「RSI」とは小学生でもわかるくらいな基本中の基本なオシレーターだった！

更新：2020年06月23日

こんにちは、NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です！

ハイローオーストラリアのトレードでは、

「RSI」のようなオシレーターは活躍してくれますね！

基本、買われすぎや売られすぎを教えてくれるものですから、

ライントレード（ラインへの跳ね返りやライン超えを使うトレード）にはピッタリです！

今回は意外とみんな知りたがっている、

「RSI」の計算方法と、使い方を簡単にお教えします。

カッコよく使いこなせるようになりますよ。

目次

• 「RSI」のプロフィール、英語でなんていう？
• とにかく見てって！意味がわかりやすい「RSI」の計算式
• 「RSI」の3つの使い方
• 実際に「RSI」をバイナリーオプションで使ってみよう
• トレード結果は？「RSI」の欠点と付き合い方
• 「RSI」まとめ

〇　「RSI」のプロフィール、英語でなんていう？

最初にざっと「RSI」のプロフィールをご紹介しましょう。

「RSI」は「Relative Strength Index」の頭文字です。

訳すと「相対力指数」（そうたいりょくしすう）になります。

1978年に、ワイルダーさんという元自動車整備士さんが作りました。

この人、他にもすごいのをたくさん作っているのです。

パラボリックSARやDMIというのがありますが、こちらもワイルダーさん作です。

で、「RSI」は、「値動きの幅のうち、上昇している幅はどれくらいの比率なの？」

ということをあらわすオシレーターです。

たったこれだけのことなのに、応用が効くし使いやすいし、ってことで人気があります。

小学生にも説明できそうなオシレーターですよね。


※RSIとは（注1）

〇　とにかく見てって！意味がわかりやすい「RSI」の計算式

数学が苦手な人もぜひ見てください！

「RSI」は、足し算がベースのとてもシンプルなオシレーターなのです。

最初に「「RSI」の計算式は、いったい何をやっているのか？」を言葉で書いてみましょう。

「RSI」を出すために、上昇幅と下落幅を足す。

これが値動きの幅。

で、上昇した幅を値動きの幅で割って比率を出す。（最後に100をかけると％が出る)

これを計算式にすると、なぜか難しそうな上の図になります。

でもこの計算をするととてもわかりやすい結果になります。

たとえば、


・ずーっと下降トレンドが続くと「RSI」はゼロになります。
・ずーっと上昇トレンドが続くと、「RSI」は100になります。


つまり「RSI」は0～100の間を動くということです。

「上昇した比率ってどのくらい？」という式ですから、そうなるのも納得です。


※計算式補足（注2）

〇　「RSI」の3つの使い方

「RSI」には基本の使い方として3つの方法があります。

これはFXでもバイナリーオプションでも共通です。


1：0～100のラインを使った買われすぎ売られすぎの判断
　（「RSI」が70ライン以上で買われすぎ、30ライン以下で売られすぎ、などと判断します）
2：「RSI」にトレンドラインや水平ラインを引いて分析（チャートに引くラインと同じ使い方です）
3：ダイバージェンスを使います（次回以降、説明します）


他のオシレーターも、ほぼこの使い方ができます。

が、オシレーターを使いこなしたいと思ったら、最初に覚えたいのが「RSI」です。


※他のオシレーターですが、ダイバージェンスを使った例（注3）

〇　実際に「RSI」をバイナリーオプションで使ってみよう

実際にオシレーター分析をしてみましょう。

「RSI」の設定は、ワイルダーさんがおすすめしていた「14」のままです。

MT4の基本設定なので触らなくてOKです。

今回ハイローオーストラリアのトレードでは、

3つの使い方のうち「1」の「ラインを使った方法」にします。

少し怖いですが、他のテクニカルを一切使わないで

「上にあったRSIが70ラインを下抜けたら、下を買う」というようにしてみます。

ちょうど上昇しはじめたユーロ／ドル（EURUSD）が勢いが良すぎて

一時的に下がるポイントをとらえました。


※為替相場市況（注4）

〇　トレード結果は？「RSI」の欠点と付き合い方

「RSI」がスッと下がったので、1分のTurboスプレッドで「下」を買うと、見事に勝利です。

ここまで実際に基本の使い方だけを使ってハイローオーストラリアをしてみました。

でもラインを抜けるときは一瞬です。

練習をしなければタイミングを掴みにくいでしょう。

また、ラインを使う方法は、トレンドの強さを見ないと勝率が上がりません。

「RSI」を使うときは、

移動平均線などトレンド系のインディケータと一緒に使えば欠点を補うことができます。


※トレンド系とは（注5）

〇　「RSI」まとめ

今回は、ほんとうに基本だけをお伝えしました。

管理人としては、インディケータのことを書くとき

「やっぱり計算式を理解してほしいなあ」とつい思ってしまいます。

とはいえ、言葉で伝えるのは難しいようなものもあります。

「RSI」は説明するほうも簡単で、とってもらくちんでした。

使い方もシンプルなので、かえって応用ができ、

個性的な使い方を発見している人もいっぱいいます。

らくちんで触るのが楽しいオシレーターです。

次回からもう少し詳しくお話しますね！

それでは、ここまで読んでいただいてありがとうございました！

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※RSIは奥が深いので特集記事があります。

『「RSI」があてにならないなんて嘘です【ダイバージェンス】を見直してあげて！』

『「RSI」のもうひとつの汚名、売られすぎ買われすぎの正しい意味！』

『RSIのボリンジャーバンド』

『「RSI」の「ヒドゥン・ダイバージェンス」がサラっとわかる解説』

『【RSI】なぜ初心者は「勝ってる人のトレードを見てみたい」と思うの？』

『「RSI」逆パターンを覚えよう！ラインの上？下？』

『「RSI」のパラメータ設定のコツを教えます！14のままでいいのかな』

『点線のラスボス！「RSI」の50%ラインを使いこなす』

お時間のある時に読んでみてください。
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■■■■脚注■■■■

（注1）初めてでもわかりやすい用語集（SMBC日興証券）
（注2）RSI（マネックス証券）
（注3）ストキャスティクスのダイバージェンスも使えるものだな！
（注4）金融市場ウィークリー（みずほ総合研究所）
（注5）テクニカル指標の説明（トレンド系）（GMOクリニック証券）