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GMMAチャートの使い方

更新:2020年11月12日

NTAA認定テクニカルアナリストの管理人です!

この前、GMMAチャートの作り方をお話ししました!

今回は使い方です!

ハイローオーストラリアのトレーダーで、

直接GMMAチャートを使っている人はあまり見かけません・・・

が、挑戦してみると意外と使えそうでした。


目次

〇 GMMAの基礎知識を高めよう



相場のトレンドを分かりやすくビジュアル化したチャートに「GMMA」があります。

「ジー・エム・エム・エー」または「ガンマ」と読みます。

GMMAは日本語訳で「複合型移動平均線」と言います。

オーストラリアのダリル・ガッピー(Daryl Guppy)氏が開発したテクニカル指標で

「Guppy Multi Moving Average」の略になります。

非常に使いやすく分かりやすいテクニカル指標なので、

近年GMMAを活用しているトレーダーが増えてきています。

GMMAは12本の指標平滑移動平均線を一度に表示し、

チャートの形状などでトレンドをビジュアル化します。

ローソク足やRSI(相対力指数)のチャートと同時に表示させる手法が多いようです。

〇 短期GMMAと長期GMMA

指標平滑移動平均線(EMA)とは、

移動平均線の1種で過去全ての値動きを平均化したものに

直近の値に重み付けして足し込み平均化したものです。

一般的な単純移動平均線(SMA)との違いは、

SMAは直近の値動きのみ計測していますが、EMAは過去全ての値動きを含みます。

以上からEMAの特徴として、

滑らかなプロットと、直近の値に対する反応性の良いところが挙げられます。



GMMAを用いたトレンド判断手法は、

このEMAの計測期間の短いグループ(短期GMMA)と、

計測期間が長いグループ(長期GMMA)のチャート動向で確認すること
です。

短期GMMAは、投機的な参加者の売買動向を映し出します。

計測期間が短いので、一時的・短期的な価格推移を表しています。

計測期間はそれぞれ「3・5・8・10・12・15」のEMA6本で構成されています。

長期GMMAは、中長期トレーダーの売買動向を映し出します。

計測期間が長いので、大きな価格トレンドの方向や強さの判断に用います。

計測期間はそれぞれ「30・35・40・45・50・60」のEMA6本で構成されています。

長期線で相場全体のトレンドを確認し、短期線で売買タイミングのシグナルを得ることが基本戦略です。

〇 GMMAチャートの基本的な意味



GMMAチャートの基本的な意味と使い方です。

これは、バイナリーオプションというよりもFXでの使い方ですが、

まずは見ておきましょう。


・長期線の上部に短期線がある場合は上昇トレンド
・長期線の下部に短期線がある場合は下落トレンド

・線と線の幅が広がってきている傾向があれば、トレンドが強まっている
・線と線の幅が狭くなってきている傾向があれば、トレンドが弱まっている

・短期線と長期線とのギャップが大きい場合は、トレンドの強い
・短期線と長期線とのギャップが小さい場合は、トレンドが弱い



これは、GMMAチャートの作り方のところでも、出てきました。

ついでにいうと、トレンドがしっかり作られているうちは、

12本の移動平均線の間隔は広がっています。

そして、トレンドのない状態は、こうです。


・長期群と短期群が絡まっているときは、トレンドがない。


これも感覚的にすぐわかると思います。

〇 GMMAチャートの基本的な使い方、ローソク足が触るときはチャンス



GMMAは、FXではトレンド方向に素直にトレードするときに使います。

エントリーのチャンスを見つけたいときです。


・長期線が上昇トレンドであれば「買い」
・長期線が下落トレンドであれば「売り」

・短期線が長期線を上抜けた場合、「ゴールデンクロス」と言われ「強い買い」
・短期線が長期線を下抜けた場合、「デッドクロス」と言われ「強い売り」

・長期線と短期線が同時に収束した場合やねじれが発生した場合はトレンド転換の可能性

・上昇トレンドで、且つ短期線が一度長期線に下方へクロスしたものの、元のトレンドに戻った時は「押し目買い」
・下落トレンドで、且つ短期線が一度長期線に上方へクロスしたものの、元のトレンドに戻った時は「戻り売り」



以上のように、GMMAでトレンド判断をします。

感覚的に「広がった・狭くなった」「クロスした」といった分かりやすいシグナルを発するので、

初心者でも使いやすいテクニカルだと思います。

しかし、教科書的な書き方をするとこうなりますが、

実際は図のようにローソク足が触ったり離れたりしたほうが、

「押し目買い」と「戻り売り」のチャンスとしてわかりやすいです。


こういうとき、

ローソク足にくっついて動く短期群の間隔が狭くなって行くのもわかりますね。

ただ、慣れないと不安で

「やっぱりこのままトレンドが変わってしまって損をするんじゃ……」

と思ってしまいます。

そこで、トレンドが終わったかどうかもGMMAでわかります。


・長期群の一番遅いEMAである60EMAが、逆向きになり始めたら警戒する。
・その後60EMAが、長期群の一番速いEMAである30EMAを突き抜けてしまったら、完全にトレンド終了。


ハイローオーストラリアで、具体的にどこでエントリーするのか、などは

後半の「GMMAチャートをハイローオーストラリアで使うには」以降で説明します。


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※ローソク足についても、こちらで復習しておきましょう。

『「HighLow」で稼ぐにはローソク足を制せ!?』

『ローソク足を使いこなして1本のヒゲでハイローオーストラリアを攻略する「長いヒゲ戦略」』
---------------------------------------------------------------------------------------------------

〇 GMMAの注意点



GMMAを用いる注意点は、短い計測期間だと「ダマシ」が発生しやすいことです。

最初にご説明させていただいた通り、GMMAで用いられているEMAは直近の値に非常に敏感です。

短期線は計測期間が非常に短いので、直近のトレンドに敏感に反応しやすいです。

GMMAをシグナルに用いる場合は長期と短期の2つの時間足を見比べて、

自分が考えたトレンド通りかを確認してからエントリーするのが良いでしょう。

長期は1日、短期は1時間が良いとされていますが、

ご自身のトレードスタイルと合わせて検討が必要です。

また、他のテクニカルでも判断したトレンド通りかをチェックすることで精度が向上します。

〇 GMMAチャートをハイローオーストラリアで使うには



まずGMMAは、トレンド確認に威力を発揮します。

12本もの移動平均線がそのときの市場のエネルギーをリアルに教えてくれます。

しかし、

ハイローオーストラリアのために「上」とか「下」とか、教えてくれるでしょうか?

GMMAチャートも、

ハイローオーストラリアのこれまでの経験を生かして使っていきましょう。

トレンド方向を狙ってトレードをしてみます。

以下のように準備します。

MT4は、ドル/円の1分足と、

移動平均線の欠点を補ってくれるMACDを表示させます。

ハイローオーストラリアは「Turboスプレッド」「3分」の用意をします。

GMMAで見ると上昇トレンドですが、MACDは下がりかけています。

「上」のチャンスがあと1回、あるかないかのようです。

(このとき、MACDを重視して『上』を諦めて『下』のチャンスを待つ選択肢もありますが)

〇 GMMAを見ながらハイローオーストラリアをやってみる



ちなみに、1時間足だとGMMAで見て下降トレンドです。

「上」を買う予定ですが、深追いはできないかもしれません。

幸い、1時間足での一時的な戻りが起きているようで、

しばらく上に向かうかもしれません。

実際にトレードするためには、

GMMAチャートは1分足に切り替えて、押し目ができたら「上」を買うつもりです。

1分足では上昇トレンドでした。

「気を付けながら、最初は上を買ってみる」と決めました。

〇 どこまで突っ込んだらハイローオーストラリアで「上」が買えるか?



しばらく見ていると、ローソク足の陽線が出始めました。

この陽線の直前にできた1本のローソク足は、迷いを表す短いものでした。

この2本ぶん貯まったエネルギーに期待しましょう。

下がっていたMACDも止まったままでこれ以上は下がらないようです。

「どこまで下がったら上を買っていいんだろうか?」といつも悩みます。

この場合、以下の理由で

「これで下降は終わりだ」「そろそろ上昇に戻る」と判断しました。

・しばらくローソク足が長期群に触らず、価格は上がり続けていた。
・その後久しぶりにローソク足が長期群に触った。(めったに触らないので、まだ上の勢いがあると判断した)
・ローソク足は下に突っ込んだが、長期群の形は崩れず、30本EMAも再び上を向き始めた。


全体のエネルギーを一目でとらえることができるので、安心感がありますね。

「上」を買ってみましょう。

※ほかにもトレンドラインで判断することができます。

トレンドラインについては過去の記事も読んでみてください。(注1)(注2)(注3

〇 GMMAでのハイロートレード、結果は?



3分後、順調に上昇し勝利しました。

しかし、この後も何度も「上」を買うことができるでしょうか。

残念ながらいったん休むのが正解なようです。

理由を並べてみましょう。

・もともと1時間足では、下降トレンドだった。(上位の時間足に逆らうのは得策ではない)
・1分足のこの上昇トレンドでは、すでに2、3回、押し目買いのチャンスがあって、逃してしまっている。
(ひとつのトレンドには3回前後の押し目買い、戻り売りのチャンスがあります)
・MACDでは上昇トレンドの頂点から下がり始めていた。


案の定、その後数十分間はトレンドのない状態になってしまい、

トレードしづらくなりました。

ここは、いったん戦略を練り直すところです。

それでは、ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!

■■■■脚注■■■■

(注1)ラインの話3回目!使える「トレンドライン」2種を完全マスター!
(注2)トレンドライン応用編!何本もあるトレンドラインってどう引くの?
(注3)トレンドライン実践編とトレード日誌の書き方基本編

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