【目から鱗】MACDを見やすく！MT5のプログラムとコンパイルに挑戦

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【目から鱗】MACDを見やすく！MT5のプログラムとコンパイルに挑戦

更新：2021年07月01日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

MACDとOsMAのお話を以前しましたが、

それにしてもMT4とMT5のMACDは見づらいですよね！

国内FXのアプリの表示と比べると線が一本足りないし！

今回はこれを見やすくする方法です！

とっても簡単で作業も一瞬で終わります。

〇　なぜか違う国内表示とMT4,MT5のMACD

上の図はMT5と国内の表示を比べたところです。（MT4も同じ）

・国内　MACDとシグナルがラインで表示され、その差をヒストグラムで表示
・MT5　MACDのみがラインで表示され、シグナルをヒストグラムで表示。差を表すものはない

国内トレーダーのほとんどは、

両方を見る機会があるのでヒストグラムの意味が違っているMACDを見ているとものすごく困ります。

ヒストグラムとは棒グラフのことです。

※ヤフーファイナンスの多機能チャート（注1）

〇　【下のMACD】で見やすく変更しよう

では変更しましょう。

MT5で説明します。

今からインディケータのプログラムを書き換えます。

メタエディター（Meta Editor）というのを使うので難しそうに思えますが大丈夫です。

書き換えることのできるのは【下のMACD】で、

ナビゲータの一覧でMACDが2つあるうち下にあるものです。

すぐ上に「ビル・ウィリアムズ系」が並んでいるので目安にしてください。

1.下のMACDをクリックで反転
2.その近くで右クリック
3.「変更」をクリック(MT4では修正となっています)

これでかっこいいメタエディターが出ます。

〇　メタエディターのここを書き換えるだけ！

メタエディターには、順に命令文が書いてあってMT5はそのとおりにMACDを計算して描きだします。

その命令文のヒストグラムのところをラインに書き換えれば、見た目を変えることができるのです。

1.14行目の""HISTOGRAM""を""LINE""に書き換える
（MT4では36行目）

「HISTOGRAMで出してね」という命令を「LINEで出してね」という命令に変更しました。

よく見るとすぐ下に""LINE""があって、

いつも見ているラインはここで命令されているのがわかります。

今後、仕様変更などで""HISTOGRAM""を書いてある場所が変わるかもしれませんが、

この単語は一個しかないのでがんばってみつけましょう。

〇　終わったらコンパイルする

メタエディターを書き換えたら、

メニューバーで「✔コンパイル」をクリックすればすぐにチャートに反映されます。

コンパイルで正式に書き換えが終わったということですね。

〇　できました！

2本のラインで表示されています。

これで成功です！

次からは【下のMACD】を選べばこのように出てきます。

便利ですね！

昔の表示が見たければ上にあるMACDを選べばいいのです。

〇　国内と同じヒストグラムを出すには

以上、国内業者のチャートと同じように見ることができるようになりました。

失敗が怖いときは、書き換えるまえにメモ帳などにメタエディターの内容をコピペしておきましょう。

ところで、国内業者ではもうひとつ、この2本の値の差をヒストグラムにして出してありますね。

それとほぼ同じにするためには、OsMAをこのMACDの上に表示させます。

国内業者と見た目が少し変わりますが、使えます。

このへんは好みで使ってみてくださいね。

※OsMAを出せば大丈夫な理由はこちらでチェック。
『MACDとOsMA（Moving Average of Oscillator）でハイローチャンスが増える？！』

■■■■脚注■■■■

（注1）ヤフーファイナンスの多機能チャート（YAHOO！ファイナンス）

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