バリュー株とグロース株ってFXに関係あるの？

更新：2019年04月26日

こんにちは！

フィナンシャルプランナーで、海外FX大好きトレーダーのchieです！

今回は株式トレーダーの間でよくいわれる「バリュー株」「グロース株」という言葉を通して、

FXにも通じる、あるファンドマネージャーの言葉をお送りします。

FXでつい塩漬けをしてしまう方に、ぜひ読んでいただきたい名言ですよ（´-`）.｡oO


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• 日本株を知るとFXにもいいかもしれない理由
• バリュー株とグロース株とは
• 投資家交流で小耳にはさんだ名言はこれです
• 「バリュー株をグロース株にするな」の2つの意味
• FXでは「落ちていくナイフを掴むな」
• 【まとめ】FXはエントリーしていくしかない

〇 日本株を知るとFXにもいいかもしれない理由

FXは世界各国の通貨をトレードする壮大な取引ですね。

でも、日本株は東の隅の狭い一国に上場された株式だけを扱います。

これは視野の狭いイメージがあります。

しかし、2018年に話題になった武田薬品の欧州のシャイアー買収のように円とユーロの流れを変える事件もありました。

日本の企業や機関投資家は、いまだに膨大な資金を運用しています。

たとえば日本のヘッジファンドと呼ばれる農林中央金庫に預金されている円は100兆円規模で、

そのうち運用されているのが60兆円です。

海外にも投資しているので外為に関係しますし、ここはヤマハ発動機などの機械メーカーの株価にも影響します。

まだまだお金を持っている日本ですから、為替にも影響を与えてしまうのです。

ですから日本株に少し興味を持ってもいいのではないでしょうか。

※武田薬品工業ホームページ （注1）
※数字でみる農林中央金庫 （注2）

〇 バリュー株とグロース株とは

バリュー株とは、有名な投資家のウォーレン・バフェット氏の考え方でも知られているもので、割安株のことです。

グロース株とは、これから成長が見込める株のことで、成長株と呼ばれています。

なんとなく同じものに思えますが、投資姿勢を別に考えなくてはなりません。

FXでいえばエントリーとイグジットのポイントが違うのです。

・バリュー株は、良い企業なのに割安だから買うもので、
もし不正会計などがあって「良い企業」の理由がなくなればイグジットするべきです

・グロース株は、成長の見込みがあるときに買い、それがなくなるか、
成長が終わって価格が成熟（じゅうぶん高くなる）したらイグジットします

※グロース株投資とバリュー株投資 （注3）


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〇 投資家交流で小耳にはさんだ名言はこれです

投資家が集まるイベントに出席するとさまざまな職業の方と出会います。

chieはできるだけFXだけでなく、株や債券の集まりにも行くようにしていますし、

フィナンシャルプランナーの勉強会にも行くようにしています。（交流はおすすめですよ）

そんなところで、ひとりのファンドマネージャーさんがふと口にした言葉が印象に残りました。

それが「バリュー株をグロース株にするな」という名言です。

※日本取引所グループ（注4）

〇 「バリュー株をグロース株にするな」の2つの意味

最初、意味がわかりませんでしたが、すぐにわかりました。

意味は「割安だと思って買った株が下がってしまったが、これから成長するだろうと新たに言い訳をして持ち続けるのはNG」です。

とても重要な教訓が少なくとも2つ含まれています。

（1）買った理由が消えたらそのトレードは終了
（２）塩漬けにせずルールどおりポジションをクローズしよう

ずっと金融業界にいた人ならではの良い言葉だなと感心したのを覚えています。

※塩漬けとは （注5）


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〇 FXでは「落ちていくナイフを掴むな」

塩漬けになりそうな行動のなかで、「落ちていくナイフを掴む」というのがありますね。

これはXMトレーダーの方にも経験があるかもしれません。

相場が急落したので「安い！買いだ！」と慌てて買ってしまうのです。

そしてもっと相場が下がってポジションが塩漬けになってしまいます。

FXだと売りのこともありますね。

たとえば、ボリンジャーバンドが横ばいだったので「上がったら売る」「下がったら買う」をやってうまくいっていたとします。

でも相場の急変があってエクスパンションが起きたのにまだそれを続けてしまうような失敗です。

これは、事前のルール設定を甘くして「バリュー株だ、安いから買おう」と安易に株を買ってしまう行動によく似ています。

さっきの名言にも通じますね。

〇 【まとめ】FXはエントリーしていくしかない

最近の日本株や米国株について

「もうすぐリセッションだ」「リーマンショックのようなことが起こる」と発言する人が増えてきました。

それを怖がってドル円をトレードしないまま、何年も過ぎる人もいるかもしれません。

でも、FXにしても株にしても、利益が目的のものはリスクを想定しつつもエントリーしていくしかないものです。

そういった宿命のなかで、塩漬けポジションを言い訳しながら持ち続けていればあっという間に資金が減ってしまいます。

FXではストップロス設定ができますし、こまめに対応しつつトレードを続けましょう。

ちなみに、これを書いている4月までは

ドル／円（USDJPY）は約109.70円～112.10円のレンジ内で「上がったら買う」というのができます。

でもいつか動き出すので、くれぐれも気をつけながらトレードしていきたいと思っています！


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■■■■脚注■■■■

（注1）武田薬品工業株式会社
（注2）数字でみる農林中央金庫
（注3）グロース株投資 （ぐろーすかぶとうし）（大和証券）
（注4）日本取引所グループ（JPX）
（注5）塩漬け（しおづけ）（乙女の財布）