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扱いが難しい両ヒゲ・・・これも大きな利益のチャンス!?

更新:2019年02月18日

こんにちわ、ミウラです!

最近は平均足の上ヒゲ陽線や下ヒゲ陰線を主な手がかりにしてトレードをしていますが、

ほとんど手付かずの平均足の形状があります!

前にちょっとだけ触れたかもしれませんが、「両ヒゲ」てやつですね!

このように上にも下にもヒゲのついた平均足のことです。

この両ヒゲは、いちおうは相場のサインになるのですが、

扱いが難しいこともあり、トレードに採用するのは見送ってきました。

しかし、この難しいサインも料理のしようによっては、利益のチャンスになります。

今回は、このあいだ紹介した5戦限定法と組み合わせるかたちで、

この両ヒゲを上手に使っていきたいと思います。

目次

〇 両ヒゲが意味するもの

この形状から両ヒゲと呼んではいますが、平均足の両ヒゲは相場においては、

「下ヒゲのついた陽線」もしくは「上ヒゲのついた陰線」として扱われます。

というのも、

平均足では計算の関係上、下ヒゲのみの陽線と上ヒゲのみの陰線は存在しないからです。

(※注1) 図1 平均足の仕組み (外為オンライン)(注1

陽線であれば、存在しうるのは、

「ヒゲなし」、「上ヒゲのみ」「両ヒゲ」の3種となります。

さらに「ヒゲなし」が出現するのは

その前のローソク足と現在のローソク足でレートが一切動かなかった場合のみなので、

これもほとんど存在しないと言ってよいでしょう。

つまり、平均足の陽線は、「上ヒゲ陽線」と「両ヒゲ陽線」の2択に絞られるということになります。

そこで、両ヒゲ陽線が出た場合、

両ヒゲと理解するよりも、「陽線に下ヒゲがついたな」と考えるわけです。

少しややこしい話になりましたが、

要は「 陽線に下ヒゲがついているかどうかに注目しよう」ってことですね。

これまでなかった下ヒゲが出始めると、ちょっと相場の雰囲気が変わってきたということです。

〇 両ヒゲは相場転換のサインなのか?

ここであらためて、下ヒゲのついた陽線と上ヒゲのついた陰線をひっくるめて「両ヒゲ」と呼ぶことにしましょう。

この両ヒゲは相場転換のサインである、というのが一般的な見方です。

(※注2) 平均足の見方 (FXブロードネット)(注2

ただ、この表現は少し注釈不足な気がします。

確かに相場転換の場面において、この両ヒゲはたいてい出現しています。

しかし、この両ヒゲが出現しても相場転換しないケースも多々あります

この四角で囲んだ部分では両ヒゲが出まくっていますが、

そのあと下降せず、さらに上昇していますね。

両ヒゲが出たからといって、必ず相場転換するわけではありません

これが、両ヒゲの扱いが難しいとする理由ですね。

〇 両ヒゲをどう料理するか?

両ヒゲが出た場合には、必ずトレンドが反転するわけではありません。

しかし、かなり高い確率で言えることがひとつあります。

それは、

上昇トレンドならば、陽線がずっと連続するような上昇にはならない

ということ。

両ヒゲが出始めると、上昇トレンドでも陰線が頻繁に混じるようになります。

いわば、「鯨幕相場」のようなチャートになるんですね。

この鯨幕相場もまた、相場の迷いを示す転換点とされています。

(※注3) 来週は週足の「鯨幕相場」持続がポイント (楽天証券)(注3

両ヒゲが出ると、陽線と陰線が入り混じる状況となりやすい、と覚えておきましょう。

〇 両ヒゲをヒントにトレードしてみる

陽線と陰線が入り混じる状況では、連続トレードで稼ぐことは難しいです。

そこで、前回でも採用した5戦限定法の出番です。

この5戦限定法の強みは、3戦目~5戦目で3連敗しなければ必ず利益が出る、というもの。

鯨幕相場は大好物というわけですね。

では、実際にやっていきましょう。

ここでのポイントですが、

まず、丸で囲んだ部分で、25分線のシグナルをボリンジャーバンドの下限バンドが上に抜き直しています。

これは上昇に歯止めがかかるというサインでしたね。

さらに、四角で囲んだ部分で長い両ヒゲ陽線が出ています。

トレンドが転換するかどうかは不明ですが、陰線が混じりやすくなり、上昇が抑えられやすくなります。

ダメ押しでもうひとつ確認をしておきましょう。

MACDの状態をチェックします。

MACDのシグナルが0ラインを超えたら、上昇が終わり、下落し始める可能性が高まります

これまでもここでhigh攻めを終了していましたね。

このシグナルが0を超えるまで待ちましょう

さて、シグナルが0を超えました。

トレードを始めましょう。

問題は、highとlowのどちらを選択するか、ということです。

ここからの展開でありえるのは、

1.陰線を混じえながら上昇を続ける(もしくはヨコヨコ)

2.下降トレンドに転換し、陰線が連続して出続ける

のどちらかです。

陰線が出続ける可能性がある一方、陽線が出続ける可能性は低いです。

5戦限定法は3連敗したら負け、それ以外は勝ち、というトレード法

よって、負ける可能性があるのは、highで攻めて陰線が出まくってしまう、というパターンのみ

そこで、消去法的に、low攻めが最適、という結論となります。

上昇が続くさなかにlow攻め、というのも不思議な感じですが、

こちらのほうがリスクが低いのが5戦限定法の不思議なところですね。

少しエントリーのタイミングを待っていましたが、なかなか上がっていかないので、

ここからトレード開始!

5000円スタート、5戦限定法、方向はlowです。

そして、結果がこちら。

四角で囲んでいるのがトレードした部分。

4戦で決着となりました。

明らかに上昇している場面ですが、lowで勝てています

鯨幕相場さまさまですね。

4戦のリザルトがこれ。

プラス2万の利益となります。

4分でこの利益率は5戦限定法ならではでしょう

〇 1時間足の動向にだけは注意を

今回、上昇トレンドにもかかわらず、lowで勝負したのですが、

これは陽線と陰線が入り混じるという前提に立ったものです。

この前提が覆されるのが、

前回前々回でチェックしたような1時間足スパンでの大きなトレンドが発生しているとき

この場合、陰線なしで陽線が連続する可能性が出てきます。

今回、画像はありませんが、1時間足もチェックしています。

このやり方を採用する場合、

事前に1時間足の動向をチェックし、強いトレンドが出ていないかどうかを確認しておきましょう


■■■■脚注■■■■

(注1)第5回 平均足・DMI(外為オンライン)
(注2)平均足(FXブロードネット)
(注3)来週は週足の「鯨幕相場」持続がポイント(楽天証券)

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