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フィボナッチの賞味期限切れ問題をどうする?その対策はコレ!

更新:2020年09月23日

こんにちは、ミウラです!

前回は、

フィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチ・ファンを両方とも長期スパンで使いました!

こういう使い方では、

ラインの間隔が広いのでこれからローソク足がどちらの方向へ進むのかを知ることができます

ただ、この運用法にはひとつ、大きな欠点があります


先ほど、安倍首相の辞任表明があり、ドル円は一気に値を下げました。

このように短時間で大きな下げを挟んだ場合、

斜線で表現されるフィボナッチ・ファンは傾斜がきつくなり、ごく短期間しか機能しなくなりま す

この画像でも、フィボナッチ・ファンを抜けた後は、

フィボナッチ・リトレースメントのみでのトレードになってしまいます。

そこで今回は、こういったときどうすればよいのかを解説していきます。

目次

〇 フィボナッチ・ファンを短いスパンで描画する

フィボナッチ・リトレースメントとフィボナッチ・ファンは、

より精度を上げるため併用するのが望ましいとされています。

※ フィボナッチファン(MetaTrader5)(注1

しかし、同じ高値と安値で描画してしまうと、

ファンだけがローソク足に早い段階で抜き去られてしまい、参考にならなくなってしまいます。

そこで、フィボナッチ・ファンだけを別の高値と安値で描画する、という対策をとります。


具体的には、フィボナッチ・リトレースメントよりも、短いスパンでフィボナッチ・ファンを描画します

これにより、フィボナッチ・ファンが先に賞味期限切れになってしまうことを防げます

別の高値と安値を結んでいるので、リトレースメントとファンの間に関連性はなくなってしまうのですが、

裏を返せば、別の要素からなるガイドを併用することになります。

二重のフィルターで精度が上がっている、ともいえるので、問題はありません。

リトレースメントで長期的な動きのガイド、

ファンで短期的な動きのガイドをする、

という風にも考えられます。

〇 実戦での使い方

では、この長期リトレースメントと短期ファンの組み合わせをどう使っていくのか。

実戦での動きを見ていきましょう。


最新のローソク足ではこうなっています。

ここで見ておきたいポイントは2つ。

まず、

「長期リトレースメントの23.6%ラインと短期ファンの61.8%ラインでもみ合いながら、下に落ちていっているな」と読みます。

この流れが継続する限りは、下降トレンドなのでLowで行くべきか、 となりますね。

しかし、一方で下のMACDに注目してみてください。

MACD、シグナルともに、まだ0ラインの下にあります。

このMACDとシグナルが0ラインを超えるのは上昇トレンド最後の確認ポイントでした。

※ 売買ポイント(auカブコム証券)(注2

しかし、これ以降はもう上昇トレンドのサインが出ないので、ここから反転が始まりやすいです。

これは前回でも使いましたね。

現状では、MACD、シグナルともに、まだ0ラインを超えていないので、

超えるまでは下げには転換しにくいかも・・・という警戒をする必要があります。


よって、様子見をしていると、もみ合いから脱して上に抜けようとし始めました。

MACDが発する警戒が当たった形です。

こうなるとレジスタンスであるリトレースメントやファンが抜かれたことで、

ブレイクアウトして次のリトレースメント38.2%を目指す動きに変化した可能性があります。

※ フィボナッチファンとポイント(ヒロセ通商)(注3


もみ合いが続くなら、23.6%の上に出たとしても、すぐにまた23.6%ラインにタッチしに行くはず。

しかし、押しのターンでも戻る気配がありません

そこで、「これは上を目指す流れだな」と判断し、Highで入っていきます


まずは1本目、Highで入って勝ち

連続トレードで、新規のローソクが出た瞬間、始値のところでHighで入っていきます。

方針は、38.2%に到達するまで。

途中で負けを挟んでもトータルで勝てると踏んで、決め打ちで連続エントリーです。


2戦目も勝ち

38.2%が近づいてきたせいか、少し勢いが落ちてきました。

ですが、まだラインに到達してはいないので、あと1戦はいけるはず。

次で終了だろうなという目安を立てて、もう3戦目に挑みます


ですが、3戦目は負け

トレード中に38.2%に到達し、そこで達成感が出てしまったのか、完全に勢いを失いまし

このあたりは短期間トレードのめぐり合わせということで、仕方ない面はありますね。


その後の動きはこうなります。

さっきの負けの時点ですでにエンベロープ同士のクロスによる、下げサインは出現していました。

しかし、MACDシグナルはまだ点灯せず、という状態です。

そこからMACDシグナルが0ラインを超えたのを合図に下げへと転換してふたたび23.6%に戻っています

〇 ファンはこまめに描き直すほうがよい

この、ファンが抜き去られたあとの動きを見てもわかるように、

レジスタンスとしてのファンが抜き去られても、一時的なブレイクアウトの上昇にはつながると しても、

すぐにまた下降に転じてしまう、ということはよくあります。

ファンは61.8%ラインを抜かれた時点で、短時間ブレイクアウト方面へのトレンドが発生しますが、

そのあとは効力を失うと考えてよいでしょう。

従って、今回のトレードでいえば、

3戦終了して下げ始めた時点でファンだけは描きなおしたほうが、安定してトレードを継続でき ます

リトレースメントは長期スパンで固定しつつ、

短期ファンはこまめに描きなおしたほうがよいでしょう。

■■■■脚注■■■■

(注1)フィボナッチファン(MetaTrader5)
(注2)第13回 MACD(auカブコム証券)
(注3)フィボナッチファン(ヒロセ通商)

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