フィボナッチをMT4に表示させて、さらっと使えるようになろう

更新：2020年03月19日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

数学っぽい名前のために苦手意識を持つ人も多いフィボナッチ系のライン！

使い方も意味もわかれば単純なので、ここで一気に使いこなせるようになっておきましょう！

今回はフィボナッチ・リトレースメントの意味と使いかたです。

ハイローオーストラリアでもよく使うテクニカルですよ(^^)/

目次

• フィボナッチ・リトレースメントについてさらっと解説します
• MT4でのフィボナッチ・リトレースメント出し方！
• MT4で引いてみよう！やればできます！
• 引けたら観察！これでもう得意なテクニカルになりました
• フィボナッチ・リトレースメント使い方の基礎
• 奥深いフィボナッチ数列の世界

〇　フィボナッチ・リトレースメントについてさらっと解説します

フィボナッチ・リトレースメントは主に「過去のチャート」に注目するものです。

で、これを描くときに使っている「数」が「フィボナッチ数列」です。

フィボナッチ数列は、1、2、3、5、8、…と並ぶ数の列で、前の2つの数字を足したものが最新の数字になります。

昔発見されて、自然界でもみられる神秘的な数列です。

有名なのはひまわりの種の並び方やアンモナイトの殻の比率ですね。

この不思議な数列をチャートに当てはめると、

相場が転換するポイントなど重要な場所になぜか重なることが多いのでトレーダーによく使われているのです。

※フィボナッチとは （注1）

〇　MT4でのフィボナッチ・リトレースメント出し方！

フィボナッチ・リトレースメントのMT4での出し方です。

上のメニューに図のような小さな「F」の文字が書かれたボタンがありますので、

それをクリックすると複数本の水平なラインが出てきます。

これが「フィボナッチ・リトレースメント」です。

※フィボナッチ・リトレースメント （注2）

〇　MT4で引いてみよう！やればできます！

MT4で小さな四角をクリックしていろいろと動かしてみましょう。

基本は、目立つ高値と安値で■を止めれば描けるので、それでOKです。

最初は、思いどおりに描けないこともありますが、2～3回やってみればすぐにできるようになります!(^^)!

過去のチャートに重ねるには、下側（チャートの安値側）の四角を先に動かして、安値に合わせるとうまくいきます。

※安値とは （注3）

〇　引けたら観察！これでもう得意なテクニカルになりました

苦手な場合も、しばらく観察しているとだんだん親しみが湧いてきます。（たぶん）

ラインの右側に数値があって、0.0、23.6、と続いています。

そしてこのラインが、レジスタンスライン、サポートライン、などと同じように使えるのです。

（相場とは関係なさそうな数字なのに使えてしまうのは、ほんとうに不思議です）

また、チャートを縮小してみると、下のほうにもずーっとラインが引かれているのがわかります。

この下のほうは無意味に思えますが、あとあと下値の目安として使うことができます。

※レジスタンスライン、サポートライン （注4）


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※ラインの使い方のわからない方は、

「ハイローオーストラリアのライントレードというのは何を指す？」

こちらの記事もチェックしてください。
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〇　フィボナッチ・リトレースメント使い方の基礎

過去の高値と安値に合わせて引いたフィボナッチ・リトレースメントですが、未来の予測に使えます。

絶対そうなるわけではないのですが、なぜかフィボナッチ・リトレースメントのラインで価格が止まったりするのです。

上の図で、赤い枠で囲ったところを見てください。

すべてフィボナッチ・リトレースメントのところで価格がいったん止められています。

ということは、次もどこかで止まるかもしれないなどと考えてトレードすることができるのです！

〇　奥深いフィボナッチ数列の世界

ほんとうにざっくりとですが、フィボナッチ・リトレースメントについてお話ししました。

もちろん、必ずラインで価格が止まるとは限らず、読み方は練習する必要があります。

また、このフィボナッチ・リトレースメントで使っている数字は単純な足し算ではなくフィボナッチ数列を加工したもので、

「黄金比」と呼ばれるものです。

美しさを感じさせる比率として有名ですね。

黄金比はエリオット波動論のヒントにもなっているので、トレーダーにとってはとても大切なものです。

次回はハイローオーストラリアでのトレードに使ってみます。

「価格がフィボナッチ・リトレースメントで止まるのか？それとも無視してしまうのか？」というのも

判断できるようになりましょう！


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※フィボナッチ全般についても記事をまとめています。

「5 種類のフィボナッチラインを一気にまとめます」

「フィボナッチ・リトレースメントでハイローオーストラリアしてみる！」

参考にしてください。
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■■■■脚注■■■■

（注1）フィボナッチ（ふぃぼなっち）（野村證券）
（注2）フィボナッチリトレースメント（ヒロセ通商）
（注3）安値　（やすね）（SMBC日興証券）
（注4）サポートライン・レジスタンスラインとは（みんかぶFX）