重要なのは明確なデータ！相場が休みのときこそ手を動かすべし！

更新：2019年05月01日

こんにちは、ミウラです！

家に帰って、「さあ！バイナリーやるぞ！」と意気込んだものの、

こんな画面に出くわしたことはないでしょうか！

日本とアメリカでは当然、休日は異なります！

さらにこのあいだのグッドフライデーのように、アメリカの国民の休日ではないが、

市場はお休みというパターンもありますね。

こんな日は、「今日はのんびりするか・・・」となってしまいがちですが、

ちょっと待ってください。

ここで何をするかで将来、大きな差が出ます。

ミウラなら、この空き時間を使って、手法の検証をやります。

成功したトレーダーに共通するのは、

勝ちパターンを確率するまで、とにかくチャート研究に没頭した、という点です。

※1日16時間チャートを見て値動きの癖がわかった　（東洋経済オンライン） （注1）

今回は、空き時間を有効に使って、これまでのトレード手法の検証を行っていきたいと思います。

目次

• 見るだけではなく手を動かす
• 検証前にルールを決める
• 月曜日
• 火曜日
• 水曜日
• 木曜日
• 金曜日
• テスト後のまとめ

〇　見るだけではなく手を動かす

検証を始める前に、まずは重要なことを一点。

チャートを日々、眺めているという人は多いですが、

きちんとすべての数字を出して検証している人は意外と少ないです。

一定期間を区切って、データをきちんと比較しないと手法の検証はできません。

時には手を動かして、しっかりデータをとるということも必要です。

ついつい楽をしてしまいがちですが、将来の必勝パターンの確立につながると思ってがんばりましょう。

〇　検証前にルールを決める

今回、検証するのは、これまでに行ってきた連続トレードと5戦限定法です。

リスクとリターン、チャートの状況に応じて使いわけ、としてきましたが、

サインに従って単純にトレードすればどっちが優秀なのかはこれまで触れてきませんでした。

そこで、両者が一定の状況でどちらが有利なのかを調べていきます。

検証する時間帯は日本時間の午後7時からの1時間。

この1時間で入れる箇所はすべてエントリーします。

エントリーのルールですが、これまで使ってきた一番オーソドックスなもの、

MACDのクロスでトレンドを確認しだい、エントリー。

※第3回目 MACD（マックディー）　（岩井コスモ証券） （注2）

MACDのシグナルが0ラインを超えるか、RSIが30、70を突破したところで終了します。

※①逆張りシグナルとして活用　（マネックス証券） （注3）

終了までエントリーを繰り返します。

そして、そのスコアで比較を行います。

投資金額ですが、いつものように連続トレードは1万円、

5戦限定法は5000円スタートです。

〇 月曜日

では、実際に検証をしていきます。

まずは月曜日から。

1時間足ではこの部分になります。

ゆるやかな下げの場面なので、lowエントリー主体になるでしょうか。

検証した結果ですが、

連続トレード　6勝4敗　＋1万4000円

5戦限定法　2勝1途中終了　＋2万9500円

5戦限定法の勝ちとなりました。

ただ、最後の1戦はMACDが0ラインを割ったのでそこで終了になっています。

〇　火曜日

では、火曜日の午後7時から1時間のデータです。

1時間足ではレンジ相場中の陽線。

これも穏やかな動きなので、勝ちやすそうな相場です。

結果ですが、

連続トレード　14勝14敗　－1万4000円
5戦限定法　6勝1敗1途中終了　－2万1500円

両方ともまさかのマイナス。

後半に十字線が頻発して負けが連続しました。

特に5戦限定法はひとつ負けがつくだけで大ダメージです。

負け相場では、連続トレードのほうがリスク低めということもわかりますね。

〇　水曜日

では、続けて水曜日の午後7時です。

波乱のあとの短陽線。

あんまりいい感じはしませんね。

1分足を開いても見てもなんだかダメそうです。

これは大負けの予感・・・

結果は、

連続トレード　14勝16敗　－3万4000円
5戦限定法　　　6勝1敗2途中終了　－13万5500円

案の定ですね。

5戦限定法のリスクの高さが大きく現れた結果です。

今回も後半に負けが集中しています。

動きに乏しく、方向性も定まらない相場は危険、ということでしょうか。

〇　木曜日

気を取り直して木曜日、といきたいところですが、

これも短い陽線ですね・・・

ただし、それほど前後は荒れていないです。

テストの結果ですが、

連続トレード　13勝14敗　－2万4000円

5戦限定法　　6勝3途中終了　＋7万3500円

ここで明暗が分かれました。

5戦限定法の圧勝です。

負け相場ではありますが、途中終了などに救われ、負けが付きませんでした。

5戦限定法は負けがつかないと高いパフォーマンスを発揮するということですね。

〇　金曜日

さて、金曜日ですが、さきほどのグッドフライデーで市場はお休みです。

バイナリーも当然できません。

チャートもこんなふうになっており、普通は手を出さないところですが、

参考までに計算をしてみます。

午後7時はちょっと大きく下げている部分ですね。

連続トレード　4勝18敗　－14万4000円

5戦限定法　　1勝2敗2途中終了　－31万9000円

・・・こういうチャートのときは絶対に手を出してはいけないということです。

MACDがほぼ機能していませんでしたね。

〇　テスト後のまとめ

テストを終えての印象ですが、5戦限定法はともかく、

安定しているはずの連続トレードでも、マイナスが多かったのが意外でした。

連続トレードも、5戦限定法と同じく、ある程度の裁量を加えて負けを減らす努力が必要だということですね。

ただ、ここではどう考えてもエントリーしないだろう、というタイミングでもテストではエントリーしているので、

常に収支プラスに持っていくのはそれほど難しくなさそうです。

5戦限定法のほうは、とにかく負けないことが重要です。

負けなければ爆益、ひとつでも負ければ一気にマイナスというわかりやすい結果でした。

やられた部分はほとんどが、いつも問題にしている十字線が続くパターンです。

相場が足踏みする場面をどう回避するかが、負けを回避する鍵になりそうです。

このように、実際にきちんと数字を出してみると、

これまで見えなかった部分が見えてくるようになります。

時間が空いたときは、面倒がらずに手を動かしていくと、

なんとなくチャートを眺めているよりも、ずっと効率的に手法を改良していくことができるでしょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）若手FXトレーダーが一気に3億円稼いだ手法（東洋経済オンライン）
（注2）第3回目 MACD（マックディー）（岩井コスモ証券）
（注3）テクニカル指標（マネックス証券）