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ローソク足2本で相場を捉える!【包み線】と【はらみ線】

更新:2021年04月26日

管理人の歴史上、「名前の覚えにくいテクニカル用語トップ10」に入る

「包み線」
「はらみ線」(;^_^A.

これらの2本のローソク足も、相場心理を表すものです!

特に相場の転換のときに威力を発揮します!

名前は覚えなくても、これが何を訴えかけているのかさえ理解すれば、ひとつ力強い武器が手に入ります!

まずは「包み線」「はらみ線」基礎から説明しますね。


目次

〇 包み線とは



ローソク足チャートにおいて、前時間のローソク足が陰線で、

後時間のローソク足が大陽線(始値と終値に大きな乖離があり長い陽線になること)で

前時間の陰線をすっぽり覆うように始値・終値をつけた場合

「包み線」
と言われるシグナルになります。

陽線/陰線が入れ替わっても同様です。

前時間のローソク足のヒゲ(最高値・最安値)も含めて大陽線の中に入っていることが大事です。

「包み線」はトレンド転換を示します。

市場感情的には「十分高値/安値」を探ったので、逆方向に転じようということを表しています。

〇 はらみ線とは?



逆に、前時間のローソク足が大陰線(始値と終値に大きな乖離があり長い陰線になること)で、

後時間のローソク足がその大陰線の値幅内に収まった陽線になった場合

「はらみ線」
と言われるシグナルになります。

陰線/陽線が入れ替わっても同様です。

後時間のローソク足のヒゲ(最高値・最安値)を含めて大陰線の中に入っていることが大事です。

「はらみ線」もトレンド転換を示します。

市場感情的には「値が十分動いたので利確しよう」という心理が働いている状態です。

〇 短期目線と長期目線



「包み線」「はらみ線」の出た時間足を長期足、例えば日足などで見直してみると

実は「トンボ」「トウバ」といったような片方のヒゲが極端に長いチャート形状になります。

うまく「トンボ」「トウバ」見られるかどうかわかりませんが、心理的には同じことが言えます。

前述した通り、「包み線」「はらみ線」は「トンボ」「トウバ」と同様に相場の転換ポイントであり、

今までのトレンドを切り返すことを示唆しているのです。

〇 包み線・はらみ線が出た場合



実際チャートを確認すると、絵面上では包み線・はらみ線が出るケースはかなりあります。

つまり、ダマシが多いです。

出たからといってトレンドが転換するわけではないので、相場を見極める必要があります。

まず、どの位置で出たかを確認します。

高値圏で陽線→大陰線の包み線が現れた場合はトレンド転換になりやすいです。

それ以外、例えば下落トレンド最中や安値圏などで出た場合はダマシの可能性があります。

安値圏で大陰線→陽線のはらみ線が現れた場合はトレンド転換になりやすいです。

上昇トレンド中や高値圏で出た場合はダマシの可能性があります。

「トンボ」や「トウバ」の性質を持っているという点に注意すれば、

包み線・はらみ線の出るポイントはトレンドの「高値圏」「安値圏」であり、そこにチャンスがあります。

高値圏・安値圏は「レジスタンスライン」「サポートライン」を確認します。

これらのライン状で包み線・はらみ線が出現した場合は

前述した市場心理が働きやすいので、トレンド転換が起きやすいのです。

また、出来高・売買高が大きいほど信頼性は高くなります。

「利確しよう」「値探りしよう」といった大きな値動きは、目に見えて出来高・売買高に現れてきます。

包み線・はらみ線が出現した場合に合わせて確認するようにしましょう。


〇 2本並んだローソク足を1本にすると?!「包み線」の意外な事実がわかる練習問題



今回、「包み線」と「はらみ線」を考察しますが、最初に「包み線」の問題を出します( ゚Д゚)

問題1と問題2は「包み線」です。

陽線と陰線の組み合わせが違うだけです。

で、この2本の連続したローソク足を1本にまとめて描くとどうなるでしょう?

という問題です。

難しくないので、ゆっくり紙にでも書いて考えてみてください。

どの時間足でも同じ答えになります。

たとえば、5分足が2本並んでいるけれど、これを10分足1本で表現したらどうなるでしょうか、ということです。

〇 「包み線」練習問題の回答



回答の画像に、(1)と(2)の数字を入れてみました。

「包み線」のそれぞれの(1)が始値で、(2)が終値
です。

それを1本のローソク足で描くと、長いヒゲのローソク足になります。

いちおう名前も書いておくと、左から「タクリ」「トンカチ」です。

と、いうことは、どちらも相場の天底の可能性を示しているということになります。

ただし「ローソク足1本読み最終回。とても短いローソク足でバイナリーオプションに挑む」で書いたように

「トンカチ」の読み方はちょっと複雑ですので注意です。

(ちなみに管理人も、トンカチの読み方できていません笑)

いちおう、この練習問題の「トンカチ」は、高値圏で出たら反落かもと考えます。

また2本に分けると、2本めが長い陰線なので下への勢いがありますよね。

〇 「包み線」とは?ワークする条件とバイナリーオプションでの使い方



では「包み線」の解説です。

この練習問題の2本続いたローソク足は、どちらも「包み線」と読みます。

後から来るのが前のを「包んで」いるからです。

「包み線」と呼ばれるのはこのような組み合わせです。

  • 陽線と陰線の組み合わせであること
  • 2本めの線は、1本めの線を上も下も超えて、かぶさっていること(包んでいること)

1本目を2本目がおもいっきり全否定する形です。

上下も値幅も否定しています。


「陽線を全否定したら下がるよね」
「陰線を全否定したら上がるよね」
「しかも長いから強いよね」



です。

それで、それまでの動きから反転する可能性が大きくなってきたと読み取れるのです。

「包み線」が反転の合図としてワークする条件は、


・それまでにトレンドが形成されていること


バイナリーオプションでの使い方ですが、やはり「準備」からはじめます。

これも単なる「反転の可能性」だからです。

ただし意外と出ないので、出たらなかなかのチャンスととらえて良いでしょう。

たとえば15分のバイナリーオプションだとして、5分足が2本並んで「包み線」が出来ていたら、

次の3本目が思った方向に進んでいたらエントリーできます。

(残り時間は長めのほうが少し有利)

特により一層上(下)からはじまっていれば、そのとおりの方向で勝負できます。

(押し目、戻りを狙えればもっとOK)

〇 「はらみ線」とは?ワークする条件とバイナリーオプションでの使い方



「はらみ線」の練習問題はありません(´▽`) ホッ

「はらみ線」と呼ばれるのはこのような組み合わせです。

反転の可能性とみます。

特に2本目が「寄り引け同時線」なら強いシグナルになります。

  • 1本目の実態部分の中心あたりに小さなローソク足が出て、前日の高値も安値も超えない
  • 2本目は小さければ上下も形も問わない
  • なんなら1本目も、陽線でも陰線でも良い

です(;^_^A

けっこうアバウトなのかな。

「包み線」が過去を全否定なのに対し、これは現在が過去に全否定されている形です。

「はらみ線」が反転の合図としてワークする条件は、「包み線」と同じです。


・それまでにトレンドが形成されていること


ところで、名前の語源ですが、これがわかりにくい!

「はらむ」は妊娠するという意味で「1本目が2本目をはらんで(含んで)いる」ということみたいなんですが。

これ、妊婦さんが右を向いているってことですよね?

じゃあ妊婦さんが左を向いたら「包み線」にならない?

というように悩んでしまうのです。

でもまあ、どちらも「天底」の準備に使うので、特に名前で悩まなくてもいいのかも(;^_^A

それでは、バイナリーオプションでの使い方です。

確かに天底の前に現れて、予想に使えますが、2本めが短いローソク足であることに注意です。

短いローソク足ということは「迷い」でもあるのでその後の動きがスパーン!と行かないことも。

この性格の違いを知っておいて、すぐにエントリーするのではなく、

3本目、4本目で調整があればそこからエントリーを考えるくらいでもちょうど良いです。

まれに超長いローソク足の後に出ると、即スパーン!と反転することもあります。

特に2本目が寄り引け同時線だと、

反転の力を貯めるのでその次から大きく反転する確率が高まります。


これも意外と出ないので、きれいな形で出たらチャンスです。

〇 「包み線」と「はらみ線」豆知識とワークしないとき



「包み線」も「はらみ線」も、どこかにヒゲがあっても同じ意味です。


1本目の足が大陽線で、高値圏で出れば特に強い下降シグナルですし、
1本目の足が大陰線で、底値圏で出れば特に強い上昇シグナルです。



それと……「包み線」の別名は「抱き線」です……。

なにかの本やブログで出てきたときに、「あ、あれと一緒か」とわかれば、覚えなくていいです(;^_^A

「包み線」と「はらみ線」がワークしないときは、こんなときです。

寄り引け同時線と同じです(*'▽')

  • レンジ(持ち合い)相場のとき
  • 閑散相場のとき
  • 相場が荒れているとき
  • 突然のファンダメンタル要因があったとき

つまり、「わけわかんない動きのとき」ですね(;^_^A

このようなときは、まずどんなテクニカル分析でも通用しないですけど。

〇 「包み線」「はらみ線」まとめ



これらのローソク足の形も、100%なシグナルではありません。

それに、ときどき特殊な読み方をすることがあります。

「はらみ線」はトレンド途中で出ると、それまでのトレンドがしばらく低迷し、また元のトレンドに戻ることがあります。

「はらみ線」は現在を過去(それまでのトレンド)が否定しているからでしょうね。ですので、こういうときは様子を見てからエントリーです。

トレンド途中かどうか見分けるのも難しいですね。

過去記事の「【ティータイム】高値圏と安値圏、レンジとトレンドはどう見分ける?!」を復習しておいてください!

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※ローソク足の復習はこちら!

「2本のローソク足、【切り込み線】と【かぶせ線】を1本で描くと?おススメは順張り?」

『下がりそうなのに上がる?2本のローソク足が作る「たすき線」の使い方』

※1本だけ使う方法も読んでね!

『ローソク足1本読み最終回。とても短いローソク足でバイナリーオプションに挑む』
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