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「移動平均線」の「単線分析」で意外とわかってない「グランビルの法則」を使う

更新:2020年06月07日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です!

「移動平均線」についてすこーしずつお話しています!

これまで「単線分析」という言葉を使わずに説明してきた「移動平均線」ですが、

この「単線分析」、奥が深いのです!

名前のとおり「1本の移動平均線で分析する」ことをいうのですが……

今回は奥義「グランビルの法則」です。

これ、意外とみんなちゃんとわかってないのです。


目次

〇 「グランビルの法則」とは?



グランビルの法則をご存知でしょうか。

「グランビルの法則」とは、考えた人の名前からつけられました。

ジョセフ・E・グランビルという人です。

グランビルは金融記者でした。確率などを扱う数学者や、マーケットなどの研究者ではありません。

ですが、「グランビルの法則」と言われるように、とても有名になった人物です。

この人が本に書き、その後ずっと使われている「単線分析」の代表的な考え方です。

FXや株で「ここで買いだよ!」「ここで売りだよ!」という

シンプルなタイミング(シグナル)を教えてくれるもの
で、

8つの法則で成り立っています。

そして、こんなに良い特徴を持っています。


・シンプルである
・誰にとってもわかりやすい
・誰にとっても覚えやすい
・誰にとっても使いやすい


それから、法則をお話しする前に約束ごとだけ書いておきます。

「移動平均線の分析」では、

ローソク足が「移動平均線」の上にあるときは「上昇トレンド」といいます。

そして、ローソク足が「移動平均線」の下にあるときを「下降トレンド」といいます。

基本の考え方ですね!

〇 グランビルの法則に潜む大衆の影



グランビルは人気アナリストでした。

研究成果よりもセミナーなどで人を楽しませるのが得意な人物でした。

ですが相場に対し十分な専門性があるわけではなかったので、

ある意味相場にたいしては「素人考え」だったのです。

しかしながら、その考え方は大衆全体が「考えやすい」ことと同義です。

ならば大衆心理を正しくとらえることになるのです。

たとえば、

「こんなに売られているのはおかしいなぁ、売られすぎだなぁ」と大衆全体が考えるようになると、

「売られすぎ」から一点「買い」に転換しやすくなります。

つまり、グランビルの法則の裏側には大口のトレーダーではなく

その他大勢の「大衆の力が加わりやすい」ために相場が大きく動くことになり、

グランビルが唱えた「素人考え」の法則が成り立ちやすいということを意味しています。

〇 移動平均線とはどういう意味があるか

ここで少し、「移動平均線」について説明しますね。

移動平均線とは、ローソク足の一定本数の価格平均を取りチャートに表したものです。

最も大事な役割は、細かく動く値動きを「まるめて」価格のブレを取り除きトレンドをわかりやすく表すことです。

〇 移動平均線の選び方



移動平均線は、ローソク足の本数によってチャート形状が変化します。

取得本数が多いほど、「まるめ」が大きくなり、移動平均線は滑らかになります。

逆に、取得本数が少ないほど「まるめ」が小さくなり、

直近の値動きに敏感になり、ローソク足の動きに近くなっていきます。

では、移動平均線はどう選べば良いのでしょうか。

グランビルの法則で用いられているのは25本の移動平均線です。

これは日足チャートで表示した場合、およそ1ヶ月の平均値になります。

移動平均線は、取引スタイルによって変化させるのが良いでしょう。

あまりに移動平均線の本数が多すぎると、直近の値動きに対応しにくくなります。

スイングトレードや外貨の長期保有の判断にするには本数が多い方が良いでしょう。

逆に、短期トレードの場合には移動平均線の本数は少なめにします。

ですが注意する点として、後述する「サイン」の「ダマシ」が多くなりがちです。

総じて、移動平均線は1本で十分というわけではなく、複数確認するのがベターです。

〇 移動平均線とローソク足が作る“サイン”とは



移動平均線とローソク足が作るサインとして最もわかりやすいのが「ゴールデンクロス」「デッドクロス」です。

ゴールデンクロスは下落相場から上昇相場に転換するサインと言われています。

具体的には、下落トレンドを示していた右肩下がりの移動平均線が横ばいになり

その後上向いた際に、ローソク足チャートとクロスした状態です。

逆にデッドクロスは上昇相場から下落相場に転換するサインと言われています。

具体的には、上昇トレンドを示していた右肩上がりの移動平均線が横ばいになり

その後下落した際に、ローソク足チャートとクロスした状態です。

この2点については、ウェブやラジオ、証券会社のニュースなどで取り扱われやすく、

ある意味市場参加者心理を動かす力が大きいサインです。

〇 大衆力を利用して相場の行方を見通す



このように、グランビルの法則は「わかりやすい相場」と「わかりやすいサイン」から成り立っています。

「わかりやすい」ために、大衆がみなそのサインを見ると「買いだ」「売りだ」と判断してくれます。

そして、相場が思惑通りに動くことになりやすいのです。

最近ではコンピューターによる自動取引も盛んですので、

このわかりやすい「グランビルの法則」を見たコンピューター自身が人力よりも早く判断することもあって、

値動きがはっきり動きやすくなったという話もあります。

皆さんも是非、グランビルの法則の流れを掴んで見てくださいね。

〇 「グランビルの法則」4つの買いシグナル



いよいよ「グランビルの法則」を詳しく見ていきましょう!

これは、ハイローオーストラリアのトレーダーも知っておいて絶対に損はないのです!

買いシグナル売りシグナル、混乱しやすい部分があるので、

ここではじっくりと別々に解説しますね!

といっても、文章にすると複雑になってしまうので、図を見ながら読んでくださいね('ω')ノ

「グランビルの法則」買いシグナルは、この4つです。

(2)に気を付けてください。

なんとなく売りたくなりますが、「グランビルの法則」では買うようにすすめています。


(1)「移動平均線」が下がった後、レンジか上昇トレンドになってからローソク足が「移動平均線」を上に突き抜ける。
(2)「移動平均線」が上昇しつづけているとき、ローソク足が「移動平均線」の下に行った。
(3)ローソク足が「移動平均線」の上にあったが、一時的に下がって「移動平均線」に向かった。しかし交差せずにまた上昇に変わった。
(4)「移動平均線」が下降しているが、ローソク足が「移動平均線」から大きくかい離し下がりすぎたとき。


(1)は、有名なゴールデンクロスです。

(3)は、普通の押し目買いです。

最後の(4)は、前回やった「かい離」を使っていますね!

そしてあとで図を見るとわかると思いますが、(4)だけトレンドに逆らった「逆張り」なのです!

〇 「グランビルの法則」4つの売りシグナル



次は売りシグナルです。

買いシグナルと反対だと考えてください。

「グランビルの法則」売りシグナルは、この4つです。

売りシグナルでも、(2)に気を付けましょう。


(1)「移動平均線」が上がった後、レンジか下降トレンドになってからローソク足が「移動平均線」を下に突き抜ける。
(2)「移動平均線」が下降しつづけているとき、ローソク足が「移動平均線」の上に行った。
(3)ローソク足が「移動平均線」の下にあったが、一時的に上がって「移動平均線」に向かった。しかし交差せずにまた下降に変わった。
(4)「移動平均線」が上昇しているが、ローソク足が「移動平均線」から大きくかい離し上がりすぎたとき。



(1)は、デッドクロスです。

(3)は、普通の戻り売りです。

最後の(4)は、前回やった「かい離」です!

〇 「グランビルの法則」の(1)と(2)



ここで(1)と(2)を整理してみますね。

買いと売り、共通の説明です。

一瞬、わかりにくくて二度見してしまうのが(2)です。

(1)は、トレンド転換の後、ゴールデンクロスかデッドクロスが起きることをいっています。

(2)は、トレンドを作っているはずの「移動平均線」を突き破ってしまったのに、

トレンドと同じ方向を狙いましょう
といっています。

元のトレンドに戻るのを期待するわけです。

普段は

「トレンドラインや移動平均線を突き抜けたらトレンドが転換するかもしれない」

と考えているので、

混乱しますね。

管理人も不安になってバックテストをしたことがありますが、

「グランビルの法則」の勝率が高いのには驚きました。

しかし、そのままの勢いで「移動平均線」をほんとうに突き破って進んでしまう可能性も、

もちろんあります。

どうしたらいいのでしょうか?

このときの解決方法は、もっと長めの「移動平均線」と一緒に見ることです。

5本移動平均線を突き破りそうでも20本移動平均線はぐんぐんトレンドを作っていれば、

安心できるということです。

でも、今回は「単線分析」がメインなので、このお話はそのうちバッチリ解説しますね!

〇 「グランビルの法則」の(3)と(4)



それでは、(3)と(4)です。

この2つは、わかりやすいと思います。

(3)は、買いなら単なる「押し目」です。

上昇トレンドに乗っていきたいから、 少し下がったところで買いましょうということで、簡単です。

売りのときは「戻り売り」のタイミングを教えてくれています。

(4)は、「移動平均線と価格が離れすぎたら、いずれ戻ってくる」という「かい離」の法則を使っています。

トレンドに逆らう「逆張り」であることに気を付けてくださいね!

なので、(4)でエントリーするのは、ハイローオーストラリアでは短時間取引だけにしましょう。

しばらくしてトレンドに戻ってしまう確率が高いからです。

「移動平均線」の基本的な法則「かい離」

そして、(2)と(4)の見分け方も難しいのですが、

次回以降、実際のトレードと合わせてみていくようにしましょう。

〇 「グランビルの法則」まとめ



そろそろ長くなりすぎましたので、今回はこれで終わりにしましょう。

(2)の使い方は、慣れてくるとできるようになりますが、

また複数の「移動平均線」を使うときにしっかりと解説したいと思います。

覚えやすい(1)(3)も、とっても実用的ですので、ぜひ覚えてくださいね!

今回も読んでくださって、ありがとうございました!

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