短期取引でも有効？上位の時間足の使い方とは！

更新：2018年09月17日

こんにちは、ミウラです！

ハイローオーストラリアのturboのような短時間取引では、

1分チャートを見るのが中心で、1時間足や日足などを見ることは少ないと思います！

ミウラも一時期は、一切不要と考えていたこともありました！

ただ、最近になって、

やっぱり上の時間足も見ておいたほうがいいのかなと思うようになっています。

ローソク足は上位の時間足に影響を受ける、というのはチャートの基本です！（注1）

今回は、なぜ、バイナリーで上位の時間足を見ておいたほうがいいのか。

そして、どのように短期トレードに生かしていくのかを考えていきます。

目次

• なぜ、上位の時間足を見ておくべきなのか
• 1時間足の読み方
• 入ってはいけない1時間足の例
• 上位の時間足は厳密に見なくてもよい

〇　なぜ、上位の時間足を見ておくべきなのか

まずは、上位の時間足をチェックしておきたい理由についてです。

これまでの連続トレードやマーチンゲール、5戦限定法のトレードは、

すべて1分チャートの情報をもとにトレードを行ってきました。

ボリンジャーバンドとシグナル、そして、MACDのサインを見ていれば、

それでエントリーする方向性にはほぼ間違いがなかったからです。

しかし、より上位の時間足が影響を及ぼしやすい部分があります。

それは、これまで何度も取り上げた十字線とそれに準ずる形状のローソク足です。



便宜上、日足と1時間足、そして1分足を例に説明します。

日足で大きく下げているなかでの1時間足を表示しています。

その下げトレンドの1場面です。

バイナリーでエントリーするならLowですね。

そのなかで、十字線が出ており、始値と終値がほぼ一致しているという状態です。

十字線は一般的に、売り買いが拮抗する場面を指すとされています。（注2）

バイナリーをする上で、十字線は勝敗がわからない不確定要素なのですが・・・



その十字線の終値の部分を1分足で拡大してみました。

この黄色い丸で囲んだローソク足の始値の部分が、

バイナリーでトレードした場合のターゲットレートになります。

横ラインを引いてみるとよくわかるのですが、

ほとんどの時間帯でターゲットのレートを下回っています。

1時間足では十字線になっているものの、

その内部の1分足では、

レートはほとんどターゲットラインの下に位置しているということになります。

1時間のうち、一瞬だけ上げて上ヒゲを伸ばしてはいるが、

すぐに押し戻されてほぼターゲットラインの下にいる。

日足で下げているなか、1時間足の十字線は、

内部がこのようになっていることが多いのです。

つまり、上位の時間足のトレンドに沿ってトレードしていると、

十字線が出る場面で、勝ちに転がる可能性が高くなる、といえます。

確実にこれが起こる！というわけではありませんが、

相場とは、より高い確率のものを選択していくゲームです。（注3）

より上位の時間足をチェックしておくと、

ギリギリの場面で勝ちに転がるチャンスを増やすことができます。

その結果、利益を底上げできたり、

5戦限定法での致命的な3連敗を防ぐことにもつながるのです。

〇　1時間足の読み方

1分トレードの場合、どの上位の時間足を利用するかということですが、

1分チャートにかかっているトレンドの圧力を知るのが目的なので、

長すぎず、短すぎない1時間足が適しています。

5分足などを使う方法もあるのですが、

トレンドの転換が目まぐるしく、だましもあるので判断が難しいです。



1時間足のトレンドの読み方ですが、

1分足チャートをそのまま1時間足に切り替えたものがじゅうぶん使えます。

読み方も1分と同じで、

ボリンジャーバンドとシグナルのクロスで反転の可能性が高くなる、

という読み方になります。

MACDもかなり信頼がおけるので、合わせて活用しても良いでしょう。



ただ、1分足と1時間足の違いもあります。

1時間足は多少の取引量では動かないため、

反転のサインが出ても動きが鈍いことがあります。

このように下げ渋るのは日常茶飯事。

ときには無視して上げていくこともあります。

ピンポイントでエントリーすべき場面を探るという使い方ではなく、

あくまで現在のトレンドの方向性や

今後の展開を予想する参考にとどめるのがベターでしょう。

さらに上位の日足を見る、というのもアリです。

特に強いトレンドが出ている日には、

1時間足はおろか、1分足ですらその方向に引きずられやすくなります。

「今日の流れは上だな」程度でよいので、トレードを始める前にチェックしておくと、

より有利にトレードを展開することができるでしょう。

〇　入ってはいけない1時間足の例

基本的には、上位の時間足のトレンドに沿うのが良いのですが、

市場の動きによっては、

トレードに入らないほうがよいパターンのローソク足もあります。



1時間足で急激に下げているこの部分。

トレンドが強そうで稼ぎ時に見えますが、

5戦限定法や連続トレードでは失敗しやすいです。



1分足に分解してみると、この下げはこのようになっています。

ドカンと1分で落として、数分かけて戻りを作る動きになっていますね。

3連敗する場面が2箇所、そのほか2連敗も多いです。

何らかの要因で一気に下げが入ると、買い戻し、売り戻しの力が継続的にはたらき、

トレンドと逆方向のローソク足が連続するのです。

これは特に5戦限定法にとっては鬼門となります。

トレンドと逆方向のローソク足が多くなるため、連続トレードでも収支が良くないです。



ここで狙って欲しいのは、急激な動きのあとの戻しの部分です。

1時間足では、大きな下げのあとの上昇で戻す部分ですね。



1分足で見てみると、一気に下げる部分は一箇所のみ、

あとはじわじわと買いが集まって上げています。

5戦限定法や連続トレードには最適なローソク足の配置になっていますね。

実は前回の1時間足に合わせたトレードも、

大きな下げの戻りの上昇に合わせています。

このように短時間での大きな変動が来た場合は、

いきなり手を出さずに様子見をして、戻りを美味しくいただくのが安全です。

〇　上位の時間足は厳密に見なくてもよい

トレードの主戦場は1分チャートですから、

上位の時間足の分析はトレンドの確認程度でかまいません。

しかし、その方向を意識しておくだけで、勝率は目に見えて改善するでしょう。

上位の時間足のトレンドに100%、支配されるというわけではないですが、

トレードを重ねていけば、無視できない差が現れてきます。

ぜひ、エントリーの前に上位の時間足の動向もチェックしてみてください。

■■■■脚注■■■■

（注1）上位時間足を利用した押し目買い、戻り売り手法（YJFX!）
（注2）ローソク足の見方（FXブロードネット）
（注3）短期トレーディングが好調！収益機会は日足だけではない（岩井コスモ証券）