MACDとRSIで見るトレンドのループ！そこからわかる安全区間とは？

更新：2019年03月25日

こんにちは、ミウラです！

この数回、RSIを導入したトレードを取り扱っていますが、

MACDその他のインジケータも併用しているので、慣れていないと少し混乱するかもしれません！

そこで今回は、時系列順にどのような順番でトレードのサインが出現していくのかを確認したいと思います。

もっとも低リスクでトレードできる区間も紹介しますので、

堅実にコツコツと利益を積んでいきたい人は必見です。

目次

• MACDとRSIのサイン
• RSIの70ライン突破
• MACDのデッドクロス
• RSIの30ライン割れ
• MACDシグナルの0ライン通過
• ローソク足のチャートについて
• もっとも安全なトレード区間

〇　MACDとRSIのサイン

バイナリーオプションのトレードにおいて、エントリー基準のメインとなるのは、MACDとRSIです。

MACDとRSIのチャートを同時に並べて、サインの出現を順に追っていきましょう。

これは下落が開始して、その下落が一段落するまでのチャートを示したものです。

バイナリーであれば、lowでの連続トレード、もしくは5戦限定法で挑む場面ですね。

注目すべきはこれらの①～④のサインです。

このサインはすべて、下げトレンドの開始および終了を予測する手がかりとなります。

〇　RSIの70ライン突破

まず、ほとんどのケースで最初に出現するのは、RSIの70ライン突破というサインです。

RSIが70を超えたということは、買われすぎということ。

そろそろ反転して下落するのではないか、という前兆となります。

（※注1）相対力指数（RSI）　（野村證券）（注1）

ただ、すぐに反転が始まるというサインではないので、ここではまだ、原則としてエントリーは行いません。

この画像でも、落ち始めるのはずいぶん後になっていますね。

下落の開始に対して心の準備を始めるという程度のサインになります。

〇 MACDのデッドクロス

その次、②番目にくるサインがエントリーの本命となります。

MACDのデッドクロスです。

MACDがMACDシグナルを下に抜き去る（デッドクロス）と

下降トレンド開始の有力なサインとなります。

（※注2）第十三講：MACD　（FXプライムbyGMO）（注2）

このサインは早すぎず、遅すぎず、とても信頼性の高いエントリーサインです。

lowでエントリーするなら、ここを起点にするのがよいでしょう。

これまでのトレードでも、ここがエントリーのメインになっています。

〇　RSIの30ライン割れ

その次、③番目にやってくるのがRSIの30ライン割れです。

RSIは30を割り込むと売られすぎの水準と判断されます。

そこで買いが入り始めるため、反転上昇の可能性が生まれるタイミングです。

（※注3）1. 基本の見方　（FXTF）（注3）

ここからは反対方向の動きが加わりやすくなるため、陽線が出現しやすくなります。

lowでエントリーしていると負けも混じりやすくなり、

もし、トレンド転換が起こると連敗する可能性も生じます。

安全第一でいくなら、RSIの30割れでトレードをストップするのがベストです。

ただ、下落が継続することも多いので、強気で攻める場合はトレードを継続するという選択肢もあります。

〇　MACDシグナルの0ライン通過

RSIの30割れに続いて、④番目にやってくるのが、MACDシグナルの0ライン通過です。

MACDシグナルの0ライン通過は、本来は下落トレンドの継続を意味します。

（※注4）　２．MACD,シグナルとゼロラインの交差　（FXブロードネット）（注4）

ですが、下落トレンドは後半に差し掛かっており、そろそろ反転の雰囲気が高まってくる場面でもあります。

RSIの30割れのときよりもさらに陽線が出やすくなり、上昇トレンド転換への可能性も高まります。

lowで攻めているならば、ここでトレードを切り上げるのがセオリーでしょう。

なお、さまざまな工夫を凝らせば、さらにここからlow攻めを展開することも可能です。

ただ、経験や慣れも必要で上級者向けトレードになりますね。

なお、最後にMACDがゴールデンクロスすれば、下落トレンドは完全終了、

上昇トレンドへの転換が確定します。

が、ここまでlow攻めで引っ張ると負けが多くつくため、

それ以前のどこかでトレードをストップすることが重要です。

〇　ローソク足のチャートについて

では、MACDとRSIのサインが出現した位置を、ローソク足チャートで確認しましょう。

①は、RSIが70を超えたところでした。

いくら買われすぎとはいっても、まだしばらく上昇は続いています。

そこですぐにlowで入ってはいけないことがわかりますね。

②はMACDのデッドクロス。

このあたりから本格的に下落が始まっています。

信頼性の高さがうかがえます。

③はRSIの30割れ。

下げきってはいませんが、そのあとが底になっており、

下落の終了を予測するにはまずまずの精度といえます。

④がMACDシグナルの0ライン通過。

このあたりだと、もう完全に下げ止まり、陽線も混じっています。

この①から④が、トレンドの典型的なパターンです。

ここから上昇に転じて、また同じパターンが繰り返されループしていく、

というのが、チャートの基本的な動きになりますね。

〇　もっとも安全なトレード区間

この①から④の区間のなかで、一番安全にトレードできるのが②から③の部分です。

今回の画像では、6戦して5勝1敗という、なかなかの成績になっています。

この②から③の区間のみに絞って、リスクの低い連続トレードを繰り返せば、

大きな損害を受けることはほとんどありません。

勝ち負け半々、というようなパターンも混ざりますが、

連続トレードであれば、損失がほとんど出ないので安心です。

手堅く稼ぎたいという人は、

この②～③の区間のみ連続トレードで入るようにしましょう。

利益は少なめですが、確実に利益を重ねていくことができるでしょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）相対力指数（RSI）（そうたいりょくしすう（あーるえすあい））（野村證券）
（注2）第十三講：MACD（FXプライムbyGMO）　
（注3）RSI　（FXTF）　
（注4）MACD（FXブロードネット）