ADXだけではまず勝てない！1分足と5分足でチェックすべき要素とは？

更新：2019年09月26日

こんにちは、ミウラです！

パラボリックにADXを併用するならば、ADXは1分足で見るべきだ、

と前回に説明しました！

ただ、1分足のADXを見ているだけでは勝てないというのも事実です！

そこで今回は、パラボリックやADXも含めたひとつの勝ちパターンを構築してみたいと思います。

1分足と5分足で、それぞれどのような部分に注目すべきかを重点的にチェックしてみて下さい。

目次

• 1分足のADXのみを見た場合
• 1分足ではなにを見るのか？
• 実践例
• 1分足と5分足で見るべきもの

〇　1分足のADXのみを見た場合

1分足のADX見ているだけでは勝てないと言いましたが、

実際に1分足だけでトレードするとどうなるかをまず見てみましょう。

1分足のADXが非常に高くなっています。

これは大きなトレンドが出ていることを示しています。

※ DMI（マネックス証券） （注1）

そこで、パラボリックが上に回り、

下げトレンドを示したところでlowでエントリー、5戦限定法です。

※ パラボリックの利用方法（FXブロードネット） （注2）

ですが、5戦しないうちにパラボリックが再び下に回り、上昇トレンドに回帰してしまいます。

これは完全なダマシパターンでした。

なんとかギリギリ勝てましたが、5戦目までもつれ込むのはできるだけ避けたいところ。

もう少し安全に勝っていきたいものです。

苦戦した原因ですが、ここで5分チャートを見ます。

このようにかなり長期間継続した上昇トレンドになっています。

逆方向のlowでエントリーしたのでは、当然、不利になってしまいますね。

そこで、エントリー方向はhigh一本に絞ります。

エントリー方向は5分足で決める、ということです。

〇　1分足ではなにを見るのか？

エントリー方向がhighと決まったら、次は1分足を詳細に見ていきます。

まずは1分足のADXをチェック。

上昇してかなり高い位置に到達していますね、大きなトレンドがでています。

これはエントリーのチャンスと見てよいでしょう。

次にボリンジャーバンドに注目します。

ボリンジャーバンドはトレンドが弱まるとスクイーズ（収縮）し、

トレンドが発生すると拡大（エキスパンド）します。

パラボリックはトレンドが大きいときほどダマシが少ないので、

※ 第十六講：パラボリック（FXプライム） （注3）

ボリンジャーバンドが拡大し始めたところでエントリーすれば、失敗しにくいです。

〇 実践例

では、実際にトレードしてみましょう。

収縮気味であったボリンジャーバンドがわずかに拡大し始めたのを見たら、エントリーしていきます。

もちろん、ADXもチェック済み。

ADXが低い場合はエントリーを見送りましょう。

結果は、2戦目は負けてしまいましたが、3戦目で勝ち。

3戦で終われるというのがいちばん安全なパターンです。

この区間でトレードを行いました。

表示ラグで3本目が十字線になっていますが、3戦目は陽線で勝ちになっています。

このかたちを見ればわかりますが、

これはボリンジャーバンドの拡大縮小を利用した順張りの手法そのものです。

※ 円相場のボリンジャーバンドが拡大・トレンド相場に発展するのか？（楽天証券）（注4）

そこに1分足や5分足のパラボリック、ADXを組み合わせて、精度を高めています。

〇 1分足と5分足で見るべきもの

やり方をまとめると、

①5分足のトレンドを見てエントリー方向を決める

②1分足のパラボリックでエントリー方向が合っているかを確認

③1分足のADXが高まっているのを確認したら、ボリバンの拡大と同時にエントリー

となります。

特に重要なのは5分足のトレンド方向で、

これが一致していると、多少勢いが弱くてもトレンドが追い風となって勝てます。

逆に反対向きにエントリーしてしまうと、冒頭のトレードのようにかなり不利な展開を強いられます。

この①～③の手順をきちんと踏めば、そうそう負けることはないでしょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）ＤＭＩ（マネックス証券）
（注2）パラボリック（FXブロードネット）
（注3）第十六講：パラボリック（FXプライム）
（注4）円相場のボリンジャーバンドが拡大・トレンド相場に発展するのか？（楽天証券）