに陽線が出たので1戦だけのスルーですぐにトレードを再開できました。

しかし、実際には、陽線がすぐに出ず、陰線が続く場合もあります。

この場合は陽線が出るまで我慢です。

1本でも陽線が出たら、そこからトレードを再開してください。

この場合は陽線が出るまで何戦かをスルーすることになります。

〇 実践例

では、実際にこのやり方でトレードしてみましょう。



初戦からいきなりスルー案件です。

ちょうどMACDのゴールデンクロスが出たので上昇トレンド開始、(注1

Highでエントリーする場面なのですが、

ボリンジャーバンドの下限バンドが200分線(赤線)を上に抜いています。

これは陰線が出やすいというサインですから、

初戦からエントリーを控え、陰線を1本待ちます。




陰線が1本出たのでそこからHighでエントリー開始、1分毎に買っていきます。

1戦目は十字線ですが負け、2戦目は勝ちでした。

まだ2戦なのでエントリーは続行。

しかし、ボリンジャーバンドの下限バンドが25分線(青線)を上に抜いています。

これはまた陰線が出やすくなるというサインです。

したがって、3戦目はエントリーせず、再び陰線を待ちます。



ここからはちょっとイレギュラーなことをしてしまったので、慣れてからにしてください。

スルー1本目は陽線でした。

本来なら陰線が出るまで次も待機なのですが、

ボリンジャーバンドが青線を下に抜いています。

これは上昇圧力を高める(陽線が出やすくなる)というサインです。

これを見て、陰線を待たずにHighでのエントリーを再開することにしました。



しかし、この小細工が裏目に・・・

3戦目に十字線に近い陰線が出てしまい負け。

基本に忠実に陰線を待つべきでした。

さいわい、4戦目で大陽線が出て勝ち、4戦目で勝ったのでここで終了です。

この大上昇で、MACDはシグナルもともにゼロラインを突破し、

さらに上昇トレンドを強く示しています。(注2

これはトレンドの過熱を意味し、反転の可能性があるため、

トレードはここでいったん打ち止めにします。



待機が長すぎて1戦目の結果が流れていまいましたが、終わってみればこんな感じ。

4戦でプラス2万ですね。

終わってみれば、3連敗する場面ではなかったのでリスク回避は必要なかったのですが、

回避行動を行ってもきちんと勝てています。

手を出しにくい場面でもエントリーしていけるというのは、エントリー待ちが減るので有用です。

〇 問題点もあり

このリスク回避法、

エントリー待ちのストレスが減り、時間あたりの利益率も改善してくれるのですが、

いくつか問題点もあります。

例えば、3戦目で負けがついたあとにトレード待機のサインが出たケース。

ローソク1本分を待機することで負けをひとつ回避できますが、

そのあとにも2連敗する可能性はあり、

これにあてはまると結果的に3連敗で大損害
です。

また、待機のサインが出たあと、先ほどの実践例でやったように、

チャートの形状を見てエントリーを再開する、という選択肢もあります。

先の例では失敗でしたが、いつまで経っても陽線待ちで陽線が出ず、

そのうちトレンドが変わってしまった、というケースもないわけではないので、

有力なやり方のひとつにはなっています。

どのやり方を選ぶかも課題になってきます。

このように、このリスク回避法はこれまでのトレードルールを改変した結果、

想定外の負け方を生む場合があります。

こうしたリスクをきちんと想定してから実戦投入しなければいけないぶん、

上級者向け、
としたわけですね。

けっこう奥が深いやり方なので、自分でいろんなパターンを試してみてください。

■■■■脚注■■■■

(注1)>MACDの使い方(じぶん銀行)
(注2)>活用法 売買ポイント②(マネックス証券)

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