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「ダウ理論」の3つの基本法則が、ファンダメンタルが苦手な人に自信をつけてくれる

更新:2020年07月17日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です!

ここまで、「ダウ理論」の基本法則のうち、気になるものを取り上げました!

今回は、ほかの基本法則を3つとりあげます!

特に平均価格について理解すると

「ファンダメンタルが苦手でもトレードはできる!」という自信がつきます!

どうしてチャールズ・ダウは、平均価格を重要だと言ったのでしょうか。

目次

〇 1:「ダウ理論」が平均価格をどう考えているのか



「ダウ理論」の基本法則の一番はじめに書いてあるのが、この「平均価格」の法則です。

需要と供給について、難しいファンダメンタル分析をしている暇に、

なにか起こればもう価格には織り込まれています。

経済指標が良かったのに、

チャートは下がるという「織り込み済み」現象もこの基本法則どおりなのですね。


(1)平均株価(平均価格)はあらゆるものを織り込んでいる


なるほど~。

たしかに、どんなに突然な事件が起こっても、

すぐに市場ではあらゆる銘柄の売買が行われてそれなりの価格になってしまいます。

結局、事件の内容を知らなくても、

平均価格が上がっていればその銘柄に有利な事件だろうというので、買いから入れます。

「ファンダメンタルが難しくてわからない」という悩みがあっても、

これを知っていればテクニカル分析だけでもなんとかなると納得できますね。

ところで、その平均価格を線でつなげたのが移動平均線です。

これも、あらゆるものを織り込んでいるとされています。


※ファンダメンタルとダウ理論(注1

〇 2:平均を相互に確認するってどういうこと?



次に「平均は相互に確認されなければならない」という基本法則を理解したいと思います。

実は、最初に「ダウ理論」をご紹介した時には、こう書きました。


(4)工業株と鉄道株を常に見比べなくてはならない


「ダウ理論」ができた頃には、インターネットもなかったのです。

だから今のようにGoogleやFacebookの株に気を付ける必要がありませんでした。

当時の経済にとって大切だったのは「モノ作り」とそれを運ぶ手段でした。しかし、

「相互に確認されなければならない」というのは「ひとつだけ見てちゃダメだよ」という意味です。

私たちがハイローオーストラリアのトレードをはじめる前には、

ドル/円(USDJPY)だけでなくユーロ/ドル(EURUSD)も同時に見なくてはなりません。

たとえば他が動いていないときに、ドル/円だけが動いているのなら、

特に理由のない動きなのでササっと同じ方向の買いを終わらせる必要があります。

しかし同時にユーロ/ドルやユーロ/円(EURJPY)が動いていたなら、

「なにか市場全体を動かす大きな出来事があったかも」と

しばらくの間同じ方向を買い続けることができるかもしれないのです。


※ダウ理論とETF(注2

〇 3:トレンドと出来高との関係とは



次は「ダウ理論」でのトレンドの考え方です。

トレンド転換のシグナルが遅いことで嫌われてしまう「ダウ理論」ですが、

出来高に関しては良いことをいっています。


(6)トレンドは出来高でも確認される(トレンドがあっても出来高が増えなければ、続かない)


ハイローオーストラリアやFXで出来高を使うには、こんな方法があります。


・出来高が多ければ、今のトレンドをしばらく追いかけることができる
・トレンドが変化しても、過去に出来高が多かった価格が意識されやすい



意識されても、そこで上がるか下がるかはわかりません。

でも、多くの人がその価格で売買をしたというのは、そこにまた近づいたら動きが出るものなのです。

MT4では、「Volumes」というインディケータがあるので、

その値が大きくなったときの終値(ローソク足)にラインを引いておきます。

そしてハイローオーストラリアで、突き抜けか跳ね返りのどちらかでエントリーします。


※出来高とは(注3

〇 出来高を見るためのインディケータはこれ



それからMT4に慣れている方は、

もっと出来高が見やすいインディケータを探して導入することもできます。

(やりかたを書くスペースがないので、MT5を中心にインディケータの導入方法を書いたebookを用意しましたので、一度参考にしてみてくださいね)

この上の図は、出来高が横向きに表示されるようになっています。

こんなふうだと、出来高の多い価格帯がすぐわかって便利です。

MT4やMT5に標準でついているインディケータでは、こういうのが無いのです。

いいのを探したいという人は、abysseというところが探しやすいです。(MT4用)

上の図のインディケータの名前は「SessionsEX」といいますが、

一般の方が作ってブログで紹介していたので今もあるかどうかわかりません。
 

※abysse(注4

〇 今回の法則を全部使って、ハイローオーストラリアをする



ハイローオーストラリアで「Turbo」の5分をやりましょう。

ドル/円の5分足です。

チャートに引いたラインがわかりにくければ、オレンジの棒グラフみたいなやつだけ見ていてください。

さて、移動平均線も適当に2本、表示しました。

みなさんに申し訳ないのですが、たまたま持っていた「SessionsEX」で出来高を見ましょう。

ただしVolumesで見つけた価格も結局、同じでした。

以下の条件が揃ったので、「上」を買いました。


・ほかの通貨ペアも見て、市場は安定していると判断した
・過去に出来高の多かった110.47円に注目、下がったチャートが再び110.47円に戻っている
・これで、過去の売り勢の利益確定が出始めて、チャートが上昇しはじめた
・110.47円の次に出来高が多い110.52円をうわ抜けてきた
・移動平均線は上昇トレンドを示している



※MT4のボリューム系(注5

〇 無事勝利!得意なテクニカル分析から身に着けていこう



もし、上下にガクガク動いていれば、110.47円まで下がったところで「上」と考えていました。

しかし、移動平均線がきれいに上がっていき、110.52円をうわ抜けたので、素直にそのまま買いました。

作戦がうまくいったようです。

「ダウ理論」は使える理論のようですね!

今回は、チャートにラインが多いしわかりにくかったかもしれません。

得意なテクニカル、好きなテクニカルから使いこなして覚えればよいのですが、

組み合わせるのも面白かったですね。

ではまた次回!

※トレンドフォロー(注6


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※この記事はテクニカルアナリスト協会の教科書を参考資料に書かれています。
また、ダウ理論についてはこちらで特集をしています。

『【ティータイム】ダウ理論、エリオット波動、一目均衡表、難しそうな3種まとめ』

『「ダウ理論」でいう「ボックス圏」はレンジ相場のことですが、使い方は?』

『ハイローオーストラリアにもおおいに関係ある!長期トレンドの法則』

ゆっくり読んでくださいね。
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■■■■脚注■■■■

(注1)第11回 ダウ理論&RCI(外為オンライン)
(注2)チャート分析の基本がわかるダウ理論の全知識(ETF Gate Way)
(注3)出来高(iFinance)
(注4)Abysse
(注5)MT4のボリューム(Volume)指標(FXTF)
(注6)トレンドフォロー(iFinance)

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