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有力とされるフィボナッチの交点!本当に信頼できるのか?

更新:2021年04月16日

こんにちは、ミウラです!

フィボナッチアークの使い方でときどき目にするのが、

フィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチアークの交点がサポート・レジスタンスとして機能しやすい

というものです!

フィボナッチアーク自体、そこまで広く使われていないので、

専門家が解説した記事などはネットでも見つからないのですが、

個人ブログなどではよく取り上げられているように思います。


この、リトレースメントとアークの交点を重要視する考え方は、

個人的にはそこまで信頼できるものではないと考えています。

ただ、完全な間違いでもないのが悩ましいところ。

今回は、このリトレースメントとアークの交点は実際に機能するのかについてのお話しです

目次

〇  機能するのはいったん抜けてから

一般的に、機能しやすいと言われているのは同じパーセントのリトレースメントとアークの交点です

38.2%どうし、50%どうしなどの交点の部分で反発しやすいとされています。


イメージとしては、こんな感じでローソク足が動くと予想するわけですが、

残念ながら、このようには動かない、というのがミウラの結論です


実際にはこっちのように機能することが多いです。

これまでにも何度か、

アークは抜けてからサポート・レジスタンスとして機能しやすい、

と述べてきました。

※ それぞれのラインの逆転(みんかぶFX)(注1

リトレースメントとアークの交点付近でも同じようなことがいえます

交点付近を一度突破してから、

戻ってくる動きに対してのサポートやレジスタンスとしてはかなり機能しやすいです。

〇  実践例

実際にトレードをしてみましょう。


38.2%のリトレースメントとアークの交点をいったん上に抜いて、

落ちてきたところでサポートになりやすい、というのが、ミウラの考え方です

なので、交点部分でHighで入ってみます

ハイローの1分で勝負です。


けっこうギリでしたが勝ち。

いちおうサポートにはなっているのでご容赦を。

本当は交点ではなく、陰線がはっきり出てしっかり割り込んだところで入るのがベストなのですが、

今回は交点が機能するかどうかのお話なので、交点のところで入ってみました


世間で言われているような、

交点が単純にサポート・レジスタンスになるという考え方のトレードも試してみましょう。

矢印のような動きになるはずですので、交点でLowを仕掛けます


はい、失敗です。

簡単に上に抜けてしまいました。

アークは形状からも簡単に突破されやすいのです。

リトレースメントはある程度サポートやレジスタンスになるのですが、だましが混ざるので、

アークと同様にしっかり抜けてからの反転を狙うほうが勝率は高いでしょう。

〇  交点は信頼性が高いのか?

これらのことから、

・リトレースメントとアークの交点は、単純にサポートやレジスタンスとしては機能しにくい
・ただし、いったん抜けてから、反転したサポートやレジスタンスとしては機能しやすい


ということになります。

ここまでは前回までの結論と同じなのですが、

それでは、リトレースメントやアークの交点は、

単独のリトレースメントやアークに比べて、信頼性の高いサポート・レジスタンスになるのか?という疑問が生じます。

このことについて、解説していきましょう。


そもそもフィボナッチアークの性質は、リトレースメントの時間の概念を加味して修正をかけたものでした。

よって、フィボナッチ・リトレースメントと基本性質は同じになります。

※ フィボナッチアークとは?(JFX)(注2

フィボナッチアークは時間の概念をプラスされたことで、

リトレースメントから上下にズラされたかたちになっていますが、

これはサポートやレジスタンスとして機能するラインの幅を示すものだと考えています。

フィボナッチ・リトレースメントはサポートやレジスタンスとして機能するとはいっても、

そのラインを割り込んで、そのあとようやく反転する、というのはよくある現象です。

フィボナッチアークはリトレースメントが機能する上下の幅を示しており、

リトレースメントとアークに挟まれた帯域が、サポート・レジスタンスとなるエリアだと考えられるのです。

〇  交点の部分は上下の幅がない

では、これを踏まえて、なぜリトレースメントとアークの交点が有力と考えられるか、です。


それは、サポート・レジスタンス帯の幅を見れば簡単に理解できます

このように交点から離れるに従って、サポート・レジスタンス帯は幅が広くなり、

反転するポイントにも幅が出ます。

一方で、

リトレースメントとアークの交点は、幅のない1点のみのサポート・レジスタンスとなります。

この部分では、上下のブレが少ないので、この1点のみで反発しやすい

よって、交点が有力なサポート・レジスタンスに「見えやすい」のです。

ですが、実際には、幅はあるものの、

交点でないリトレースメントやアークも同様にサポートやレジスタンスとして機能しますので、

わざわざリトレースメントとアークの交点へローソクが到達するのを待つ必要はないということになります。

〇   交点を狙う必要はない

リトレースメントとアークの交点は、抜けてからの有力なサポートやレジスタンスとして機能します

ただ、それは上下に幅がないので1点だけに見える、というだけです。

今回の画像からもわかるように、実際には交点には接触しなかったり、

突き抜けてからやっと反転する、といった動きもよくあります。

とりたててリトレースメントとアークの交点にこだわる意味はあまりないでしょう

■■■■脚注■■■■

(注1)サポートライン・レジスタンスラインとは(みんかぶFX)
(注2)フィボナッチアーク(JFX) 

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