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間違えると大失敗!「ダウ理論」の「明白で現実的な転換シグナル」

更新:2018年06月13日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です!

「ダウ理論」では相場の「転換シグナル」をハッキリと決めています!

前回は基本形を見ました!

ところが、基本形のようにわかりやすい形ばかりではないのが現実のチャートです!

今回お話する、「明白で現実的なシグナル」は、わかりにくいチャートでも使えるシグナルです。

正しくは「ノンフェイラースイング」といって、基本に対する応用です!

「基礎って大事だよね」というお話もあわせてどうぞ。

目次

〇 基本形の転換シグナルおさらい



「ダウ理論」では「トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する」というものがありました。

上の図は、上昇トレンドが下降トレンドに転換する様子です。

前回、基本形としてこの形のチャートについてお話しました。

天井(A)がいったん下降した後、また上昇したチャートが、

Aまで届かずに下がっていった後に「明白なトレンド転換」が起こりました。

そしてBの価格を下抜けたときに

「間違いなく上昇トレンドは下降トレンドに変わりました」
と明白に判断できるのでした。

この名前は、「フェイラースイング」といいます。

(下降トレンドはこの反対で、フェイラースイング・ボトムといいます。すべて名前は覚えなくて大丈夫です)


※ダウ理論とは(過去記事)(注1
※ダウ理論とは(証券会社)(注2

〇 ダウ理論の明白で現実的な転換シグナルとは



では、本題の「明白で現実的な転換シグナル」を説明します。

(ほんとうの名前はノンフェイラースイング)

基本形であるフェイラースイングみたいに、いつもきれいなチャートならいいのですが、

そうはいかないのが現実です。

なので、現実のトレードのときによく使うのが、このシグナルなのです。


・まず、A~Bまで下がって反転するのは、基本形と同じです。
・でも、次のCが、Aよりも高くなってしまいました。



「それじゃあ、またBと同じところを下抜けたら下降トレンドに転換するってことじゃないかな?」

と思ったら、違うのです。

Cまで上昇しているので、「まだ相場に強さが残っているから慎重に見ないと」と考えるべきなのです。


※トレンドとは(注3

〇 慎重に、そして現実的に転換シグナルを見極めよう



図をみてください('ω')

Dまで下がってまた上昇。

でも、Eがどうやら高値で、それ以上上がらないようです。

Dの価格を下抜けて、Fまで下がっていきます。

その、Dの価格を下抜けたところが「明白で現実的な転換シグナル」(ノンフェイラースイング)なのです。

FXだとよく「売りシグナルが出た」と表現されています。

「なあんだ、一番高いところからA、B、Cって数えれば基本形と同じじゃん」

と思いますよね?でも、いざ目の前にチャートがあると100%迷います!

なので、一度、この違いを知っておくだけでチャートを読み解く能力が格段に上がるのです。

(下降トレンドのときの動きとシグナルは反対です)


※よく「戻り高値」の意味が解らないといいますが、この場合「C」が戻り高値です。戻り高値とは(注4
※高値とは(注4

〇 実際のチャートでノンフェイラースイングを見つけよう



ハイローオーストラリアでは、あまり1時間足を見る人はいないかもしれませんが、

わかりやすいチャートを見つけましたのでご紹介します。

これは、ポンド/円(GBPJPY)の1時間足です。

ちょうど、上昇トレンドだったのに「なんだか下がってきたな」、という場面ですね。

A、B、C、D、E、F、とポイントを決めてみましょう。

(練習すると、だんだん見つけられるようになります)

いま、チャートはDよりも下がっていくので、下降トレンドに「明白に」転換したと判断します。

さて、図で「間違えやすい!!」と思いっきり書いた場所がありますが、

ここはトレード中にものすごく間違えやすいです。

特にこのチャートでは、AからCの間に値動きがあまりなく、レンジ相場になっています。

それをずっと眺めていると、FXの人なんて特に、

「Bの価格を下抜けたから、売っちゃえ!!!大儲けだ!!」

ってやりがちなんです。

このポンド/円の例なら、たまたまFまで下がりましたから良いですが、

いつも「Bを抜けたら売り!」て成功するとは限りません。


※レンジ相場とは(注5

〇 ハイローオーストラリアでノンフェイラースイングを使ってみる



このように、ずっと待っていなくてはならないために「ダウ理論はシグナルが出るのが遅い」となるわけですが、

だからこそ確実にトレンドが転換したと判断できるので、

メンタル面でも安心してポジションを持っていられるのです。

でもハイローオーストラリアのトレードに使うには、のんびりすぎな気もしますね。

とにかくやってみましょう。

上の豪ドル/円(AUDJPY)の1分足のチャートで「上昇トレンドから下降トレンドに転換」するのを待ちます。

いざとなると、「上」?「下」?と混乱するので、注意点はこうです。


・ラインをみてトレードするので、跳ね返りを狙う人(図のDで上を買う人)は、ダウ理論は無視すること
・ダウ理論を使ってトレードする人(下を買う人)は、跳ね返りが続いても根気よく下抜けを待つこと



つまり、自分で最初に決めたルールを破らないということです。

そして、このチャートは以下のどれになるのか、確認できるまで見続けます。(トイレに行っても良いですよ笑)


・Cの価格よりも上昇する(上昇トレンド継続が確定)
・Dよりも下抜ける(下降トレンドに転換が確定)
・どちらの価格からも出ない。(レンジ相場や三角持ち合いかも)


〇 トレンドが明白に転換するまで、とにかく待った結果



30分ほど経ちました。

上の図が結果です。

上昇してしまいましたね。

上のラインは、Cの価格のところに引いたものです。Cは、高値でした。

「高値を更新しつづけるのが、上昇トレンド」

という法則に当てはまり、上昇トレンド継続が確定しました。

(これもダウ理論の基本です)

もし、「Bを下抜けたから、下」とやっても勝てたかどうか微妙です。

おまけにもし、

「AとCでダブルトップかな?下だ!」

なんていう判断をしたら、最後には手痛い上昇にやられてしまいます。

「ダウ理論」を知ってさえいれば、このような失敗が防げるわけです。

今回は、見送り(もしくは華麗に上にチャレンジ)という結果になりました。

敏感に「上」「下」と教えてはくれませんが、チャートの形状を読み解く基本中の基本です。

中途半端に覚えたり間違って覚えたりすると、大失敗につながるという大切な理論なのです。


※ダブルトップとは(注6

■■■■脚注■■■■

(注1)「ダウ理論」の基本法則が相場の本質をスッキリまとめている件
(注2)金融・証券用語解説 [ダウ理論](大和証券)
(注3)トレンド(とれんど)(野村證券)
(注4)高値の意味・解説(weblio辞書)
(注5)レンジ相場(れんじそうば)(野村證券)
(注6)ダブルトップ(カブドットコム証券)

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