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リトレースメントとタイムゾーンの併用で理解しておきたい役割の違いとは?

更新:2021年01月27日

こんにちは、ミウラです!

フィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチ・タイムゾーンを併用することで

より精度の高いトレードが可能になりますが、

この両者を組み合わせたトレードを行う時に意識しておきたいのが、

それぞれのラインを何の目的で描いているのか、、ということです!

なんとなくラインを参考にトレードしていても、それはそれで成功してくれるのですが、

そこからさらに一歩先へ進むためには、

それぞれのラインの役割をはっきりと理解しておくことが必要です。

今回は、リトレースメント、タイムゾーン双方の役割について、見ていきたいと思います。

目次

〇 フィボナッチ・リトレースメントの役割

では、もっともスタンダードなフィボナッチ・リトレースメントの役割について説明していきます。

フィボナッチ・リトレースメントは、

主に過去に重要であった高値と安値の2点にフィボナッチ比率を適用して描かれるラインとなります。

基礎になる部分が高値と安値というレートなので、

レートを元にした分析法ということができます。

※ フィボナッチを用いた取引手法(ヒロセ通商)(注1


このフィボナッチ・リトレースメントでわかるのは、相場がどの範囲で上下するのか?

いったんレンジをブレイクして動き出したら、どこまで到達するのか?ということです。

どこまで動くかの目安を知ることができるので、

トレンドがどこで止まるのかを予測できます。


一方、動き出しの場面の予測には弱く、ラインに到達してもそこをブレイクするのか、

それともサポートやレジスタンスとなって反転するのかは、はっきり予測できないです。

ブレイクするかどうかの判断は、他の指標に委ねることになります

〇 フィボナッチ・タイムゾーンの役割

そこで組み合わせるのがフィボナッチ・タイムゾーンです。

フィボナッチ・タイムゾーンは、相場のサイクルには一定の規則性があるという考え方をもとに、

フィボナッチ比率を時間の間隔に適用して描かれる、時間軸を元にしたラインです。

※ フィボナッチタイムゾーン(アイネット証券)(注2

相場のサイクルをトレードのヒントにする代表的な手法には、エリオット波動論がありますが、

このエリオット波動もまた、フィボナッチ数との関連性が指摘されており、

フィボナッチ比率を用いて相場のサイクルを予測するという手法には、それなりの説得力があります。

※ エリオット波動はフィボナッチ数列と深い関係性がある(外為オンライン)(注3


このフィボナッチ・タイムゾーンでわかるのは、トレンドがどこまで継続するか、 ということです。

フィボナッチ・タイムゾーンのラインが通っている場所は相場の転換点を示しています

よって、前回のラインから次のラインまでの間はトレンドが継続されやすいと考えることができます。

このことを利用すれば、次のラインが来るまではひたすらLowで入る、

といった手法をとることができます。

バイナリーオプションは、上か下かの二択トレードですから、

入るべき方向性がはっきりするというのは、とても重要です

入るべき方向と、どこまで持続するのかの両方を知ることができるので、

バイナリーオプションでは、メインを張れる分析ツールでしょう。


ただ、場合によってはトレンドが一貫しないケースもあり、そこはダマシになります

特にラインの間隔が広くなる3以降は、途中でトレンドが転換することも多く、

そこでダマシに引っかかって失敗しやすいです。

よって、実際のトレードでは狭めの間隔で運用したいです。

そのため、フィボナッチ・タイムゾーンを短期で描いて頻繁に調整、書き直しを行い、

リトレースメントは長期で描いて動かさない、という組み合わせがオススメなわけです

〇  両者が相反する場面への対応

このように、相場の予測において、両者には異なる役割があるのですが、

これが衝突する場面があります。


これは前回のトレード例のなかでの一コマです。

リトレースメント50%のラインに到達し、ここで頭打ちになってまた下落する可能性があります。

一方で、タイムゾーンのラインまでにはまだ距離があり、

上昇トレンド継続の可能性も残っています。


タイムゾーンを優先するなら、トレンド継続としてHigh。

リトレースメントを優先なら、50%達成で達成感が出て、反転する可能性があるので

Lowを選択することも意識しなくてはいけません。

この相反するふたつをどう判断するか、ということです。


結果はご覧の通り。

タイムゾーン通過まで上昇が継続しています

つまり、タイムゾーン優先

例外もありますが、このように相反する状況になった場合、

タイムゾーンを優先していくほうが良い結果になりやすいです。


ただ、リトレースメントの影響も存在していることには注意しましょう。

50%を達成した時点でトレンドの勢いが弱まることも多いです。

安全にトレードしたいなら、50%達成後は平均線の下に落ちてからLow、と

エントリーのタイミングを引きつけることで対処していきましょう

〇  役割を理解することで細かな調整ができる

結論のタイムゾーン優先ですが、これには両者の役割の違いが大きく影響しています

リトレースメントは、あくまでどちらかの方向を向いた時の到達点の目安を示すものであり、

強いトレンドを示すものではありません。

これに対して、タイムゾーンは現在のトレンド方向を指し示すものです。

バイナリーオプションはつまるところ、どちらにトレンドが出ているかを見抜くトレードなので、

トレンドを強く示してくれる指標を優先することは自然なことなのです。

このように両者の役割をきちんと理解していると、相反するような状況にもスムーズに対応できます。

慣れてくれば、「いまは7:3でタイムゾーンが優勢だな」というように

より細かい調整を加味した判断もできるようになり、さらに精度の高い予測につながるでしょう。

■■■■脚注■■■■

(注1)フィボナッチリトレースメント(ヒロセ通商) 
(注2)テクニカル分析入門(アイネット証券) 
(注3)しょしんしゃでもわかる!実戦チャート術(外為オンライン)

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