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通貨オプションのストラドルの意味とFXでの使い方!

更新:2019年02月15日

こんにちは!

フィナンシャルプランナーで、海外FX大好きトレーダーのchieです!

国内FX業者さんの相場情報のなかに「110円にロング・ストラドルがありまして」といった発言があります!

これは主に通貨オプションという取引をしている市場参加者のポジションについていっています。

今回はできるだけわかりやすく「オプションのストラドル」の意味とFXでの対策を解説します。


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〇 オプションとは?


chieはXMやiFOREXでトレードしますが、世の中にはさまざまなトレーダーがいて、金融商品(デリバティブ)があります。

そういった金融商品のなかに「通貨オプション」というものがあります。

これはドル/円などを「○○円で買う権利」

または「○○円で売る権利」を手に入れるためにいくらかの代金を支払うという取引
です。

これならドル円がもし値上がりしても、安く買う権利を持っている人は得をするわけです。

値下がりしたときには、高く売る権利を持っている人が得をしますね。

買う権利をコール売る権利をプットといい、名前の覚え方は上の図のとおりです。

※オプションとは (注1

〇 オプションのコールを買うとどうなる?


ドル円の通貨オプションの例です。

コールもプットも、売り買いどちらもできます

上の図は、コールを買ったときの損益の流れです。

真ん中に「権利行使価格」と書いてありますが、これが「○○円で買う権利」の「〇〇円」になります

横の軸が、ドル円の価格です。

このときのドル円のことを「原資産」といいます。

では仮に原資産の権利行使価格を「100円」にしておきます。

グラフを見ると、このコールはドル円が上昇すればするほど利益が大きくなることがわかります。

損益分岐点は100円よりもちょっと上です。

FXのスプレッドと同じ感覚で、最初に支払った代金(プレミアム)のぶんずれます。

100円よりも下がったのに損失が膨らまないのは、こういうときは権利を行使しなくてもいいからです。

※コールオプション (注2
※プットオプション (注3


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〇 オプションのプットを買うとどうなる?


プットは売る権利ですから、ドル円が安くなるほど利益が出ます

「100円のプット」を買ったときの損益のグラフが上のようになります。

ドル円が100円よりも下がるほど利益が大きくなります。

100円よりもちょっと下から損失になりはじめて、最大損失はプレミアムのぶんです。

ここで「ん?もしかしてコールとプットを同じだけ持ったら上がっても下がっても利益になりやすいんじゃない?」

と気づく賢明な人もいるかもしれませんね。

〇 これが「ロング・ストラドル」です


そうなのです。

同じ権利行使価格のコールとプットを同じだけ買うという戦略が実際に行われていて

これが「ロング・ストラドル」戦略といわれるものなのです。

ロング・ストラドルをしたときには、コールとプットの損益が合成され、図の赤いラインが損益グラフになります。

損失が出るのは、V字の底のところだけになりますね。

コールとプットのときよりも損益の位置がずれるのは、プレミアムを2つぶん支払っているからです。

だとしても、これなら値動きの激しい相場でほぼ必ず利益が出そうですし、みんなやっている戦略というのもうなずけます。

このグラフと上下が反対になるのが、コールとプットを同じだけ売る「ショート・ストラドル」です

こちらはあまり値動きがないだろうというときの戦略です。

ストラドルには値動き予想により、この2種があるのです。

※ストラドルとは (注4


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〇 ストラドルとFXの関係


シカゴのCMEによると、1日の通貨オプションの取引高は80億ドルを超えるそうです。

シカゴだけでも世界中から1兆円近い資金が流れていて、大金持ちもいます。

そんな投資家は損をしないようにストラドルなどの方法を駆使しています

・ロング・ストラドルの投資家は、価格が荒れてほしいと願っています
・ショート・ストラドルの投資家は、価格が動かないでほしいと願っています


ここでそれぞれの思惑で資金を投入し、値動きを思い通りにしようとするのです。

FXをする私たちにも無関係ではないですね。

※CMEチャート (注5
※CMEホームページ (注6

〇 ストラドルをトレードにどう使うか?


ここまで「コールもプットも買うのがロング・ストラドルで、反対はショート・ストラドル」というお話をしました。

具体的には、業者さんのレポートに「〇〇円のあたりにロング・ストラドルがあるようだ」と報告があれば、

値動きがありそうだとみてスキャルをするとか、今持っているポジションを手仕舞いしようとかの判断の材料になります。

「〇〇円のあたりにショート・ストラドルがありそうだ」という報告なら、

値動きが抑えられるかもしれないというのでそれなりのトレードをすることになります。

いずれも、必ずそうなるとは限りません。

ただ、あまりにも小さいストラドルは業者さんも話題にしませんから、

もしそんなレポートを読んだならいちおう気を付けておきましょう。

今回はストラドルについてでした。

オプションの戦略は無限にありますが、機会があればまたご紹介しますね!


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■■■■脚注■■■■

(注1)オプション(おぷしょん)(野村證券)
(注2)コールオプション(こーるおぷしょん)(野村證券)
(注3)プットオプション(ぷっとおぷしょん)(野村證券)
(注4)ストラドル(すとらどる)(野村證券)
(注5)日経225先物 リアルタイムCME SGX
(注6)CME Group

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