朝7時からトレードできるハイローオーストラリアのゴールド（GOLD）

更新：2019年12月11日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

ハイローオーストラリアの銘柄のうち「GOLD」はドル建ての金価格をトレードします！

原油と同じように朝7時からトレードできて、市況やニュースなどの情報も入手しやすいゴールドですが、

最近は少し予想が立てにくくなっています！

そんなゴールドも有利になるときはあるので、ご紹介します。

目次

• ハイローオーストラリアの「GOLD」とは
• ニューヨークのゴールドの特徴
• ニューヨークのゴールド、最近の傾向
• ハイローオーストラリアの実際のトレード
• GOLDは1日で何ドル動く？
• まとめと注意点

〇　ハイローオーストラリアの「GOLD」とは

日本でも「東京金価格」というのが出ていて、2019年の6月現在では4,600円くらいです。

でも、ハイローオーストラリアでトレードできるのは、

ドル建てのゴールドの価格で最近は1,300ドル前後で推移しています。

これはニューヨークのCMEグループという取引所の先物の値です。

銘柄名：GOLD
「HighLow」1日
「HighLowスプレッド」1日
（23時間）

開始時間：平日朝7：00
判定時間：翌朝6：00

※東京商品取引所 （注1）
※ニューヨーク商品取引所(英語) （注2）

〇　ニューヨークのゴールドの特徴

世界の為替相場との深く関係するのがニューヨークで取引されているゴールドです。

CMEという商品取引所では先物が取引されていて、

為替ニュースなどにも先物の価格が主にとりあげられています。

一般的な性質として以下のようなことがいわれています。

・ドルやNYダウ（米株式）逆相関する（ドルや株が上がれば下がる、ということ）
・ユーロと相関する（ドルが下がれば、ユーロ/ドルが上がる、つまりユーロとゴールドは同じように上がる）
・世界の景気が悪くなるとゴールドが買われて、価格が上昇する

とてもシンプルな性質で、しかもたいていこのとおりに価格が推移します。

ただし、ハイローオーストラリアでは先物価格なので、

世界の景気が実際に悪くなるまえに「悪くなりそう」な雰囲気ですでに下がってしまいます。

※金の先物のしくみ（日本） （注3）

〇　ニューヨークのゴールド、最近の傾向

チャートはFX業者のなかでもゴールド/米ドルのペアのあるところでないと見ることができません。

日本の業者ではあまり見かけませんので、

見られる口座を持っていなければトレーディングビューなどで見ることになります。

1日だけの流れを見るなら、「世界の株価」サイトでもOKです。

相場の傾向としては、2011年頃が価格のピークでした。

この後いったん下がったのはリーマンショック後に世界の景気がずっと回復して株価が上がっていたからです。

そして2019年の今は、世界景気が後退サイクルに入りそうなのでまた上がっています。

ただしこのところは、1,200ドルから1,300ドルのあたりを行ったり来たりしてレンジ相場になっています。

各国が緩和策をするといっているように、景気の後退期なのは間違いないのでまだ上がるとは思います。

が、上下しながらなのでハイローオーストラリアでは時間足や4時間足も見る必要があります。

※景気のサイクル （注4）

〇　ハイローオーストラリアの実際のトレード

ほかの1日取引と同じように、朝エントリーしてもいいし、

夜のニューヨーク時間が始まってからエントリーしてもいいのです。

やはり東京時間は動きが少なく、上のチャートでもわかるように15時くらいまでは横ばいのままです。

朝の7時にエントリーして、15時までもやもやした気持ちで過ごすなら、

15時からの欧州時間や22時頃からのニューヨーク時間の動きに乗ったほうが楽しくトレードできるはずです。

上の例では、15時をすぎたとたんガクッと下がったので少し上がったところを待って「LOW」（下）を買う予定でした。

しかし下がりっぱなしのようなので、投入金額を少なめにして17時頃に買ったものです。

〇　GOLDは1日で何ドル動く？

「商品」とひとことで言っても、原油とは性格が違い同じように動いてくれません。

原油は景気の良さと関係しているのですが、ゴールドは景気が悪くなると脚光を浴びるという商品です。

ハイローオーストラリアでは、大きな流れとして景気との関係をチェックした後、

毎日1回くらいは価格を見続けていれば、翌日もなんとなくどうなるか予想できるようになります。

日足を見ると、1日に5ドル～20ドルくらいは動きます。

ちなみに「HighLowスプレッド」でのスプレッドは何ごともなければ、2～3ドルです。

なのでよく動くゴールドならトレードに余裕があり、利益を求めやすいのです。

ペイアウト2倍というトレードを安心してできるのが「GOLD」のいいところです。

〇　まとめと注意点

最近（2019年6月）では、

米国の経済指標や政策が一進一退でゴールドも上がっては下がるという動きに入りました。

ハイローオーストラリアの1日取引は、

ローソク足の日足1本分を予想するともいえるので、それを念頭にトレード戦略を立てましょう。

数か月の間ローソク足の日足は、

3～4本くらい陰線が続いたと思ったら次は陽線が何本も続くという状態が続いています。

最近では米国が「メキシコへの関税を厳しくするといっていたけど、

やっぱり優しくする」という流れで雰囲気が良くなったのでゴールドは逆に下がりました。

上昇トレンドがベースとはいえ、

下がるときは長い陰線になるので多少のぶれがあってもハイローオーストラリアにはいいときがあります。

「13,000円を超えて買われすぎになったら、米国などのニュースをチェックしつつLOW」

のような戦略は有利になりやすいといえるのです。

（ブレイクアウトしてどんどん上昇したらいったん諦めます）

もちろん締め切りまではいつでも転売できます。

あくまで参考ですが、見ているとわかりやすいのでゴールドも視野に入れてみてくださいね。

では！


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※原油もトレードしやすいのでチャレンジしてみてください。

「ブレント原油ならではのチャンスもあるよ」

「日本時間でもトレードしやすいハイローオーストラリアの原油」

こちらで原油の特徴も合わせてトレードの注意点などをご紹介しています。
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■■■■脚注■■■■

（注1）金(標準取引) 相場表（TOCOM 株式会社 東京商品取引所 ）
（注2）Gold Futures Quotes（CME Group）
（注3）金先物取引の仕組みを知りたい！（TOCOM）
（注4）キチンサイクル（きちんさいくる）（野村證券）