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優秀なはずのフィボナッチアーク・・・フィボナッチファンとの組み合わせで精度が落ちる理由とは?

更新:2021年05月26日

こんにちは、ミウラです!

フィボナッチアークとフィボナッチファンの組み合わせについて、

何回か採り上げてきたわけですが、

この組み合わせの傾向としては、どうしてもファンが優位でアークは従になってしまう

というものがあります!

前回でもファンとアークが重なるなら、ファンを優先しろ、と説明しました。

それは両者が重なる部分はアークがダマシになりやすいからなのですが、

以前にアークを単品で説明していたとき、

アークはかなり優秀なオブジェクトでかなり信頼できる

と書いていたはずです。

それがなぜ、フィボナッチファンと重なると急に精度が落ちてしまうのでしょうか?

今回はその理由についてお話します。

これを読めば、アークとファンの適切な使い分けを身につけることができるでしょう。

目次

〇  フィボナッチアークが得意とするチャート

これまで何度もアークの扱い方は説明しているので、なんとなくお気づきの方も多いでしょうが、

アークには得意なチャートのパターンがあります。


アークの形状は採用する2点の位置関係によって変化しますが、

真円に近い形状のアークは、「抜けてから頭をぶつける」というアークお得意の パターンになりやすく、

機能しやすい形状であるといえます。


同じ2点でフィボナッチファンを描いてみます。

すると、この場面ではいまいち機能していないことがわかります。

これまでアークとファンで、ファンのほうが機能しやすい場面を多く採り上げてきましたが、

逆のパターンもあるということです


ここでファンとアークを取り払ってみましょう。

これがアークが得意とするチャートの形状です。

特徴としては緩やかなスイングである、ということが見て取れます。

【エンベロープ同士がしっかりクロスして、反転の強サインが出たところできっちり反転】

というような、程よい上下のスイングが出ているときは、アークのほうが有効に機能するでしょう。

〇  フィボナッチファンが得意とするチャート

では、アークが機能していない部分を見てみましょう。


最初のところでは、抜けてから頭をぶつける、のパターンでLowでのエントリーが成功します。

ところが2つ目はダマシになっており、Lowでは負けになってしまいますね。


ここにファンを表示してみると理由がわかります。

アークに頭をぶつけて下がるところでファンが走っており、

それに引きずられて上がってしまっています。

フィボナッチファンはフィボナッチ・リトレースメントと同じように、

ローソク足がしっかり突破するまでは、タッチしに行きたがる性質がありました

それに妨害されてアークがうまく機能しなかったのです

このようにファンが機能しやすい場面では、アークはうまく機能しなくなります


アークがうまく機能せず、逆にファンが得意とする場面は、

このように比較的長期のトレンドが出現している場面です。

そもそもフィボナッチファンは、

リトレースメントの水準に向けて引いたトレンドラインなのでトレンド相場に強い、

という特徴があります

※ フィボナッチファン(アイネット証券)(注1

一方で、フィボナッチアークはゆるやかなスイング相場に強いかわりに、

その形状から、トレンド相場では機能しにくくなっています

そのため、トレンド相場では、アークよりもファンの方がうまく機能するように見えたわけです。

〇  アークとファンを使い分ける

このようにアークとファンでは、得意とするチャートに違いがあります。

このことを知っていれば、状況に応じてアークとファンを使い分ける、 といった選択も可能です。


先ほどのアークがあまり機能していないと指摘した場面です。

そのため、アークを消してファンのみのトレードを選択。

61.8%のラインにタッチするのを待って、そこからHighで勝った、という流れですね。


アークを表示してみても、このトレードに関してアークはなにも寄与していないことがわかります。

したがって、

アークを消しても問題なく、ファンを使ったトレードに集中したほうがよい

とも言えるのです。

複数のインジケーター、オブジェクトを同時に表示するのは、

チャートを見づらくして、重要なサインの見落としにもつながります。

※ トレンド系インジケーター(SBIFXトレード)(注2

判断が難しくなった時には、どちらかを消してみる、というのは、以前にも述べ た通り、効果的な方法です

〇  通常は両方を表示しておくほうが効率的

フィボナッチファンが機能する場面でアークがいまいち効果を発揮できないのは、

それぞれ得意とする場面が異なるからです。

なので、どちらのほうが役に立つ、というのではなく、

状況によって使い分ける、というのが正解です

とはいえ、トレンド相場とゆるやかなスイング相場の境界線はあいまいなこともあり、

常にどちらかしか使わない、というのも非効率的。

通常は両方を表示しておき、チャートが見づらい、うまくいかないと感じた時のみ、

どちらかに集中してみる、というくらいでちょうどよいでしょう

■■■■脚注■■■■

(注1)テクニカル分析入門 フィボナッチ(アイネット証券)
(注2)インジケーターを活用した取引方法(SBIFXトレード) 

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