見るべきはトレンドと逆側のバンド！ボリバンで負けない戦い方とは？

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見るべきはトレンドと逆側のバンド！ボリバンで負けない戦い方とは？

更新：2019年10月01日

こんにちは、ミウラです！

前回、ボリンジャーバンドの拡大と縮小を利用したトレードを紹介しましたが、

拡大を見た瞬間にエントリーしてしまうとダマシに引っかかる可能性を見落としていました！

前回の方法はトレンドの初動をつかまえて最大利益を得られる3連勝をしやすいのですが、

わりと単純なダマシに弱いという欠点があります。

そこで今回は、前回の方法に少しアレンジを加えて、より安全に勝つ方法を紹介したいと思います。

3連勝は狙いにくくなるかもしれませんが、負けなければ勝ち、

の精神を思い出してトレードしていきましょう。

〇　ボリンジャーバンドの単純なダマシとは？

ボリンジャーバンドの拡大は、ボラティリティの上昇を示しており、

縮小と合わせてトレンドの開始地点と読むことができます。

※ ±2σ近辺での逆張り、バンドの拡大を狙った順張りの2つの手法（外為オンライン） （注1）

ただし、ボリンジャーバンドが拡大したとき、すぐにパラボリックの示す方向に飛びつくと、

あっさり騙されてしまうことがあります。

このケース、パラボリックは下にあるので上昇トレンドと読み、highでエントリーする場面です。

※ パラボリックの使い方　（じぶん銀行） （注2）

ですが、ボリンジャーバンドの拡大と同時にhighでエントリーすると、

下げに巻き込まれてかなり危ない状況に追い込まれます。

動き出しの瞬間のローソク足が陽線か陰線かを見れば簡単にダマシを見抜けそうですが、

意外とそこからさらに上昇することもあり、チャンスを逃してしまうことにもなりかねません。

そこで、少しエントリーを遅らせてでも、トレンドの方向を確認してからエントリーすることにします。

〇　トレンドと逆のバンドに注目する

トレンドの方向を確認する方法はとても単純です。

トレンドの方向とは逆にあるバンドの動きに注目します。

ボリンジャーバンドは、トレンドとは逆方向のバンドのほうが先に転換する性質があります。

※ ２．ボラティリティ・ブレイクアウトを使って順張りする方法　（FXブロードネット） （注3）

この転換は確実にトレンドの方向を示すため、これを確認してからエントリーを行うのです。

この方法ならば、1戦目、2戦目に負けをもらうことはありますが、最終的には高確率で勝てます。

〇実践例

では、実際にトレードしてみましょう。

上昇トレンドの後半、微妙にボリンジャーバンドが収縮したところから拡大し始めたかな？という場面です。

こんな微妙な拡大でもいけるよ、ってことで、トレードしてみます。

トレンドと逆側のバンドが上を向きました。

上昇トレンドの再確認ができたので、ここでhighでエントリーします。

上バンドも下がってきており、ふたたび縮小が始まっていますが、間に合うでしょう。

もし、大きな下げが来てパラボリックが上に回ったら、

下降トレンドへの転換なのでトレードを中止しましょう。

結果は2戦目に負けを挟みましたが3戦で終了。

トレンド順張りはなんだかんだで安定して勝てますね。

これがトレードした区間です。

結果は勝ちでしたが、ちょっとシビアだったかな？という印象。

安全に行くならトレードを控えてもいいかもしれません。

トレードを控える手がかりはいくつかあります。

ボリンジャーバンドの幅がかなり狭い、というのもヒントのひとつですが、

パラボリックがローソク足のすぐそばに迫ってるというのも警告になります。

パラボリックが上に回るというのは、要するにパラボリックがローソク足とクロスするということです。

パラボリックが接近してきているということは、クロス間近＝トレンド転換が近い、ということでもあります。

安全に行くならば、パラボリックとローソク足にまだ距離があることを確認しましょう。

〇値動きの大きさは常に意識する

今回はシビアな例で説明しましたが、王道で行くならば、

パラボリックの信頼性が高くなる値動きの大きい場面で勝負しましょう。

このような場合にはボリンジャーバンドの幅も大きくなるので、トレンドの判断もしやすいです。

待ち時間も長くなりますが、確実性の高いやり方なので、

ADXも併用しつつ、負けない戦いを展開していきましょう。