カギを握るのはMACDの距離！押し目と戻りで必勝エントリー！

更新：2019年04月25日

こんにちは、ミウラです！

「バイナリーオプションにとって、もっとも有効な戦法はなにか？」と問われれば、

ミウラは「押し目買い、戻り売りだ」と答えます！

押し目買い、戻り売りは、株、債権、FXなどありとあらゆる投資において広く用いられている用語です。

「押し目待ちに押し目なし」といった格言が古くからあることからもわかるように、

押し目や戻りの存在は、時代が変わっても普遍的に存在する相場の本質的な要素のひとつです。

※押し目買い　（おしめがい）　（SMBC日興証券） （注1）

特にドロー判定のないハイローオーストラリアでは、

有利な位置でエントリーするということが欠かせません。

そのために押し目、戻りは重要なファクターになります。

前回もこうした押し目や戻りを意識したトレード法を取り上げましたが、

今回はさらに一歩押し進めたトレード法を検討していきます。

ルールはごく単純なものなので、あまり悩まずにトレードしたい方におすすめの方法です。

目次

• 押し目待ち＝陰線待ち
• もう一本待ってみる
• 欠点はチャンスが少ないこと
• エントリーの機会を増やすには
• 警戒すべきはMACDのクロス

〇　押し目待ち＝陰線待ち

押し目とは、上昇トレンド中の一時的な下げのことです。

これをミウラが普段使っている連続トレードや5戦限定法に落とし込むと、

上昇トレンド中ならば陰線が出るまで待て、ということになります。

前回は、原則として陰線を1本ぶん待つ、という方法を提示しました。

この方法、エントリーのチャンスがとても多く、ハマれば短時間で大きな利益を生み出します。

しかし、押し目や戻りが浅くなる場合もあり、

5戦限定法では失敗する危険性もそれなりにあります。

そこで、さらに安全なマージンをとってエントリーしてみようか、というのが今回のテーマです。

〇　もう一本待ってみる

マージンのとり方はとても単純、

陰線待ちならば、1本でなく、2本分待って、エントリーするだけです。

一本多く待つぶんだけ押しが深くなるため、勝ちやすくなります。

MACDのゴールデンクロスが出たので、上昇トレンドへの転換を確認。

※サインの読み方は非常に簡単。誰でもすぐ使えるMACD　（外為オンライン） （注2）

highでエントリーする方針で待機。

陰線が2本連続するのを待って、エントリーします。

そこからさらに押す流れになっていますが、結果は4戦目で勝って終了。

1戦目も勝てているので利益もそれなりです。

このように押し目や戻りをローソク足2本分待つことで、

より確実に勝つことができます。

〇 欠点はチャンスが少ないこと

ローソク1本待ちよりも勝率がずっと高いこの方法ですが、

エントリーの機会が激減するという欠点もあります。

かなり長期の上昇トレンドですが、陰線が2本連続しているのはここだけ。

ひとつの上昇スイングで、チャンスが一度きり、というのは珍しくありません。

まったくエントリーするチャンスがないトレンドもあり、待ちぼうけを食らう機会が増えます。

いつでもすぐにトレードできるという、バイナリーの良さをスポイルしてしまうのは、ちょっと考えものです。

〇　エントリーの機会を増やすには

そこでなんとかエントリーの機会を増やせないか、ということになります。

これまで、MACDシグナルが0ラインを超えたらトレード終了、

または、RSIが30を割ったり、70を超えたらトレード終了、

といったルールを設けて来ました。

その理由は、こうしたサインが出ると、相場が反転する可能性が出てくるからですね。

上昇トレンドを例に取ると、

MACDシグナルの0ライン突破は、一番最後に出現する上昇トレンドの確認サインです。

※２．MACD,シグナルとゼロラインの交差　（FXブロードネット） （注3）

このあとはもう反転するしかないということで、警戒の対象でした。

また、RSIの70突破は買われすぎのサインです。

※①逆張りシグナルとして活用　（マネックス証券） （注4）

これもトレンド反転の前兆として要警戒でしたね。

ですが、これらのサインが出たあとも、いきなりトレンド転換が来たりはせず、

陽線と陰線が入り交じる状況が続きやすいです。

このような陽線と陰線が入り交じる鯨幕相場は、

最後にひとつだけでも勝てばいい5戦限定法と相性が良く、

途中で勝ちを拾いやすくなるため利益も大きくなります。

このことは以前にも紹介しました。

そこで、敢えてMACDシグナルの0ライン突破やRSIの70超えを見てからもエントリーしていき、

エントリーのチャンスを増やしていこう、というわけです。

実は先ほどの勝ったトレードも、MACDシグナルが0ラインを突破した瞬間にエントリーしています。

また、RSIもそれより前に70に到達しており、下げトレンド転換のサインが出ています。

ただ、完全に下げトレンドとなり、陰線が連続するには時間的に猶予があるため、

その猶予を狙ってトレードした、ということになります。

〇　警戒すべきはMACDのクロス

では、どこまでトレードしてよいのか、ということになりますが、

それはズバリ、MACDのクロスです。

上昇トレンド中ならば、MACDのデッドクロスまでにできるだけトレードを終えたいです。

先ほどの実践例では、MACDシグナルの0ライン突破は出現していましたが、

MACD本体とシグナルの距離がそれなりにあったため、

クロスにはまだ猶予があると判断してエントリーしました。

この距離が近く、すぐにクロスしそうな場合はトレードを控えるべきです。

クロスが出現してしまうと、逆方向へのローソク足が連続しやすくなり、

5戦限定法にとって危険な状況となるので注意しましょう。

判断のコツですが、MACDシグナルは、直近のレートの上下に左右されず、

ほぼ一定で推移していくということです。

MACD本体は浮沈が激しいのですが、シグナルの方はこのように右肩上がりとなるため、

本体とシグナルの距離がすでに近い場合は、かなりの確率ですぐにクロスが起きます。

エントリーするときは、MACD本体とシグナルの距離に注目しましょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）押し目買い　（おしめがい）（SMBC日興証券）
（注2）中級編4 FX ～チャートの基本2～（外為オンライン）
（注3）MACD（FXブロードネット）
（注4）RSI（マネックス証券）