短期勝負なら5分足を読め！！次の5分間に何が起きるのかがわかる！

更新：2019年07月12日

こんにちは、ミウラです！

これまで大きなトレンドの流れを判断するのに1時間足を使ってきました！

この方法は、裁量を廃してシステムトレードを行うのに向いていたわけですが、

一方で、1時間ずっとチャートに張り付いていないといけない、

1時間エントリーし続けても利益がほとんど出ない場合がある、

というような問題点もありました。

バイナリーの良さといえば、短時間でお手軽にトレードできることです。

1時間チャートに張り付くというスタイルは、お手軽トレードとはなかなかいえないでしょう。

そこで今回は、トレンドを意識しつつも、短時間でお手軽にエントリーできる方法を紹介してみます。

ある程度の裁量が必要になりますが、バイナリー本来の楽しさも味わえるスタイルだと思います。

目次

• トレンドは5分足でつかむ
• 実践例
• 大事なのは5分足の中身

〇　トレンドは5分足でつかむ

これまでトレンドを把握していたのは1時間足でしたが、

今回のスタイルで利用するのは5分足です。

1分チャートや1時間チャートをそのまま、5分足に切り替えるだけ。

表示しているインジケータはそのまま使用できます。

トレンド読みのサインなどもそのまま流用できます。

例えばこの5分足の場面。

ボリンジャーバンドがパラメータ25の平均線を上に抜いています。

これは次のローソク足が陰線になりやすいというサインでしたね。

そこで、このサインが出そうだったら、次の5分足は陰線。

よって、次の5分間は1分チャートでlow攻めを展開しよう、という考え方になります。

また、平均足もこれまで通りに使えます。

平均足の長い下ヒゲは、強い下降トレンドのサインです。

※平均足のヒゲにはローソク足とは正反対の意味がある　（外為オンライン）（注1）

しかし、その足では安値を更新したとしても、次に必ず調整が来ます。

長い下ヒゲ陰線が出たということは、次に陽線が出やすいということ。

これは5分足でも同じです。

実際に、この場面でも、長めの下ヒゲ陰線の次に陽線が出ていますね。

よって、この陽線の5分間はhighで攻めようか、となるわけです。

〇　実践例

では、実際にどのような感じで5分足をトレードに導入していくのか、実践してみたいと思います。

ここで注目するのは5分足チャートのMACDです。

MACDシグナルが0ラインを割っていますね。

下降中におけるMACDの0ライン割れは、最後に出現する下げトレンド継続のサインです。

※２．MACD,シグナルとゼロラインの交差　（FXブロードネット）（注2）

最後のサインということで、これ以降は下げが一服し、上昇に転じやすくなるサインでもあります。

実際に、0ライン割れ以降は陽線と陰線が入り交じる迷いの相場になりやすく、

それゆえ、長めの陽線が出た次は陰線が出やすいと予測することになります。

では、1分チャートに移り、次は陰線と見てlow攻めを開始しましょう。

1分チャートの状況はこうなっています。

ここから連続トレードでいくのか、それとも5戦限定法でいくのかの選択になります。

今回は、5000円スタートの5戦限定法を選択します。

5分足のMACDが0ラインを割った直後ということで、相場は上昇と下降が入り混じる迷い相場になります。

トレードすれば、必ず勝ちも混じるので、最後にひとつでも勝てばいい5戦限定法でエントリーしていきます。

さて、勝敗ですが、4戦で決着です。

lowで勝負なので、陽線が1本、陰線が3本で、3勝1敗ですね。

2万9500円のプラスとなりました。

5戦限定法は最後に勝ちさえすれば負けることはありませんが、

途中でどれだけ勝ちを拾えるかが収支に大きな影響を与えます。

今回は1戦目、2戦目に勝てたことが利益の伸びに繋がりました。

陽線と陰線が入り混じる相場は途中で勝ちを拾いやすく、

5戦限定法で利益を伸ばしやすい地合いとなります。

〇 大事なのは5分足の中身

このトレードで少し注目してほしい点があります。

いま、3勝1敗で終えたトレードの場面を5分足で示したチャートがこれです。

陰線と読んでlowで攻めましたが、結果的には短い陽線となっているのです。

しかしながら、low攻めで大勝することができています。

ローソク足はあくまで始値と終値で示される形状ですから、終値さえ高ければ陽線になります。

しかし、内部的には、上昇と下降が入り混じり、かつ、下げている時間のほうが多かったのです。

もし、highで攻めていたら負けになっていたか、最後の勝ちでギリギリのリカバリーという結果に終わっていたでしょう。

5分足チャートからの読み取りにより、ローソク足の色には現れない、

その中の動きを正確に予測してトレードできた、ということになります。

このように5分足の流れを読むことで、

次の5分間に何が起きるのかを予測し、勝ちに結びつけていくことができるのです。

■■■■脚注■■■■

（注1）第5回 平均足・ＤＭＩ（外為オンライン）
（注2）MACD（FXブロードネット）