トレードのときはこう考える！ボリンジャーバンド実戦編！

更新：2018年02月22日

こんにちは、ミウラです！

移動平均線に続いて、

ボリンジャーバンドについても

基本的な枠組みについて解説してきました！

これで一通り、トレードができる材料は揃っているのですが、

それをいざ、実戦に落とし込むとなると、

やはり戸惑う部分やわからない部分が出てくると思います・・・

理論と実践の間には、慣れや経験で埋めないといけない溝があります。

今回は、ハイローオーストラリアのturbo1分をテーマに、

ボリンジャーバンドを使った実戦形式で、

どういうことを考えながらトレードを進めていくかを解説します。

目次

• ボリンジャーバンドとシグナルの設定
• トレードに入る前に下準備を
• エントリーまでの流れ
• 想定外の展開でも冷静に
• すかさず追撃を
• 大きく動いたら仕切り直し
• 慣れや経験はどうしても必要になる

〇　ボリンジャーバンドとシグナルの設定

まずはチャートを用意します。

今回チョイスしたのは

もっともスタンダード（とミウラが考える）組み合わせ。

5分線ボリンジャーバンド（±2αのみ表示）に

25分線、75分線をシグナルとして追加したものです。

この5、25、75は日足でも王道の組み合わせですが、（注1）

1分チャートでも長すぎず、短すぎず、

実にしっくりくる組み合わせになっています。

迷ったらこのパラメータの組み合わせでOKです。

〇　トレードに入る前に下準備を

ハイローオーストラリアの1分は、

エントリーのタイミングが1秒ズレても

勝ちが負けになるシビアさがあります。

したがって、トレードに入る前に購入する方向性を確認しておき、

セッティングも済ませておくことをオススメします。



まず、チャートで見るべきは25分線の動向。

ボリンジャーバンドの内側から外側へと抜ける動きが観察できます。

これは前にも解説しましたが、下げ止まりのサインです。

クロスした地点のローソク足の安値が底値となって、

ここから反転、上昇する可能性を示しています。

よって、購入する方向はHIGHということになります。



前もってHIGHを選んでおき、金額も先に入力しておきます。

こうしておけば、ワンクリックでエントリーすることが可能。

この部分はトレードにおいて非常に大事です。

チャートでエントリーのサインが出たのを見てから入力していたのでは、

とてもじゃないですが間に合いません。



事実、このときもチャートに戻ってみると、

すでに上昇を開始したあとでした。

チャンスをひとつ逃してしまったことになります。

こういったことは頻繁に起きますから、

トレードの前には必ずセッティングを済ませておきましょう。

〇　エントリーまでの流れ

さて、チャンスをひとつ逃してしまいましたが、

上昇トレンドは継続しています。

次に25分線がボリンジャーバンドの外に飛び出すまで、

HIGH目線で、エントリーのチャンスを狙っていくことになります。



次のチャンスは、

ボリンジャーバンドの中央の平均線に

ローソク足が落ちてきた瞬間です。

移動平均線は強力なサポートラインです。（注2）

しかも今回は25日線まで重なっていますね。

これは信頼度が高いです。

ローソクが垂れてくるのをじっと待ちますが・・・

〇　想定外の展開でも冷静に

ここで想定外の動きが。

移動平均線との接触で買う予定でしたが、

一瞬で平均線の下にまで下がってしまいました。

これはほんの一瞬の出来事。

エントリーする暇もありませんでした。

が、ここで慌ててはいけません。

ローソク足は、

ちょうどボリンジャーバンドの下限のバンドに接触しています。

これは移動平均線よりもさらに信頼度の高いサポートラインになります。

ここで冷静にHIGHでエントリーし・・・



しっかりと勝ちを拾います！

大きく下げた部分で拾えているのがおわかりになるでしょうか。

チャンスはごく一瞬。

ここできちんと拾えているのも、

事前にHIGHの設定をしておいたからですね。

地味な準備が勝敗に直結するのが1分のバイナリーなのです。

〇　すかさず追撃を

勝利の余韻に浸りたいところですが、

ここでのんびりしてはいけません。

1回勝ったあとはすかさず、次の勝ちを狙うくせをつけていくべきです。



現在、25日線とボリンジャーバンドの下限が

サポートラインとして機能しています。

そこで、そのラインに落ちてくるのを待って、

もう一度、同じパターンでの連勝を狙います。

時間がたてばたつほど、連勝は狙いにくくなります。

狙うならテンポよく、ポンポンと買っていく感じで攻めましょう。



次も難なく勝って2勝目！

さらに3戦目にもチャレンジしたいところですが・・・

〇　大きく動いたら仕切り直し

ここで大きな上昇が始まりました。

上昇トレンドであることは同じなのですが、

値動きの大きさが段違いです。

これは状況が変わりました。

75日線も絡む動きになってきたので、ここはいったん仕切り直しです。

動きが収まって、

25日線や75日線が

ボリンジャーバンドの内側から外側へと出る瞬間からが

次のエントリーのチャンスとなるでしょう。

〇　慣れや経験はどうしても必要になる

実際のトレードでは、チャートのサインをもとにトレードするといっても、

いつ攻めるか、どこで仕切り直すか、

といった細かい判断は常に求められます。

こうした判断には、ある程度の慣れや経験が必要になるため、

できるだけ実戦で経験を積んだほうが、

バイナリーの上達は早くなります。

実際のトレードを通じて、

チャート上には現れにくい駆け引きを身につけていきましょう。

■■■■脚注■■■■

（注1）ゼロから始める株入門　【第21回】「移動平均線」の見方　（ZAi ONLINE）
（注2）単純移動平均線　支持線（サポートライン）と抵抗線（レジスタンスライン）　（じぶん銀行）