ADXでトレンド判断をしてハイローオーストラリア

更新：2020年02月07日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

前回、ADXというオシレーターの基本をお話しました！

今回はトレンド判断の基準のラインを付けてもっと積極的にトレードに生かす方法です！

トレンドを見極めてハイローオーストラリアをするチャンスを逃さないようにしましょう(#^.^#)。

目次

• ADXのトレンド判断をするためのラインを引く
• ADXの設定を変える方法
• ADXの色や点線を変える
• ADXの詳細なトレンド判断方法
• ADXをハイローオーストラリアに使うには
• 50近くになったらいったんやめます

〇　ADXのトレンド判断をするためのラインを引く

前回、ADXはトレンドのあるときを教えてくれるという説明をしましたが、

「どのくらい上に行ったらトレンドがあるってことなの？」と思ってしまいますね。

このADXを作ったワイルダーさんのルールのとおりにMT4とMT5を設定すれば、

トレンドのあるなしが一目でわかるようになります。

以下がそのルールになります。

・ADXが25より上ならトレンドが発生している

上のメニューにある「-」のマークをクリックするとラインを引くモードになります。

いつもチャートにラインをひくように、ADXのところに引きましょう。

ここで少し困ることがあります。

なぜかMT5もMT4も、ぴったりの「25」で止まりません。

なので仕方なく「25.04」みたいな近いところで止めてラインを描いておきます。

※オシレーター （注1）
※ADX （注2）

〇　ADXの設定を変える方法

次は、点線が見づらいという人のために実線に変更する方法です。

チャートの上のどこでもいいので右クリックするとメニューが出るので、それぞれ以下を選びます。

MT4「表示中のインディケータ」
MT5「インディケータリスト」

次のウィンドウで「Average Directional Movement Index」

または「ADX」を選び「編集」をクリックするといろいろな設定ができます。

〇　ADXの色や点線を変える

「編集」ウィンドウで色やパラメータを変更できます。

ADXは赤の実践で、「パラメータ」のタブで設定します。

+DIと-DIは「色の設定」タブから実線に変更できます。

点線が表示されているところをクリックするといろんな線が選べるようになっていますよ(^^)/

最後に「OK」を押せばチャートに反映されます。

※ウィンドウとは （注3）

〇　ADXの詳細なトレンド判断方法

この上の図では、ADXをちょっと太くしてみました。

最初にポンド／円（GBPJPY）の1時間足を見ましょう。

ADXはトレンドのあるなしを教えてくれるのですが、最初に引いた「25」のラインが境になります。

・ADXが25より上にあればトレンドがある（上昇、下降共に）
・ADXが25より下ならレンジ相場

以上のように判断します。

図では、チャートの最高値に〇を描きました。

ここまでは上昇トレンドだったのですが〇の位置でADXも頂点になり、だんだん下がっていくのがわかります。

これならトレンドのないときに無理にトレンドを追いかけなくて済みますね。

※トレンドとは （注4）
※レンジ相場とは （注5）

〇　ADXをハイローオーストラリアに使うには

ADXのトレンド判断をハイローオーストラリアに使うことができます。

ここでは、トレンドと同じ方向を買うパターンを見ていきましょう。

さきほどの1時間足では強いトレンドが出ていませんでした。

なので1分足では「上」「下」どちらもこだわらずにエントリーできます。

1分足を見ると、トレンドがスタートしてスピードを上げ始め、ADXが「25」ラインの下から上がってきています。

上がり続けている間は、チャンスが何度かあるのです。（上の図ではHIGHを狙います）

ADXが上がり続けていれば「トレンドも強くなっていくよ」という意味だからです。

トレンドだけがわかっても、さすがにハイローオーストラリアは厳しいのでいつものように水平ラインをいくつか引きました。

過去にレンジ相場だったところや、過去の高値、安値で引いたものです。

※サポートライン、レジスタンスライン （注6）


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※ラインの引き方はこちらも参考にしてください。

「ラインの話2回目！頼れる「水平ライン」とハイローオーストラリア」

基本からわかりやすく説明してあります。
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〇　50近くになったらいったんやめます

1分のTurboスプレッドで2回、「上」をトレードしました。

最初の失敗は、気になっていた145.56円（水平ラインを引いたところ）にエントリー位置が近すぎたためでした。

2回目は成功しましたが、水平ラインをしっかり超えてからエントリーしたので上昇に安定感がありました。

また、ADXはどの時間足でもだいたい「50」あたりが最高値で、

そこに近づいたらいったんトレンドも休憩することが多いのです。

なのでハイローオーストラリアも様子見になります。

特にADXが異常なくらい大きな値（60や70以上）になったらそれまでのトレンドを追いかけるのはやめましょう。

とにかくこのように、いつもやっているトレードにADXを加えると、判断材料が増えて安心できそうなのです！


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※ADXのほかの解説はこちらです。

「【ADX総集編】DMIとの関係そしてADXの点」

「ADXは簡単すぎてややこしい？いえ簡単です！」

「+DIに注目すればADXが見えてくる」

「ADXの極値ルールをハイローオーストラリアで使う方法」

ぜひ得意なインディケータの仲間に入れてくださいね！
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■■■■脚注■■■■

（注1）オシレーター（おしれーたー）（野村證券）
（注2）ADXインジケーターとは？ ADXの概要と使い方（ＩＧ）
（注3）ウィンドウ 【 window 】 （e-words）
（注4）トレンド（とれんど）（野村證券）
（注5）レンジ相場（れんじそうば）（野村證券）
（注6）サポートライン・レジスタンスラインとは（みんかぶFX）