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「移動平均線」3兄弟!のEMAでハイロートレードしてみる

更新:2020年11月21日

もう「だんご3兄弟」の歌詞を覚えている人なんて、いないかもしれませんね(;^_^A

今回は、「移動平均線」3兄弟を使ってのハイロートレードです!

姉妹なのかもしれませんが笑!

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です!

前回、ハイローオーストラリアでのトレードに使いやすいと説明した

「EMA」
を使ってトレードしますよ。


目次

〇 移動平均線とは



移動平均線は基本的な指標になるものなので、

まずはどのようなものなのかをしっかり押さえましょう。

移動平均線は値の平均を計算し、チャートにしたものをいいます。

値はローソク足チャートでいうところの「終値」を用いることが多いです。

移動平均線は短期・中期・長期の3本を表示させます。

短期線は25、中期は50、長期は75が基本です。

25本というのは、ローソク足25本分を表します。

日足チャートですと、25は25日分を表します。

25日移動平均線とも呼ばれます。

移動平均線は例えば25の単純移動平均線の場合、


移動平均値 = 25本分の終値の合計/25


このように計算します。

50・75の場合も同様に計算します。

数字が小さいほど直近の値動きの平均値であり、

数字が大きいほど長期目線の値動きの平均値になります。

つまり、数字が小さいほど直近値動きに敏感になり、

数字が大きいほど直近値動きに反応しにくくなります。


移動平均線は今回しめした単純移動平均線(SMA)の他に、

もっと直近値動きに敏感になる指数平滑平均線(EMA)などがありますが、

それらの線は後に説明しますね!

まずは基本的な単純移動平均線の見方に慣れておく方がよいでしょう。

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※前回、少しだけEMAを取り上げましたよ!

『「複数線分析」とは?!ここでGCとDCのお話ですが、欠点が!』

まだの方は読んでおいてくださいね。
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〇 移動平均線でわかること



移動平均線でわかることはずばり「トレンド」です。

ローソク足チャートでは、時間足や日足では見た目が違いますし、

ギザギザと値が上下しているので

今は「上昇トレンド」なのか「下落トレンド」なのか「レンジ」なのかを一眼で判断しにくいです。

移動平均線を用いれば一眼でトレンドが分かります。

まず、移動平均線が右肩上がりで

下から長期・中期・短期の順に移動平均線が並んだ場合「上昇トレンド」
です。

移動平均線の傾きが急なほどトレンドが強いことを表しています。

さらに、長期・中期・短期の線間隔が広いほど急激に上昇していることを示しています。

次に、移動平均線が右肩下がりで

上から長期・中期・短期の順に移動平均線が並んだ場合「下落トレンド」
です。

移動平均線の傾きが急なほどトレンドが強いことを表しています。

さらに、長期・中期・短期の線間隔が広いほど急激下落していることを示しています。

そして、移動平均線が横ばいに近く、移動平均線の並びも長期・短期・中期といったように

短期移動平均線が長期と中期の間に入ってしまっているような状態の場合は「レンジ」であり、

値動きが小さく停滞している状態です。

このように、3本の移動平均線から簡単にトレンドを読み取ることができます。

〇 移動平均線を用いた戦略・攻略法



では実際に移動平均線を用いてどのように攻略すればよいのでしょうか。

前述したように、トレンドを読んで「順張り」することが基本になります。

しかしながら、トレンドには終焉があります。

最も分かりやすいトレンド終焉指標は「ゴールデンクロス」「デッドクロス」です。

ゴールデンクロスは下落トレンドの最中に、

短期線が上向き中期・長期線とクロスすること
です。

下落トレンドの終焉を示唆し、絶好の「買いポイント」と言われています。

デッドクロスは上昇トレンドの最中に、短期線が下向き中期・長期線とクロスすることです。

上層トレンドの終焉を示唆し、絶好の「売りポイント」と言われています。

これらの指標も移動平均線を表示させるだけで簡単に確認することができます。

移動平均線はトレンドを読むのに有効なテクニカルチャートです。

移動平均線には種類がありますし、表示期間も変えることができますので、

みなさまに合ったチャート表示をさせることが可能です。

もう少し反応を敏感にしたい、もう少し長期目線が欲しいなど、

移動平均線でトレードを始めると様々な欲求が出てくることでしょう。

随時カスタマイズしてチャレンジしてみてください。

また、ローソク足チャートも日足だけでなく、

取引時間に合わせて8時間足、1時間足などを確認するようにしてください。

時間足によっては移動平均線の見え方が随分変わってきますよ。

〇 「移動平均線」3兄弟のおさらい



ではここで「移動平均線」3兄弟をおさらいしてからトレードの準備をします。


単純移動平均線(SMA):一定期間の価格の平均
指数平滑移動平均線(EMA):直前の価格だけ2倍(5倍とかもある)して平均する
加重移動平均線(WMA):直前の価格に近づくにつれ、倍にする比率を上げて平均する


加重移動平均線(WMA)だけわかりにくいので、補足をします。

たとえば3日WMAなら、

前日の価格は3倍、その前の日は2倍、そして3日前は1倍した数値を平均します。

実はこれが一番、敏感だとされています。

しかし、それだとダマシが増えてしまいます。

こういう事情から

「直近の動きをよく反映していて、 ダマシが減る」というちょうどよさを持つのが


『指数平滑移動平均線(EMA)』
となるのです。


マネーパートナーズさんのページも参考にしてみてください。(注1
※突っ込んで勉強したい人は優秀な講師である小次郎講師のお話もいいかも。(注2

〇 EMAを使ったハイロートレード、スタート!



ここからは、EMAと書きますね。

MT4で分析します。

最初にSMA(Simple)になっている設定をEMA(Exponential)に変更します。

せっかくなので2本にしてみましょう。

ユーロドル(EURUSD)、1分足を見て3分のTurboスプレッドです。

ハイローオーストラリアにもログインします。

設定は以下です。

5本移動平均線はいつも管理人が使っているのでそのままです。

2本目は悩みましたが、フィボナッチ数列の数字が面白そうですね。

ほどよい離れ具合が欲しかったので、13です。


・5本指数平滑移動平均線
・13本指数平滑移動平均線


MT4チャートはまず1時間足で月曜日のスタート価格のところに水平ラインを引きます。

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※月曜ラインは使いやすいのです。

「15分バイナリーオプションをレジサポラインと月曜ラインで攻略だ!」

ほかのトレード例も見てくださいね。
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見ると、月曜のラインで2度も跳ね返っています。

下がりにくい状況だと仮定できますね!

他の水平ラインは、何度か止まったところです。

レジスタンスやサポートになっていそうなところを適当に見つけて引いてあります。


※(水平ラインの記事も読んでおいてね)(注3
MT4のフィボナッチ・リトレースメントの記事注4

〇 長期の足を見たら5分足を見る



1時間足で、月曜のラインを見ていたら「下がりにくそう」と思えましたが、

5分足で見るともうそれなりに上昇しています。

そうすると、その上の水平ラインでは、過去にぶつかって押し戻されていますから、

ここまで上がってきたら「下」という戦略も成り立ちそうです。

実はこの線、1時間足では13本EMAと重なる線なのです!

絵がみづらくてすみません。

右下に1時間足を載せておきました。

この線だけMT4で色を変えて青くしておきますね。

〇 「かい離」を確認、ターゲット位置でエントリー



では準備ができたら、いよいよ1分足を表示させます。

もうめやすになる線もEMAも見やすくなっているので、ハイロートレードだけに集中できますね。

1分足では上昇が続き、2本のEMAの「かい離」が起きはじめました。

「ここで反落するかも?」と考えているさきほど青くした水平ラインに迫っています。

さすがに1時間足のときに引いた水平ラインなので、誤差があるのでしょう、

触らずに落ち始めたので

「少しぶれても3分後なら下にあるはず」と判断して「下」でエントリーします。


〇 EMAの機敏さのおかげで無事勝利!でも連続トレードはできそう?



EMAの機敏さもあって、エントリーのタイミングも遅れることなく、勝利できました。

もちろん、いつでもこんなにうまくいくとは限りません。

この場合は、複数のテクニカルで同じレジスタンスを示していたこと

(赤い丸のところで、エントリーした場所がそうです)
で自信を持ってトレードできたのです。

しかし、また価格が上昇してもう一度同じレジスタンスに触りそうになったら、

もう一度「下」を買うことができるでしょうか。

最初に1時間足で分析したことを思い出すと、

月曜日のスタートラインに2度も跳ね返されて上昇していました。

そこで「下がりにくい」と判断しましたよね。

すると、あまり深追いして「下」ばかり買うのはどうかと思うわけです。

結局「2本のEMAがDCを作ったら、下をあと何度か買ってもいい」と決めました。

上昇パワーが弱いという証拠になるからです。

DCはデッドクロスのことですよ('ω')ノ

そして残念なことに、敏感なEMAの欠点がここで出ます。

5EMAがちょいちょいっと下に向かい、DCを作りそうになるのです。

管理人、何度も「し、下!」と動きそうになって必死で踏ん張りました(笑)。

〇 まとめ



さて、最終的にはDCを作らずに図にあるように横(ちょっと上)に向かっていきました。

最初にエントリーしたときと似たような動きがあったのですが、充分下がっていません。

DCを待って辛抱したおかげで、ここで「下」の3分を買わずに済みました。

買っていたらたぶん負けでしたね(;´Д`)

また、図の大きな矢印のところに「デッドクロス失敗!」と書きましたが、

実際この場所でドキドキしました。

しかし、次のローソク足がものすごい陽線ですから、

ここでも「きっとDCになるに違いない」と

頭の中をお花畑にして「下」を買ってしまうと負けになります。


こらえて正解でした。

FOMC待ちでバシバシ動かないですし。

こんなメンタルの動きもトレード日誌に書いておくと後で役に立ちますよ('ω')ノ

それでは、ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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※中級者さんは、ミウラさんの移動平均線も読んでおきましょう!

「単純だが強力!移動平均線でバイナリーを読み解く!」
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経済指標カレンダー(注5

■■■■脚注■■■■

(注1)マネーパートナーズ
(注2)第11回、移動平均線 その7、『 指数平滑移動平均線の重要性 』
(注3)ラインの話2回目!頼れる「水平ライン」とハイローオーストラリア
(注4)フィボナッチリトレースメント
(注5)経済指標カレンダー

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