これからハイローオーストラリアをはじめる人に絶対伝えたい心理学の実験結果

更新：2020年04月01日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

株式市場の混乱で損失が出て、

ハイローオーストラリアをはじめる人が増えるかもしれません！

そこで、はじめてハイローオーストラリアをする人に

ぜひ伝えたいトレード心理のコントロールについてひとつの実験結果からお話します。

目次

• 子供にお菓子を与えるギャンブルの実験とは
• お菓子＝報酬実験の結果とは
• お菓子の実験とハイローオーストラリア
• ハイローオーストラリアをギャンブルにしないために
• ギャンブル性を回避してハイローオーストラリアで勝つためにすること7つ
• まとめ

〇　子供にお菓子を与えるギャンブルの実験とは

心理学の教科書にも載っている実験ですが、ここでは簡単に説明します。

子供のグループをAとBに分ける実験です。

・Aグループ：勉強をするたび必ずお菓子（報酬）をあげる
・Bグループ：勉強をしてもお菓子（報酬）をあげるときとあげないときがある

Bグループにお菓子をあげるかあげないかは、完全にランダムで子供には予想がつきません。

一定期間の実験が終わった結果はどうだったでしょうか。

〇　お菓子＝報酬実験の結果とは

結果はとても興味深く、この実験の後より一層勉強をするのはBグループのほうなのです。

つまり、報酬をもらうことがギャンブルになるほうが熱心に行動するわけです。

2000年代に有名になった金融心理学でも同じようにいわれます。

この性質は人間がもともと持っていたもので生きるために必要なものです。

狩猟本能にも拘わっていて、よりよい獲物を捕らえて発展するためにも役立っています。

面白い論文の要約があったので載せておきますね。

※報酬の効果に関する世間の誤解（PDF） （注1）

〇　お菓子の実験とハイローオーストラリア

この実験とハイローオーストラリアのトレードとの関係ですが、もう気づかれたことでしょう。

人は誰でも、生きるために必要なこととしてギャンブルに夢中になる性質を持っているということです。

正直、ハイローオーストラリアのトレードにはギャンブル要素があります。

上か下かを当てにいくからです。

しかし、少しでもテクニカルをわかってくればチャート分析をすると優位性がみつかることも事実です。

今回いいたいのは「ハイローオーストラリアをギャンブルにしないでください」ということです。

〇　ハイローオーストラリアをギャンブルにしないために

今回の実験結果やテクニカル分析の予備知識が全くない状態でハイローオーストラリアをはじめてしまうと、

多くの人はギャンブルにしてしまいます。

つまり、あまり考えずに感情にまかせて売買を繰り返し、損失を出してしまうのです。

それで「バイナリーオプションなんて詐欺だ」とまで言い出す人もいます。

しかし「もともとそういう性質なのだから、それを回避するようにしよう」と決めれば防ぐことができるのです。

〇　ギャンブル性を回避してハイローオーストラリアで勝つためにすること7つ

誰でも持っている「いつお菓子をもらえるかわからないほうが燃える」という性質を認めて、

燃えすぎて失敗するのを回避するためにできることを並べてみました。

【テクニカル面】
・テクニカル分析を勉強して自分なりのルールを作る
・ルールができたらクイックデモでテストしてみる
・テスト結果が良かったら本口座でトレードする
（ルールを破るとギャンブルになります）
・記録をつけて反省したところから改善していく

【心理面】
・感情的になったらトレードを中止
・損失の上限を決めておく
・1日のトレード回数を決めておく、など

※仲間や先輩をみつけて教えてもらうのはとてもいいのですが、
「教える」といいながら高額商材を売り付ける人が後を絶たないためここではおすすめしません。


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※ルールの作り方はこちらを読んでくださいね。

「【ティータイム】ハイローで勝つにはルールを守れ？！守りたい4つのルール」

分かりやすくまとめた自信作です！
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〇　まとめ

今回、ハイローオーストラリアをはじめる人が増えそうなので急遽この記事を書きました。

初心者の方にはローソク足とラインを理解するとトレードしやすくなると思います。

リンクも載せておきますので、面倒でも基礎だけはわかってからスタートしてくださいね。

※参考記事「ローソク足の長いヒゲ」 （注2）
※参考記事：「ローソク足の大陽線と大陰線」 （注3）
※参考記事：「ラインのリターンムーブ」 （注4）
※参考記事：「水平ラインをハイローオーストラリアで使う」 （注5）

■■■■脚注■■■■

（注1）報酬の効果に関する世間の誤解は根深い（名古屋大学）
（注2）ローソク足を使いこなして1本のヒゲでハイローオーストラリアを攻略する「長いヒゲ戦略」
（注3）ローソク足1本読みの2回目。「大陽線」と「大陰線」の使い方とダマシ回避
（注4）ラインの話1回目「リターンムーブ」ってなに？！
（注5）ラインの話2回目！頼れる「水平ライン」とハイローオーストラリア