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【ローソク足最終回】3本の線がバイナリーオプションに効く2つのパターン!「三空」と「三法」
更新:2021年04月21日
管理人です!
ローソク足パターンは、いろいろな人が無限に発見しています!
でもここまで紹介した「1本で分析」「2本で分析」と
今回の「3本で分析」を知っていればそれ以上追求する必要はありません!
ローソク足すべての最終回には、ローソク足3本で相場を見極める方法を厳選して2種類、解説します。
ここを読み終えたときには、
ハイローオーストラリア戦士の「ローソク足マスター」になっているかも?!
ほんの短い間だけ予測どおりになれば良いバイナリーオプションには、
ローソク足3本読みでとても有効なものがあります。
それが「三空」と「三法」です。
読み方は順に「さんくう」と「さんぽう」です。
名前はやっぱり覚えなくても良いですが(;^_^A
目次
〇 ローソク足の基礎を復習!
ローソク足とは、
「陰線・陽線・上ひげ・下ひげ」の4つの要素で構成されたチャートになします。
チャートで表された図形は
「始値・終値・最安値・最高値」と言われる
「四本値」と、
その期間の相場の状態(トレンド)を表しています。
陰線の上端は始値、下端は終値を表し、そのローソク足の期間の前後で値下りしていることを表しています。
逆に陽線の下端は始値、上端は終値を示し、前後で値上がりをしていることを表しています。
上ひげの上端は最高値、下ひげの下端は最安値を示しています。
ローソク足はその測定期間によって、
1年毎であれば「年足」・1ヶ月毎なら「月足」・1週間毎なら「週足」と言われます。
1日であれば「日足」、8時間は「8時間足」、30分は「30分足」などの使い方をします。
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※ローソク足は移動平均線と使うと精度アップ!
『移動平均線とローソク足の関係を読み解いて相場観を養おう』
※実際のトレード記録もみておいたほうがいい!
『フィッシングのように待つハイローオーストラリアだ』
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〇 ローソク足を用いた「酒田五法」
ローソク足とは、本間宗久が江戸時代に米の相場を予測するために開発しました。
本間氏は、ローソク足を用いた
「酒田五法」を攻略方法として残しています。
この「酒田五法」を用いて米相場を攻略し連戦連勝したため「相場の神様」と呼ばれています。
酒田五法は
「三山(さんざん)」「三川(さんせん)」「三空(さんくう)」「三兵(さんぺい)」「三法(さんぽう)」
と言われる、5つのチャートパターンが基本です。
まずはそれら5つのパターンをさらっと説明しますね。
〇 1.「三山(さんざん)」
「三山」とは、チャート上に3つの山が並んでいる形を指します。
この3つの山のトップピークを結んだ線を「天井(てんじょう)」と言います。
相場の雰囲気としては、何度も高値にトライしているけれども天井で跳ね返されてしまい、
「相場はこの天井を超えることはないだろう」という状態です。
ですので、この「三山」が現れた場合は
「相場の下落」の兆候であり「売り」という判断ができます。
類似の形状に「三尊」があり、3つのトップピークのうち真ん中が最も高くなったチャートのことです。
「三尊」も同様に「売り」の判断です。
〇 2.「三川(さんせん)」
「三川」は「三山」と逆のイメージです。
チャート上に3つの谷が並んでいる形のことです。
この3つの谷のボトムピークを結んだ線を「底
(そこ
)」と言います。
何度も安値にトライしているが、底難いために
「底を抜けることはもうないだろう」という状態です。
ですので、この「三川」が現れた場合は「相場の上昇」の兆候であり
「買い」という判断ができます。
類似の形状に「逆三尊」があり、3つのボトムピークのうち真ん中がもっとも低くなったチャートのことです。
「逆三尊」も同様に「買い」の判断です。
〇 3.「三空(さんくう)」
「三空」とは相場に勢いがあり、前日終値から翌日始値に乖離が発生しチャートが繋がらず、
ローソク足間に空間ができることを「空」または「窓」と言います。
「三空」は
3回連続「空」が出来た時に、その後相場の転換が起きると予測できる戦略です。
相場に勢いがあるため、また下がる/上がるのではと予想しそうですが、
3度起きれば勢いは一服し「相場が反転する」ことが多いようです。
陽線で三空が現れた場合(三空踏み上げ)は「売り」、
陰線で三空が現れた場合(三空叩き込み)は「買い」になります。
〇 4.「三兵(さんぺい)」
「三兵」とは連続する3本の陽線または陰線のことです。
三兵は相場の強さを表しており、
「順張り」する戦略です。
安値圏での陽線三兵は「赤三兵」と呼ばれ、強い上昇トレンドを表しており「買い」の判断です。
高値圏での陰線三兵は「黒三兵」または「三羽烏(さんばがらす)」と呼ばれ、
強い下落トレンドを表しており「売り」の判断になります。
しかしながら、三兵の上昇/下落方向に長いヒゲが伸びていた場合、最高値/最安値を試した形跡です。
三山・三川などの考えから
「トレンド転換」を示唆しています。
三兵だがヒゲが長い場合は、時間足を日足から12時間足に変えるなど期間の短いチャートを確認し、
相場の状態を分析してポジションを取る必要があります。
〇 5.「三法(さんぽう)」
「三法」とはいわゆるレンジ相場の戦略です。
例えば、長い陽線(大陽線)が発生したあとのローソク足3本がこの陽線の幅を超えずに陰線がうろつく時、
相場が膠着している(保ち合い)状態です。
この時はポジションを取らず、
「休む」ことが戦略になります。
トレンド転換のポイントは「赤三兵」の出現や「大陽線」といったローソク足がレンジを抜けた時になります。
このように、上昇トレンドで発生した三法を「上げ三法」と言います。
逆に大陰線から始まる下落トレンドで発生した三法を「下げ三法」と言い、
トレンド転換のポイントは同様に「黒三兵」の出現や「大陰線」がレンジを抜けた場合になります。
〇 窓が3つ並ぶと「三空」!為替チャートではめったに見られない形
それでは
「三空」から詳しく説明します。
図のように同じ色の線が3本、しかも間をあけて並んでいます。
強いトレンドが発生しているのがわかります。
この間を
「窓」と呼んだりしますね。
で、窓というのは一般的には「埋められるもの」とされています。
窓があいても、またそのレートに戻ってくるという話を、
聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。
(窓のことを空と呼ぶみたいですね)
それなのに、
「三空」は、窓も埋めずにどんどんトレンドの方向に進んでいく。
つまり、
「半端ない強さのトレンドが続いていて、いつ終わるかわからないくらいだ」
ということです。
この時の相場心理は、
熱狂です。
市場参加者が全員
「早く買わなければ!」(下降トレンドなら売らなければ!)
「私だけ儲けのチャンスに遅れてしまう!早くしなければ!」と沸き立っているのです。
窓を埋めている余裕なんてないわけですね。
ただ、24時間どこかの市場が開いている為替チャートでは、
ローソク足どうしが繋がっていることが多く、窓はあまり作られません。
しかし休み明けである月曜の朝には、
前週の終値と離れた場所でスタートして窓を作ることがあります。
そんな週が
3週続いたら、中期で相当強いトレンドが発生していることになります。
また、1分足などでは窓がめったに作られないため、
窓がなくても勢いよく3本並んだトレンドは、強いと判断できます。
この場合も
「三空」と同じトレードができます。
〇 フラッグやペナントパターンを形成する「三法」はバイナリーオプションに最高の相性!
次は
「三法」の説明です。
今まで出てこなかった
「フラッグ」や
「ペナント」という言葉ですが、
図のような形にトレンドラインを引けるなら、
その前のトレンドがまた続くという形です。
これがもう少しきれいだと
「トライアングル」とか
「三角持ち合い」ともいいますね。
さて、トレンドが続いていて、ふと反対のローソク足が出始めます。
それは短いか、ヒゲのある中途半端なものです。
そのローソク足がなぜか3本続いたあと、また元のトレンドに戻っていくというパターンが、
とてもよく発生します。
3本のローソク足は、3分を表すことも、15分を表すことも、3か月を表すこともありますよね。
しかしどんなときでも、なぜか3本だけ出て、トレンドに戻っていくのです。
「3」という数字や時間(3か月とか)は、どの相場でもなんらかの意味を持つことがとても多く、
このことを覚えておくとバイナリーオプションでも優位に立ちやすいです。
もちろん、すべてがそうなら誰も苦労しませんし、
4本の短いローソク足の後にやっと元のトレンドに戻るときもあります。
しかし、こういうときは最初に負けても、
やっぱりトレンドに戻る確率がより高まったし、エネルギーをそのぶん溜めているから、
動いたときに大きいと判断して、めげずにもう一度エントリーできるのです。
〇 実例付き!「三空」がワークする条件
では順に、間違って使ってしまわないように、ワークする条件をチェックしておきましょう。
最初は
「三空」です。
ヒゲのありなしは関係ありません。
- 「三空」は、それまでのトレンドとはあまり関係なく出る
- 「三空」が出る前か出ているときに、トレンド系のテクニカルが同じ方向を示しているとき
- ファンダメンタル的な理由があるとき
トレンドと関係ないと書きましたが、
「三空」が出ている状況では、もうトレンドが出ているはずです。
そのとき、移動平均線やトレンドライン、一目均衡表などでも確認して、
同じ方向なら自信を持ってエントリーできます。
また、「ファンダメンタル的な理由ですごく強いものがある」場合、ハッキリした
「三空」ができます。
このチャートは
ドル/円の週足ですが、
今年の4月23日は
フランス大統領選挙でマクロン氏が当選しました。
それまで世界中で「保護主義」に対する不安が高まっていたので、
そうではないマクロン氏の当選ですっかり安心し、
3週間上がり続けました。
ハッキリした「窓」が出来たのは、最初の週足だけでしたが、
次からも窓を開けそうな勢いで上昇している様子がよくわかります。
このときのチャートは、
「三空」のとてもいい実例となっています。
〇 「三空」のバイナリーオプションでの立ち回り
バイナリーオプションで戦うときには、以下に
注意してエントリーまたは休憩します。
特に
「三空」でわかりにくいのは、
「3つめの窓はストップの合図」ということです。
「エントリーしちゃダメ」という意味なのです。
ここを区別して考えないと
「三空っていつエントリーしたらいいの?」と混乱してしまいますので
気を付けましょう(;^_^A
- 窓の次のローソク足で、トレンド方向に順張りする
- ただし、最後の3つめの窓が作られたら、トレードはいったん休んで様子見
- 「三空」が完成したあと、しばらくして反対のトレンドが出来始めたら、それは大きいので新たなトレンド方向にエントリーの準備、またはエントリー
- 新たな方向へは強く短く反転することが多いので、これは深追いせず1、2回のトレードで終了
「三空」での順張りは、最初のときと、その勢いが作った反転のときだけということです。
慣れないと難しいですが、
過去のチャートを眺めて頭の中でトレードのシミュレーションをしてみてください。
図には「High」の解説しかありませんが、「Low」はこの反対と考えればOKです。
〇 「三法」がワークする条件
「三法」は、チャート上でもしょっちゅう見かける形です。
短期でも長期でも出るので、見つけるのが楽しいと思います(*'▽')
ヒゲはあってもなくても良いです。
また、3本の短いローソク足の位置ですが、
きれいに並んでいたりデコボコっとしていたり、いろいろです。
特に形を気にしなくても、
「トレンドの途中で反対向きの短いのが3本出たな」となったらこれと思えばOKです。
- それまでにトレンドが形成されている
- 他のテクニカル分析で、トレンドの継続を示しているとき
- ファンダメンタル的な理由があるとき
見分けるのがとても簡単で、よく出るパターンなので、
何度もデモトレードをして自分の得意にしてしまいましょう!
〇 「三法」のバイナリーオプションでの立ち回り
「三法」が出たら、その次のローソク足が元のトレンドに戻ります。
次のローソク足というと、
4本目ですね。
1:トレンドが続いている
2:反対方向の短いローソク足が3本並んで「三法」を作った!
3:4本目のローソク足がトレンド方向に進み始めたらその方向を買う
確率は高いのですが、絶対に4本目でトレンドに戻るとは限りません。
でも、他のテクニカルで見ても
「どうやら強いトレンドのようだ」と判断できたら、
自信を持って買うしかない!と考えています。
4本目がダメで、5本目にようやくトレンドに戻るということもありえます。
また、短いローソク足が何本も作られているのは、
相場のエネルギーが溜まっているということなので、動き始めたらチャンスです。
〇 まとめと「三空」「三法」がワークしないとき
「三空」「三法」がワークしないときは、こんなときです。
- 荒れた相場のとき
- ファンダメンタル的な理由で、トレンドが壊れたとき
そもそも、「三空」「三法」は充分に相場の強さがあるから出るのです。
ですから、よほどのことがない限りは安心してチャートを眺めていられるはずです。
それでは、これでローソク足だけでバイナリーオプションに挑戦する試みを終わります。
今回も、難しい言葉
「フラッグ」や
「ペナント」などが出てきて、わからない人も居たかもしれません!
これまで、「あとで説明しますよ~」ということで
あまり親切に説明できなかった用語や、考え方について次回から少しずつ説明しますね!
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※次はダウ理論を読んでおくのがいいかも!
「「ダウ理論」の3つの基本法則が、ファンダメンタルが苦手な人に自信をつけてくれる」
「「ダウ理論」でいう「ボックス圏」はレンジ相場のことですが、使い方は?」
「(ダウ理論)ハイローオーストラリアにもおおいに関係ある!長期トレンドの法則」
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