ローソク足単体の強弱がわかる平均足！今後の突破口となるか？

更新：2018年11月28日

こんにちは、ミウラです！

連続トレードに挟まる負けをなんとかしたい！

これさえなければボロ儲けのはず・・・

なんてことをずっと考えているのですが、

なかなか負けを回避する方法というのはないものですね！

あと一歩、先に進めれば完全無欠の攻略法になるのに

そこにどうしても届かない歯がゆさを感じています。

ただ、最近、ひとつ大きな可能性を見つけたので、今回はそれを紹介します。

連続トレードだけでなく、5戦限定法への応用もできそうなので、

今後の突破口になるかもしれない方法です。

目次

• 連続トレードの新たな可能性とは
• 平均足とは
• 通常の平均足の読み方
• 実際の平均足の使い方
• 平均足の利点
• ローソク単体の強さがよりわかりやすくなる

〇　連続トレードの新たな可能性とは

連続トレードの間に挟まる負けが厄介なのは、

トレンド中にトレンドとは反対のローソクが出現するという点です。

トレンド系やオシレータ系の指標では、大きなトレンドの流れは判断できても、

トレンド中にたまに出現する逆向きの力を探知することはできません。

したがって、これまでは酒田五法やボリンジャーバンドのシグナルなど、

チャートの形状から判断をしてきたわけです。

しかし、これらの方法にも限界がありました。

そこで、大きなトレンドの流れの中、

さらに細かい上下への力の強さがわかる指標を探し求めたわけですね。

その結果、見つけたのが・・・

平均足という指標です。

割と有名なインジケータなので知っている方も多いでしょう。

これは日本由来の指標で、海外でも平均足と呼ばれています。

なぜか表記はヘイケンアシになっていますが・・・

この平均足をこれまでの方法に取り入れてトレードをする、ということになります。

〇　平均足とは

平均足とは、ローソク足のカスタムバージョンと考えてもらって構いません。

通常のローソク足は、ヒゲの先端が最高値と最安値、

本体の上端と下端が始値と終値になっています。

それに対して、平均足はヒゲは同じなのですが、本体の上端と下端が異なります。

始値の部分は、前のローソク足の始値と終値の平均、

終値の部分は、今のローソク足の始値、高値、安値、終値の平均で決定されます。（注1）

この性質から、通常のローソク足よりもローソクの色が変化しづらいです。

つまり、陽線が一定期間続きやすく、そこから陰線になると、また陰線が続きやすいです。

これにより、ローソク足の色を見て、ひと目でトレンドを判断しやすいというメリットがあります。（注2）

この平均足の画像を見て、「知っている平均足と違う」と思った方もおられるかもしれませんね。

実は、ほとんどの平均足は表示させてもローソク足との置き換えになり、

ローソク足が見れないというデメリットがあります。

しかし、MT4の平均足はローソク足と同時に表示できます。

これはローソク足の色で勝敗を読む連続トレードには必須条件です。

このことも平均足を採用した理由のひとつですね。

従来のローソク足と判別しやすいように、陽線はゴールド、陰線は赤で表示しています。

〇　通常の平均足の読み方

色でトレンドを判断しやすいと書きましたが、平均足採用の理由はそこではありません。

平均足にはもうひとつ重要な特徴があります。

平均足のヒゲは、長ければ長いほど強いトレンドを示す、という特徴です。（注3）

この画像では、ゴールドの陽線に長い上ヒゲがついています。

つまり、この部分にはとても強い上昇の力が働いている、ということです。

これは通常のローソク足とは真逆の解釈になりますね。

通常のローソク足の場合、長い上ヒゲは上げようとしたが押し返された、という意味になるからです。

平均足の場合、長いヒゲが向く方向に強い力が働いている、と解釈します。

〇　実際の平均足の使い方

しかし、先ほどの画像で見てもわかるように、

長い上ヒゲは、その部分では強い上昇を示しますが、

その後の動きまで保証するものではありません。

むしろ、画像では、長い上ヒゲ陽線のあと、チャートは下落していますね。

ここに有効なヒントがあります。

平均足が強い上昇を示した後は、逆向きの力が働きやすくなる、ということです。

前回も連勝のあとに連敗がある、と書きましたが、それに近い考え方です。

上がりすぎれば、下がる力が働くのは当然です。

同じことが平均足でも言えるのです。

この平均足の上ヒゲ陽線の手前に長い下ヒゲ陰線がありますが、

そのあとも下落ではなく、上昇の動きになっています。

平均足のヒゲが強いトレンドを示した後は、逆向きの力が作用しやすくなる、

このように覚えておくとよいでしょう。

〇　平均足の利点

ミウラが平均足を採用する最大の理由は、

そのローソク足一本だけのトレンドの強さを正確に示してくれるからです。

トレンドの流れを示してくれる指標はいくつもありますが、

ローソク単体の強弱を示す指標はそう多くありません。

この画像は上昇トレンド開始直後のものですが、

平均足で強い上昇を示す上ヒゲ陽線のあと、ローソク足の陰線が出ています。

平均足の上ヒゲ陽線を見て、次は陰線が来るかもしれない、と事前に予測がつくわけです。

上昇の流れのなかでも逆向きの陰線の出現を事前に察知できるため、

連続トレードに挟まる負けを予測して回避することができるのです。

実際に陰線を予測して、トレードをローソク一本ぶん遅らせて勝った場面です。

ギリギリではありますが、その前の負け確定の陰線は回避できています。

〇　ローソク単体の強さがよりわかりやすくなる

これまでローソク足単体の強弱は、陽線や陰線の長さで図るしかありませんでしたが、

平均足を使えば、ヒゲの長さによって、より正確なトレンドの強弱を判別できます。

これはかなり応用のきく指標なので、これまで行ってきた手法に組み込むと、

おおいに役立ってくれることでしょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）平均足とは（みんかぶFX）
（注2）平均足（FXブロードネット）
（注3）平均足・ＤＭＩ（外為オンライン）