【例文あり】検索してもみつからないトレード用語2つ

更新：2020年01月20日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

ハイローオーストラリアやFXの知識を得たいとき、よくわからない用語が出てきます！

ふつうなら証券会社などの用語集を検索すれば正しい意味がわかるのですが、

どこにも出ていない言葉もあります！

今回はそんな言葉のうち「ちゃぶつく」「目線」の意味と例文をご紹介します。

目次

• 用語がわからないと困ること
• 「ちゃぶつく」の意味
• 「ちゃぶつく」の例文
• 「目線」の意味
• 「目線」の例文
• まとめ

〇　用語がわからないと困ること

ハイローオーストラリアをはじめとする為替のトレード方法を教えるような公共の教育機関はありません。

また、管理人が所属しているテクニカルアナリスト協会のように

「なにかを責任を持って啓蒙しよう」という団体もありません。

スクールはいくつかありますが、もしあまりよくないスクールを選んでしまえば損をしてしまいます。

ただでさえ、ハイローオーストラリアの人気を利用した詐欺事件があったくらいです。

そこで、私たちトレーダーは、ネット、本、先輩の教えなどで知識を一生懸命そろえていくことになります。

そんなときに使われている用語がわからなければ、スタートでつまづくことになってしまうのです。

幸い、国内FX業者さんが日本語で用語集を作るようになりましたので

ふつうの言葉ならすぐ意味がわかるようになりました。

※FX業者さんの金融用語集の例 （注1）

〇　「ちゃぶつく」の意味

これは動詞で、名詞になると「ちゃぶつき」になります。

トレーダー自身を指すときも、市場の様子を指すときもあります。

どちらにしても方向性も出来高もない相場が続いてトレーダーが儲かるチャンスを失うような状況です。

ヨコヨコ（横ばい）相場と似たような使い方をします。

ただし「ちゃぶつく」のほうがトレーダー主体で言うことが多く、

ちまちまと何度も負ける悔しさやイライラを表現したいときによく使われています。

※横ばいとは （注2）

〇　「ちゃぶつく」の例文

動画などでアナリストさんやラジオ日経のアナウンサーさんがたまに言っています。

例「最近のドル／円は材料もなく、ちゃぶついててやりにくいですね」
例「私の最近のトレードは売ったらやられ買ったらやられで、ちゃぶついています」

〇　「目線」の意味

読み方は「めせん」です。

そのまま目線で検索すると「上から目線」などが出てきますね(笑)

でも、為替トレードでいうときは「相場観」と同じように使います。

特に方向感をいうときに使い、「上目線」「下目線」などといいます。

上目線（うえめせん）は上昇を予想して買いをするつもりでいること、

下目線（しためせん）はその逆です。

※相場観とは （注3）

〇　「目線」の例文

こちらも動画で耳にする言葉です。

例「ドル／円は3月ごろに円のリパトリがあるから（下がりやすい）、下目線で見ておこう」
例「上目線でいた豪ドル／円だったけど、状況が変わったからドテンしようかな」

自分の考えをまとめたいときやブログを書くときに使える用語です。
（自分の目線にこだわりすぎもいけないですけど）

※リパトリ（リパトリエーション）とは （注4）
※参考記事：「ハイローオーストラリアのドテン」 （注5）

〇　まとめ

これらの用語には、銀行のディーラーさんの間で使われていた専門用語や慣用句もあります。

FXの発展に伴って、

YouTubeなどに元銀行ディーラーさんが出演したりで世間に広まっていったのです。

広まったのはいいのですが、一般的に使われていないため初心者トレーダーたちは戸惑ってしまいますよね。

使うほうは自然にさらっと使っているので、質問するタイミングもはずしてしまいます。

またいくつか取り上げますので、楽しみにしてくださいね。

※参考記事：「上位足の意味」 （注6）

■■■■脚注■■■■

（注1）金融・経済用語集（IG）
（注2）横ばい （よこばい）（大和証券）
（注3）相場観（そうばかん）（三井住友DSアセットマネジメント）
（注4）リパトリエーション（りぱとりえーしょん）（野村證券）
（注5）ドテンで負けをカバーできる？積極的に攻めるべき場面とは？
（注6）【使い方あり】上位足という用語の意味