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鯨幕(くじらまく)が出たときの戦略3つ

更新:2021年06月16日

こんにちは!

ファイナンシャルプランナーで海外FX大好きトレーダーのchieです!

FXでは、為替の値動きが地味でつまらないという相場が続いています!

特に鯨幕相場というのを聞くようになりました!

XM(XMTrading)のMT4でチャート分析をしていてもしょっちゅう見かけます

日足が多いです。

今回はこの鯨幕相場でなるべく有利にトレードする方法を探ってみましょう。

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〇  やっかいな鯨幕相場の意味とは


鯨幕というのは、お葬式のときに背後に貼られる白黒の幕のことです

ローソク足が交互にかつ同じ値幅で何日も続いているとそう呼ばれます。

古い言葉ですが、用語はトレード記録を書くときも楽なので使っておきましょう。

特別な呼び名があるのにも理由があって、これがとても厄介だからです

ある日「陽線だから上がる」とロングをすると翌日には陰線になっているのですから、

「往復びんた」の繰り返しになってしまいますよね。

日足だけでなく5分足や4時間足でも出るので、

スキャルピング~スイングトレードの人みんなに嫌われます。

※鯨幕相場とは (注1

〇  鯨幕を発見した後の3つの戦略


そんな鯨幕を発見した後に取れる戦略は大きく分けて3つです

ここでは日足が鯨幕になったときだけの戦略をお知らせしますが、

考え方はどの足でも同じです。

1.トレードを一切やめてブレイクアウトまで待つ
2.スキャルピング~デイトレードまでの時間でしかトレードしない
3.ポジションを持ったままほったらかしにする


では順に解説します。

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〇 1.トレードを一切やめてブレイクアウトまで待つ


初心者の方はこれを選びましょう。

ついつい売買してしまい、何度か失敗が続くとメンタルにも響きます。

上級者の方も自信がないときやエントリー根拠がはっきりしないときは、

トレードしないほうが無難です。

鯨幕であるということは、レンジ相場ということです。

同じ価格帯を行き来しているのが終われば強く方向性が出るときが来るので、待ちましょう

ブレイクアウト後の方向はオシレータ系も見ると予測しやすいですね。

〇  2.スキャルピング~デイトレードまでの時間でしかトレードしない


その日だけでエントリーと利益確定を済ませてしまうのも良いでしょう

XMはMT4かMT5を使ってのトレードになるので、スプレッドが広めになります。

スプレッドを考えると、

スキャルピングでも1時間くらいまで持ち続ける覚悟で行うことになりますががんばりましょう。

そしてもし調子よく利益が出ていても、心を鬼にしてその日のうちに利益確定してしまいましょう。

翌日には反対になるのですから深追いは厳禁です

しかし鯨幕もいつか終わります。

終わったら自分にとって得意な戦略に戻してトレードすればいいのです。

このとき、オシレータ系のテクニカルを使って効率よくエントリーと利益確定を繰り返すことができます

具体的には、鯨幕の上下にラインを引き、

1時間足以下の細かい足で見てラインに触ったときに逆張りするのです。

同時にオシレータが買われすぎ売られすぎを示していれば勝率が上がります。

上の絵の△のところは失敗しますが、

ストップ注文は鯨幕のすぐ上なので損失も少なくて済みます。

利益確定は反対側のラインに近づいた時がわかりやすいのでおすすめです。

※オシレータ系の特集もぜひどうぞ!
『「RSI」とは小学生でもわかるくらいな基本中の基本なオシレーターだった!』
『「ストキャスティクス」はRSIよりもちょっと賢そうなオシレーター?!』


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〇 3.ポジションを持ったままほったらかしにする


ポジションをすでに持っている場合、

スイングトレードとして長期で運用するつもりだったのかもしれません。

すぐに逃げても良いですが勝算があるなら持ちっぱなしでも優位性があまり変わりません。

鯨幕の上下の値は決まっているのですからそこにストップ注文を置けばいいのです

難しく考える必要もなく期待値も激減しない戦略です。

〇  鯨幕は何日続く?


最近の日足の鯨幕は、ローソク足4本前後で作られているので目安にしてください
(3日~5日くらいしか続かない)

オシレータを見ていれば「ダイバージェンス」をチェックして鯨幕の終わりを予見することもできますね

※ダイバージェンスについてはこちら。
『「RSI」があてにならないなんて嘘です【ダイバージェンス】を見直してあげて!』
『「RSI」の「ヒドゥン・ダイバージェンス」がサラっとわかる解説』

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■■■■脚注■■■■

(注1)鯨幕相場(くじらまくそうば)(野村證券)

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