【資料集つき2020年版】海外FXの確定申告シンプル知識

更新：2020年02月03日

こんにちは！

フィナンシャルプランナーで、海外FX大好きトレーダーのchieです！

毎年恒例、確定申告の季節が近いですね！

今回はポイントだけをさーっと書いて、あとは資料集という形で信頼できるサイトをご紹介します！

それでも各自の状況によって変わってきますので、

すこしでもモヤッとする部分があれば、必ず税理士さんや税務署の職員さんに確認してくださいね。

また、タイトルはわかりやすくするために2020年版と書きましたが、

確定申告は2019年度の所得に対してしますので正しくは2019年の確定申告ということになります。

※2019年度には海外FXに関係する税制改正はありませんでした

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• 確定申告と所得税とは
• 海外FXでの所得の種類
• 海外FXの所得を確定申告するときに用意しておくもの
• 経費になるものはなに？
• あまりもうからなかった人には【控除】の天使が舞い降りる？
• 資料集

〇　確定申告と所得税とは

国民には所得に対して納税の「義務」があります。

所得というのは、利益と違います。

利益は儲け、稼ぎのことですがそのために電気代や交通費を使いますからその「経費」を支払っていますよね。

所得は、利益から経費を引いたものです。

で、この所得に対して税金を計算して、本人が確定申告という作業をして国に報告するのです。

これが毎年2月中旬から3月中旬です。

その後「これだけ納税してください」というお知らせが来て、そのとおりにコンビニなどで納税するのです。

サラリーマンは会社が代わりに給料から払ってくれていますね。

〇　海外FXでの所得の種類

海外FXは、国内業者と違ってこんな税金グループに入っています。

「海外FXでの所得は雑所得で、課税方式は総合課税です」

この1文だけ知っていれば、いざ確定申告をするときに書類のどこに所得を書けばいいのかわかります。

そして税率の計算ですが、累進課税方式といって所得が増えるほど多く課税されるようになっています。

これも国内FXと違っています。

※国税庁「所得税の税率」 （注1）

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〇 海外FXの所得を確定申告するときに用意しておくもの

まず海外FXの業者で2019年1月1日～2019年12月31日までの履歴を出力しておきます。

1年をとおして利益になっていたら確定申告を意識しましょう。

マイナスになっている人は確定申告しなくていいかわりに、他の所得グループとの「損益通算」はできません。

（おなじ総合課税の雑所得グループ内なら、たとえば海外バイナリーオプションの損失を引いて所得を減らすことはできます）

そして利益があったらそこから「経費」を引くと「所得」が出ます。

ざっくりですが利益のあった人が確定申告前に用意しておくものは以下になります。

（電卓とかPCとか当たり前に使うものは除いています）

・すべての海外FX（バイナリーオプションもあればこちらも）の口座履歴
・（国内の仮想通貨の利益も同じグループなのでこちらの口座履歴もあればここで用意しましょう）
・経費の証拠になるレシートや領収書など

口座履歴のなかでは受け取ったスワップも利益になります。

XMtradingとiFOREXの口座履歴の場所を上の図に載せておきました。

〇　経費になるものはなに？

ごく一般的な例になってしまいますが以下のようなものはだいたい経費として認定されるはずです。

（どんなときにも例外はありますが）

・トレードに使うPCやスマホ代金（家庭用と同じならだいたいの割合を決めて計算、専用なら代金100％）
・トレードに使う通信費や電気代（上と同じ）
・電卓、トレード日誌用のノート、コピー用紙などの消耗品
・投資セミナーなどへの参加費、交通費（こちらも認定されないものもありますから注意）
・投資関係の書籍代金、FXメルマガ、VPA、EAシステム利用料など
・入金や出金時に銀行に支払った手数料、業者に支払った売買手数料

代表的なものをあげましたが、気になることは税務署に確認してくださいね。

【豆体験談】Suicaなどの交通費のプリペイドですが、

経費にできる交通費ならチャージ分をそのまま申告してもchieは大丈夫でした。

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〇 あまりもうからなかった人には【控除】の天使が舞い降りる？

所得の少ない人は税金が免除される場合があります。

それが「控除」で、ルールがしっかり決まっています。

・国内居住者すべての人の所得が38万円以下なら控除

上の例は基礎控除といって控除計算のベースになるルールです。

つぎに、サラリーマンの例をみます。

・サラリーマン（給与所得者）は給与以外の所得が20万円以下なら控除

サラリーマンは税金が源泉徴収されますが、それと別に副業などで所得があるとこうなります。

※他にも扶養親族の関係や家のローンのある人など、所得控除を受けられる場合があります。

※サラリーマンの確定申告 （注2）

〇 資料集

・フリーランス、中小企業の人のためにクオリティの高い確定申告ソフトを提供しているfreeのこの記事は確定申告全体についてきれいにまとめられています。

※freeの記事 （注3）

ここはわりとおススメなので、どうしても苦手な人はfreeみたいなソフトを使うのもアリかもしれないですね。

・ 裏技として、国内仮想通貨業者さんの確定申告ページをみてもいいかも。

仮想通貨の所得も海外FXと同じ総合課税の雑所得なのです。

※GMOコイン「確定申告」 （注4）

・国税庁で詳細をチェック

※所得税の確定申告 （注5）
※総合課税制度とは （注6）

以上、できるだけ一気に頭を整理できるように書いてみました。

この内容は個人トレーダーのためのものですので、事業として行っている方は税理士さんにご相談くださいね。

去年すこし難しく書いてしまったのですが、基本は同じです。

こちらもどうぞ。

※参考記事「【2019年最新版】知識ゼロからわかる海外FXの確定申告」 （注7）

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■■■■脚注■■■■

（注1）No.2260 所得税の税率（国税庁）
（注2）サラリーマンの確定申告｜副業で所得20万円を超えた人は申告を （freee）
（注3）【完全版】2019年の確定申告の基礎知識から申告方法、注意事項までを完全網羅！（freee）
（注4）税金・確定申告（GMOコイン）
（注5）所得税の確定申告（国税庁）
（注6）No.2220 総合課税制度（国税庁）
（注7）【2019年最新版】知識ゼロからわかる海外FXの確定申告